Yahoo! JAPANのリスティング広告を扱う広告代理店の認定制度というものがあるのですが、実は2017年4月より制度が刷新されました。ここに書いて良いことを中心に、少しだけ解説します。
そもそも今まではどうだったの?
Yahoo! JAPANの代理店は数多くおり、サイトで確認できる正式な代理店は550社以上(2017年4月現在)です。Yahoo! JAPANはその中でも実績のある代理店に特定の称号を与えてきました。
overture(オーバーチュア時代)
この言葉だけで、懐かしいと思う方は業界歴10年近くある方ですね笑。この頃は推奨認定代理店、認定代理店、契約代理店、オンライン代理店、というようなランク付けでした。
おそらく、2009年にovertureが「Yahoo!リスティング広告」という名前に刷新された頃までの制度だったかと思います。
Yahoo!リスティング広告に刷新されて以降
「Yahoo!リスティング広告」に名称を変え、その後「Yahoo!プロモーション広告」に名称を変更して現在に至るわけですが、この間は長らく星(スター)制度が存在していました。
最終的には、星なしの代理店、1つ星~5つ星の6段階で構成されていました。星の多い代理店ほど実績があるという分かりやすい制度でした。ロゴは今まで何度もコロコロ変わりましたが、つい数日前まで使われていたものなので、見覚えあるものもありますよね。
で、今回はどうなったの?
2017年4月以降は星ではなく、実績のある代理店は認定パートナーとして下記のような名称に変わりました。
通常のパートナー(下段右側)、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの5段階の構成に変わっています。
特別認定パートナーについて
さらに今回より、認定パートナーとは別に特別認定パートナーと言うものも設けられました。
公式サイトによると
専門性が必要となるマーケティング手法・広告運用、または各地域において、独自の強みを持つと認められた「特別認定パートナー」がマーケティング活動を支援します。
という意味合いのパートナーで、下記の4ジャンルがあります。
データコンサルティングパートナー
データを活用したマーケティングに関する知識と運用実績が一定の基準以上であると認定されたパートナーです。
コンテンツマーケティングパートナー
コンテンツマーケティングに関する知見があり、運用品質が一定の基準以上であると認定されたパートナーです。
マーケットデベロップメントパートナー
少額予算の広告主向けのサービスにおいて、実績と品質が一定の基準以上であると認定されたパートナーです。 少額予算の広告運用に必要な独自のノウハウと体制の両方を有しています。
エリアデベロップメントパートナー
各地域における提案・受注実績や事例が豊富で、実績と品質が一定の基準以上であると認定されたパートナーです。
認定パートナーとは別に、これらの特別認定パートナー制度があることで、ゴールド&データコンサルティングパートナーなど、複数の認定を持つ代理店もいます。
まとめ
昔は検索連動型広告くらいしか主力商品がなく、それをいかに売るかというところが重要視されていたので星(スター)制度のような一つのパターンでの評価しか無かったのだと推察します。
ですが、Yahoo! JAPANとしても多岐に渡る広告商品を擁するようになり、世の中のデバイスや広告や広告主、人の行動も多様化し、一つの尺度だけではなくいろいろな角度の専門性を持つ代理店を育てる必要がある、というところが今回の特定認定パートナーに表れているような気がしました。
我々自身は、シルバー&マーケットデベロップメントパートナー&エリアデベロップメントパートナーになります。
Yahoo! JAPANさんの期待に応えられるように、我々にしかできないことをとことんお客様にご提供していければと思う次第です。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
認定パートナーについて:https://marketing.yahoo.co.jp/agency/ad/certified_partner.html
特別認定パートナーについて:https://marketing.yahoo.co.jp/agency/ad/data.html