2018年5月頃より提供開始されましたのでその紹介となります。(β版については後述)
検索広告向け購買意向の強いユーザー層 (IMSA)とは
IMSAとは設定した各カテゴリごとの結果を確認でき、その結果をもとに入札単価を調整できる機能です。
※ β版ですがすべてのアカウントに設定可能
下記のように設定した任意のカテゴリのパフォーマンスを分析することが可能です。
導入メリット
- どのようなカテゴリのユーザーがコンバージョンに至っているのかを費用負担なく事前確認することが可能
- 今後、パフォーマンスに即したカテゴリごとの入札調整、ディスプレイや YouTube 広告でのターゲティングに活用することも可能
推奨設定
- 全ての検索/ショッピングキャンペーン単位で、関連性の高いと思われる購買意向の強いユーザー層のカテゴリを「モニタリング」で入札単価調整 0% で追加
- なるべく多くのカテゴリを追加することが望ましい
補足
- ポリシーセンシティブでリマーケティングリストが使用不可のアカウントでの導入も可能
- 予算が上がるような設定ではない
- IMSA は -90% から +900% まで、手動の個別入札単価調整が可能
- 自動入札のシグナルとしては β版の段階では考慮されない
現時点では自動入札には考慮されないという意味でβ版ということ。 - 設定方法はリマーケティングリストの追加と同様「オーディエンス」タブより導入
リマーケティングリストが使用不可のアカウントでも設定可能というのは興味深いですね…!
注意
- GoogleAdWords 従来管理画面からでは設定が不可
年内にも従来管理画面は使用できなくなりますので、従来管理画面に慣れ親しんでいる方もこの機会に移行してみてはいかがでしょうか。 - ターゲティングを設定しているキャンペーン/広告グループではモニタリングは併用不可
設定手順
①新管理画面より、「オーディエンス」タブを選択します。
②えんぴつのアイコンをクリックし、追加先キャンペーン (もしくは広告グループ) を選択
③「ターゲット設定」か「モニタリング」を選択 (推奨はモニタリング)
④「ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画」より任意のカテゴリを選択
設定は以上です。簡単ですね。
これで各カテゴリのパフォーマンスを確認することができます。
まとめ
今回は検索広告向け購買意向の強いユーザー層 (IMSA)の紹介をさせていただきました。
導入に費用がかかるものではなく設定も容易ですので、ぜひ多くのアカウントに導入してみてはいかがでしょうか。
自動入札も考慮され最適化が図られるようになると、より自動入札の精度も高まっていきそうですね。