こんにちは!黒川です!昨今、リマーケティングは、「なんでリマケしないの?」と言われるくらい一般化し、リスティング広告では必須のような形になっていますね!しかし、最近は、リマーケティングリスト収集への制限が厳しくなったように感じました。そこで、具体的になにが制限されるようになったのか、というところからお話させて頂こうかと思います。
※本記事は、”注意喚起”という意味合いで記載しておりますので、必ずしもすべてのパターン、ケースに当てはまるわけではございません。こちらご了承頂けますようお願い申し上げます。
事例紹介
今回、リマーケティングリストの収集が制限されていた実際の事例をご紹介しながら、説明して参ります。
- アカウント情報
商材:ダイエット商品などの美容・健康食品
上のキャプチャのように、「ダイエット商品ページ」のURL指定が、「ポリシー違反のため無効化」という形で制限され、このリストでは配信ができなくなっています!
いったいどんなポリシーに引っかかったのでしょうか…?
ポリシー違反の要因
今回、ポリシー違反になってしまった理由をヘルプセンターに問い合わせてみました!
その結果、人にとってデリケートと考えられる情報を利用する場合⇒該当ページのURL等をリストトリガーに使用することはできない。との理由であったことが判明しました。
「デリケートな情報」ってなんなんだろう…?と思ったので、更に調査を進めますと、「デリケートな情報」=「コンプレックス」のこと。と考えるととてもわかりやすく原因が判別できます!
つまり・・・《本事例の場合》「ダイエット食品に興味があるユーザーを切り分けて配信したい!」
→「体型にコンプレックスを持っている」情報を利用するのでNG!という形でポリシー違反が適応された、ということです。
「コンプレックス」でポリシー違反してしまう主なケース
では、今回のように「コンプレックス」を特定して情報を使用するとして、ポリシー違反になり得るケース(商材)をいくつかご紹介致します。(以下、私の主観です。)
- 美容系・医療系
今回の事例から、「美容系」・「医療系」の商材は「コンプレックス」を特定する可能性が高いことがわかりました。例えば…「小顔ローラー」「育毛剤」
⇒身体的な要因のコンプレックスがあるのでは・・・
ということになると、リマケリストがポリシー違反になる可能性が…。 - 個人の財産に関わるもの
「個人の財産に関わるもの」…とはなんでしょうか?
具体的には、「借金」「借り入れローン」
⇒金銭的なコンプレックスという判断になる場合は違反になる可能性が…。
まとめ
如何でしたでしょうか。今回は、お客様にリマーケティングを提案する前に、「この商材はポリシー違反に引っかかる恐れがあるのでは…?」と、一度考える必要がありますよ!ということでこの記事を書きました。
それにあたり調査した結果、「コンプレックス」という観点で考える事で該当有無が事前に判断しやすいという結論に至りました。ユーザーのコンプレックスを特定してしまうような商材を取り扱われている際は、ご注意くださいませ。
追記:
ただ、別件では、「デフォルトリスト」がポリシー違反になったり、「来訪期間での切り分け」でポリシー違反になってしまうこともありました。つまり、”場合による”時がございますので、あくまでも参考程度として受け取って頂けますと幸いです。ポリシー違反になった際はサポートセンターへの問い合わせをお勧め致します。その他、「コンプレックス」ではくくれないようなポリシー違反の項目が、
ヘルプページに記載されていますので、合わせて一読されるとよろしいかと思います。
https://support.google.com/adwordspolicy/answer/143465?hl=ja
以上、黒川でした。