Yahoo!スポンサードサーチで、2016年4月より”アドバンスドURLシステム”という便利機能が提供されます。
調べてみると運用者の方に特に便利な機能でしたので、ご紹介したいと思います。
アドバンスドURLシステムとは
1つの広告に対して設定するURLを”最終リンク先URL”、”スマートフォン向けURL”、”トラッキングURL”、”カスタムパラメータ”の4つに分割して管理をする仕組みです。
どんなことができるのか
従来は1つの広告に対して”表示URL”と”リンク先URL”のみ設定できました。アドバンスドURLでは”リンク先URL”に代わって上述の4つが設定できるようになりました。
PC用のURLとスマートフォン用のURLが違う場合、今までは同じ広告文を持つ広告Aと広告Bを入稿し、それぞれのリンク先URLを”PC用”と”スマートフォン用”で変えていましたが、アドバンスドURLでは”PC用URL”(最終リンク先URL)と”スマートフォン用URL”(スマートフォン向けURL)をリンク先として持つ広告Cを1つ入稿するだけ済みます。
また、現時点では広告単位で”スマートフォン優先”を設定できますが、アドバンスドURLに移行後は自動的に設定内容が引き継がれるそうです。
また、広告効果測定ツールなどを利用して、クリック情報などの広告効果をトラッキング(追跡)する場合は、広告効果測定用のURLを「トラッキングURL」に設定します。
リンク先情報やトラッキング情報を管理する際は広告より上位の階層でも設定することもできます。トラッキングURLは全キャンペーンで同一とし、カスタムパラメータは広告グループ単位で指定したい場合などに役立ちます。
広告グループ毎にパラメータが違っているアカウントであれば、広告グループ内の広告のパラメータを1つ1つすべて変える必要はなく、広告グループ単位でパラメータを変更できるので、工数削減に繋がります。
各階層で設定可能なリンク先情報やトラッキング情報などの項目は以下のようになります。
上位の階層で設定した内容は下位の階層にも設定が反映されますが、下位の階層に設定されている内容は、上位で設定されている内容よりも優先されます。
上の写真のキーワード枠に入っている”最終リンク先URL””スマートフォン向けURL””トラッキングURL””カスタムパラメータ”はキーワード単位で設定できるわけではなく、キーワード以外の階層で設定された内容がキーワードにも反映されるといった意味になります。
注意点
1つの広告に複数のURLを指定できるようになるため、”表示URL”、”最終リンク先URL”、”スマートフォン向けURL”のドメインの一致が必須となります。PC用URLとスマートフォン用URLのドメインが別の場合は、同一広告で入稿できませんのでご注意ください。
まとめ
今回のように、工数削減につながる機能追加は運用者にとってとても助かります。工数が削減されたことによって発生した時間をアカウントの分析や改善策を考える時間に使いたいですね。
スポンサードサーチ:「アドバンスドURLシステム」のご紹介
http://topics.marketing.yahoo.co.jp/ss/advanced-url/top.html