こんにちは。今年も残すところあと10ヶ月、流れる時の早さに焦りを感じている今日この頃いかがお過ごしでしょうか。営業部の水野です。来たる2018年4月18日、Yahoo!プロモーション広告において広告掲載基準に大きく変更が加えられることをご存知でしょうか。
もともと1月25日に告知がされている為既に知っている方も多いかもしれませんが、今回の広告掲載基準変更ではもろに影響を受ける広告主様も多そうです。
したがって今回は、4月18日から施行予定のYahoo!プロモーション広告の広告掲載基準変更点について簡単にまとめてみます。
アフィリエイトサイトの広告掲載がより厳しくなる?
今回の広告掲載基準変更により、
- アフィリエイトサイトの広告の場合は「提携」等の文言を広告内に明記する
- アフィリエイトサイトの広告の場合は、訴求する商品名やサービス内容を広告内に明記する
などの、これまではアフィリエイトサイトだけに設けられていた掲載基準がごっそり削除されました。そのかわりに、
- アフィリエイトサイトに限らず、公式サイトではないのに「公式」等の文言を用いると掲載不可
- アフィリエイトサイトに限らず、訴求する商品名やサービス内容を伏せると掲載不可
など、アフィリエイトサイトに限らずどんな広告においてもユーザーに誤解を与えるような表現が見受けられるものは掲載不可ですよという掲載基準が追加されました。
「提携」などの文言を明記するという掲載基準が削除されたことで、アフィリエイトサイトに対する掲載基準は緩くなったかのように見えますが、決してそうではありません。公式アナウンスでは、「公式サイトを見れば一目瞭然で確認できる内容」のサイトは掲載不可となる旨が明記されています。
つまり、「○○航空のチケット予約方法!チケットを取りたい方はこちら!」というような内容のアフィリエイトサイト等は、公式サイト内でもチケットの予約方法が確認できる場合は「公式サイトを見れば一目瞭然で確認できる内容」のサイトである為掲載不可となります。
したがって、「そのサイトを介する必要が無いサイト」とみなされたアフィリエイトサイト等は掲載が難しくなりそうです。もちろんアフィリエイトサイトであっても、公式サイトに明記されていない有用な情報が記載されているサイトであればそこまで大きな問題ではないかと思います。
比較サイトやランキングサイトへの影響も?
今回の広告掲載基準変更においては、比較サイトやランキングサイトの広告掲載にも影響があるとされています。公式アナウンスによると、「内容が恣意的と判断される比較サイトやランキングサイトは掲載不可」となる旨が明記されているからです。
つまり、自分勝手な解釈で商品をランク付けしたり比較したりしているサイトは広告が掲載できませんよというわけです。
恣意的と判断される基準については
- ランキングの順位や並び順が固定されており、ユーザーが自ら選択した条件で絞込や並べ替えができないもの
とされています。要は、ランキングサイトや比較サイトであっても、ユーザーが自ら選択した条件で「並べ替え」や「絞り込み」ができるサイトであればセーフということのようです。
ランキングサイトや比較サイトを運用している方は、このあたりに気を付けながら運用を行っていくと良いでしょう。
「体験談」の記載がより厳しくなる?
今回の広告掲載基準の変更では、個人ブログやサイト内の「体験談の記載」が「正確性・信憑性に欠けるもの」として掲載不可の要因となる旨が記載されています。
現在でも健康食品や医療機関などの広告では体験談の記載は厳しく見られがちですが、今後はどの業界においても増々体験談の記載が厳しく見られるようになるかもしれません。
まとめ
今回の広告掲載基準の変更により、影響を受ける広告主様は少なくないと考えられます。とはいえ、これまであやふやだった部分がしっかりと明確になるということはより確実な情報をユーザーに届けるということに繋がるので、窮屈に感じるかもしれませんが決して悪いことではありません。
4月18日からの施行が予定されているということであと2ヶ月間あるので、残りの期間で今運用しているサイトや広告を改めて見直してもいいかもしれませんね。