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【Facebook広告】業界別ダイナミック広告について

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Hello, World.営業部の水野です。つい先日アメリカFacebook社が過去最高益となる売上を記録した一方で、若者のFacebook離れが深刻化してきている昨今ですが、そんなFacebookのニュースフィード上で過去に閲覧したことのある商品画像に追いかけられたことはありませんか?

これはFacebookのダイナミック広告という配信メニューによるものですが、そのダイナミック広告の中でも小売、旅行、不動産に特化した広告を配信できる「業界別ダイナミック広告」について今回は紹介していきます。

そもそも、Facebookダイナミック広告とは

そもそも「Facebookダイナミック広告」とは、Googleの動的リマーケティングのようにユーザーの過去の閲覧履歴に基づいて関連性の高い商品画像で訴求することができる、Facebook広告の配信メニューの一種です。

また、ユーザーの過去の商品閲覧履歴のみではなく、サイトに訪問したことの無いユーザーに対しても関連性の高い広告を表示させることができる為、新規ユーザー向けの配信メニューとしても効果的です。ダイナミック広告を配信するには、Facebookビジネスマネージャに製品カタログをアップロードしユーザーの閲覧履歴等を紐付ける必要がありますが、具体的な設定方法についてはヘルプを参照してください。

こちらのダイナミック広告ですが、単純にECサイトの閲覧履歴のある商品画像で追いかけるだけでなく、業界によってはそれぞれの業界に最適化された項目が特別に用意されており、その業界特有のデータフィードを活用することでユーザーの関連性を高め、より適切な広告配信が可能となっています。

業界別ダイナミック広告

Facebookの業界別ダイナミック広告では、今のところ3つの業界に対して特別な最適化が施されています。

小売業界向けダイナミック広告

小売業界向けダイナミック広告では、広告が表示されるユーザーに最も近い実店舗で利用・購入が可能な、各店舗ごとにカスタマイズされた商品情報を表示することができます。

画像参照元:Facebook Business 公式ヘルプ

これまでは全店舗において共通の商品カタログを利用していた為、広告では表示されていても、店舗によっては売り切れの商品が表示されてしまったり、最寄り店舗では価格の違う商品も表示されてしまったりと、どうしても実店舗との連動が行き届きにくくなってしまいがちでした。

小売業界向けダイナミック広告を利用することで、広告が表示されたユーザーに最も近い店舗において利用可能な商品を表示することが可能になります。地域毎の商品カタログと連動させることで、最寄り店舗で売り切れている商品に関しては、最寄り店舗周辺エリアのユーザーに対して広告が表示されないよう自動的に調整されます。
つまり、サイト上で何らかの商品を閲覧したとして、その商品が最寄り店舗で売り切れている、もしくは利用できない場合は自動的に広告が表示されなくなるよう自動的に調整されるということです。

不動産業界向けダイナミック広告

不動産業界向けダイナミック広告では、内装写真、住所、価格、空室状況など不動産専用のデータフィードを活用することで、ユーザーにとってより適切な内容の広告を届けられるというのが利点です。

また、過去の物件情報の閲覧履歴をもとに、ユーザーが閲覧した類似の不動産・類似希望価格帯に絞って広告を表示させることも可能です。

旅行業界向けダイナミック広告

旅行業界向けダイナミック広告では、予約期間、旅行日、旅行期間を指定してターゲット層を設定できたり、旅行日が過ぎた人や予約が完了している人を除外するというターゲティングが可能です。

画像参照元:Facebook Business 公式ヘルプ

旅行業界向けダイナミック広告は更に「ホテル」「目的地」「航空券」の3つのサービス形態を選択することが可能です。

それぞれの特徴としては、

  • ホテル:ホテルの空室状況を各ホテルや客室単位での宣伝が可能
  • 目的地:観光地としての宣伝が可能
  • 航空券:飛行機の空席状況を航路やスケジュール単位で宣伝が可能

となります。

例として「航空券」を選択すると、ユーザーが行きたいと思っているエリアや時期の空路の空き状況や運賃を掲載した広告を自動配信したりすることができます。

この旅行業界向けダイナミック広告、つい先日(10月30日)にアップデートが発表され、「幅広いターゲット層へのリーチ」「ソーシャルコンテキスト」「オーバーレイ表示」が追加されました。

  • 幅広いターゲット層へのリーチ

幅広いターゲット層へのリーチを利用することで、サイト未訪問のユーザーに対しても関連性の高い広告を自動配信することができるようになります。

旅行を計画している新規ユーザーに対してアプローチすることができそうです。

  • ソーシャルコンテキスト

旅行業界向けダイナミック広告の上部分に、「◯◯(友達名)、◯◯、◯◯はロンドンに行ったことがあります」というような表示がされるように設定することができます。

画像参照元:Facebook Business 公式ヘルプ

旅行好きなユーザーであれば、友達がとある旅行先へ行っていることを知れば興味喚起を促すことも可能かもしれません。

  • オーバーレイ表示

オーバーレイ表示を設定することで、画像上に価格や割引率などを記載することができるようになりました。

画像参照元:Facebook Business 公式ヘルプ

これにより、割引率などからよりユーザーにお得感を与えることができそうです。

まとめ

キメの細かいターゲティングが可能なFacebook広告ですが、ダイナミック広告に加えこういった業界に特化した広告メニューを利用できるのは、効率化という面でとても貴重な配信メニューと言えます。

現在は3つの業界に対してのみ特別メニューが用意されている状況ですが、これからさらに他の業界に特化したメニューが発表されるのが楽しみです。つい先日、Facebook広告で出身校や勤務先、役職のターゲティングができなくなったのは記憶に新しいですが、こういった各業界に特化したメニューを組むことで引き続き精度の高いターゲティングが行えそうですね。

今後も、Facebookダイナミック広告の動向に注目です。

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