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【Google AdWords】2017年Gmail広告に仕様変更があったらしい

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更新日:

こんにちは。荻野です!
最近は一段と冬らしくなってきてきましたね。
季節の変わり目で体調を崩されている方も多いのではないでしょうか?

今年も残すところ後1ヶ月なので、ラストスパートは元気に突っ走っていきましょう!

さて、最近Gmail広告で仕様変更がされたのはご存知ですか?
いままで、弊社でもあまりGmail広告についての記事は掲載してこなかったので、今回はGmail広告の簡単な概要と仕様変更についてご紹介したいと思います。
ご参考になりますと幸いです。

そもそもGmail広告って?

Gmail広告とは、Gmailの受信トレイ上部に表示される広告です。黄色の広告タブが目印です。
通常のメールと同様に折りたたまれた状態で表示され、開封するとメールのサイズに展開されます。



課金はメールを開封したタイミングで発生します。通常のメールに紛れた状態で広告が掲載されるので、ユーザーに広告という違和感を与えずに広告を見せることが可能です。

参照:AdWordsヘルプ

Gmail広告で設定できるターゲティング方法

Gmail広告で設定できるターゲティングはインタレスト、トピック、コンテンツターゲティング、リマーケティング、カスタマーマッチなど、ディスプレイ広告で設定できるほとんどのターゲティングを行うことができます。

余談ですが、AdWordsリニューアル版になってからGmail広告とTrueView広告でライフイベントというターゲティングもできるようになりました。引越し、結婚、大学卒業など、人生の節目に立つユーザーにアプローチをすることができます。ご参考までに。

注意点

広告の配信上で注意したいのが下記2点です。

  • 広告はプロモーションタブにのみに掲載される
  • ビジネス向けGmailアカウントにはGmail広告は掲載されない

Gmail広告を検討している場合は、上記内容を考慮して配信してみてください。

設定方法等は弊社過去記事をご確認ください。

Gmail広告の仕様変更

最近Gmail上でユーザ情報(興味関心)などのデータの取得方法が変更されました。変更前と変更後の仕様について下記ご確認ください。

変更前

Gmailの受信トレイ内に含まれるメッセージの内容に基づいて、ユーザ情報(興味関心)の取得を行なっていました。メールの中の情報はユーザの興味関心情報としては信頼性が高いものであるといえるので、メール内情報を基にしたユーザの興味関心の特定はとても役に立つものでした。

変更後

受信トレイ内のメッセージに含まれる内容からユーザー情報(興味関心)を取得する事ができなくなってしまいました。プライバイシーなどの問題によりGoogleによるメール内容のスキャンが停止されたため、今回のような変更が行われたようです。詳しくは以下の記事をご確認ください。

Google公式ブログ:パーソナライズ広告のためのメールスキャンを停止

上記の様な変更があって、個人的に1番影響を受けるといえるのが、『Gmail内の文字列などを基にターゲティングする,コンテンツターゲティングによるGmail広告配信』だと考えられます。

例:かつてはGmailで「京都への旅行」について友人とやり取りしているユーザーに対して、Gmail上に「京都への旅行なら観光会社の○○まで」のような広告を出すことができました。しかし、この仕様変更で『Gmailで「京都への旅行」について友人とやり取りしていた』というデータを基には広告を出すことができなくなりました。

そして、Gmail広告の中でもターゲティング方法としてとてもユニークで効果的だった「ドメインターゲティング」も使用できなくなりました。。。

ドメインターゲティングの廃止

上記の変更によって一番痛手なのが、ドメインターゲティングができなくなったことです。以下、AdWordsヘルプからの引用です。

Gmail 広告では今年後半から、広告のカスタマイズでユーザー作成 Gmail コンテンツが使われなくなります。Gmail キャンペーンでドメイン ターゲティングを使用している場合は、今後も引き続き広告を掲載できるように、ドメイン ターゲティングをキーワード ターゲティングに置き換えてください。
※出典:AdWordsヘルプ

ドメインターゲティングとは?

ドメインターゲティングとは、コンテンツターゲティングでキーワードにドメイン名を設定すれば、指定したドメインが送受信に含まれているユーザーメール内容に設定したドメインを含んでいるユーザーに向けて広告を配信することができるGmail広告ならではのターゲティングです。

そのため『mail-magazine@hogehoge.com』のように競合が発行するメルマガアドレスなどを指定することで、競合の商品やサービスに興味があるユーザーへアプローチすることができました。しかし、今回の仕様変更でこのターゲティングが難しくなってしまいました。

今後はGmail広告のコンテンツターゲティングで『.com』『.co.jp』などのドメインやアドレスを含むキーワードを登録した場合、広告の配信がされなくなってしまうようなので、現在設定されている広告主様はご注意ください。

打開策

Gmail広告で上記のようなアプローチを続けていきたい場合は、先述のAdWordsヘルプからの引用にあるとおり、コンテンツターゲティングでキーワードに競合名を設定すれば、今までのドメインターゲティングに似たような形式で配信を行うことが可能です。

(例)
×設定できない:maga@quartet-communications.com
○設定できる:カルテットコミュニケーションズ、カルテットメルマガ など

ただ、検索履歴やYouTubeの視聴履歴に基づいたターゲティングになってしまうため、ユーザーのメール内容に基づいたターゲティングに比べると大枠でのターゲティングになってしまうかもしれませんが、試してみるのもありだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
最近ではプライバシーの問題でFacebookも役職や学歴、学校名などのターゲティングができなくなってしまいましたね。今後もこのようなユーザーのプライバシーを守るための仕様変更が多々あるかと思いますので、臨機応変に対応していこうと思います。

以上、荻野でした。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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