今年も残すところあと半月。皆様いかがお過ごしでしょうか?
年末の入稿期限は思いの外早いので、要注意ですね。
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AdWordsのRLSA(検索広告向けリマーケティング リスト)がキャンペーン単位で設定可能に
さてさて、早速ですが、AdWordsでのRLSA設定が、キャンペーン単位で可能となりました。
これまで、リマーケティングリストの除外設定はキャンペーン単位でも可能でしたが、適用に関しては広告グループ単位でしかできませんでした。RLSAを利用する場合は、キャンペーン単位でRLSAに適用するもの・適用しないものとで分けて配信する機会が個人的には多いので、またAdWordsは便利になったな、という印象です。広告グループ単位では一つ一つ設定する必要があり、手間がかかります。また、数が多いとそれだけ抜け漏れも生じやすいです。簡単に管理できるほうが嬉しいですね。
設定方法
リマーケティングリストを適用したいキャンペーンを選択します。
キャンペーン選択後、適用したいリマーケティングリストを選択し、保存します。
このとき、リスト内のユーザー数は1,000件以上必要という点に留意してください。
留意点: Google 検索ネットワークでリマーケティング リストを使用できるようになるのは、リストに 1,000 件以上の Cookie が記録されてからになります。これは、ユーザーのプライバシーを保護するためです。(出典:検索広告向けリマーケティング リストの概要(AdWords ヘルプ))
また、適用範囲を「掲載先の絞り込みと入札単価」を選択することにより、リマーケティングリストにいるユーザーに限定した配信が可能です。反対に、「入札単価のみ」を選択した場合、リマーケティングリストにいないユーザーにも配信されるため、注意が必要です。
補足情報
リストの適用は、キャンペーンか広告グループのいずれか
キャンペーンにリマーケティングリストを適用したいとき、すでに広告グループにリマーケティングリストを設定している場合、注意が表示され、設定できません。素直に広告グループからリストを外しましょう。
リマーケティングリストの除外を用いる場合
キャンペーンからユーザーリストの除外を実施する場合、以下のようなパターンがあるかと思います。
ⅰ. CVユーザーへの配信を除外する
ⅱ. 配信したくないユーザーリストを除外する
ⅰの場合、CVユーザーに対するアプローチが不要な場合、かつCVユーザーの数が膨大であれば設定することで不要なクリックを避けることができます。
ⅱの場合、配信したくないユーザーリストに該当するユーザーを除外できます。例えば、通常キャンペーンからRLSAに適用しているリストを省くことで、通常キャンペーンにはRLSA配信に該当するユーザーの流入を防ぐことができます。
顧客のメールリストを用いた配信も可能
リマーケティングリストと同じように、メールリストを用いた配信および除外も可能です。
会員に向けの、限定的なアプローチ(例えばセールやイベント等)にも利用できますね。
カスタマーマッチについて(AdWords ヘルプ)
まとめ
冒頭に書いたように、これまでの広告グループ単位からキャンペーン単位の管理になることで、管理が楽になりました。最近のAdWordsのアップデートの本当に早い印象です。知らないことはそのままリスクになるので、使いこなしていきたいですね。