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API?なにそれ?美味しいの?【リスティング広告】

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API?なにそれ?美味しいの?【リスティング広告】

みなさんこんにちは。突然ですが、

「○○○をAPIで接続して☓☓☓で自動化して~~」

みたいなフレーズを聞いたことありませんか?もしくは、なんとなくAPIというフレーズを使っているということはありませんか?

今日は知ってるようで知ってない?かもしれないAPIについての話をしようと思います。

APIとは

APIとは、Application Programing Interfaceの略で、プラットフォーム(スポンサードサーチ、YDN、AdWordsなど)をアプリケーション(自前のツールなど)で操作するための機能のことです。

※APIの基礎知識については過去記事を参照頂きたいと思います。

リスティング広告においてのAPI活用とは、通常は媒体の管理画面経由で入札価格の変更や、広告文の差し替え、レポート出力等を手動で行わなくてはならないところ、APIを使うことにより外部アプリケーションから管理画面を経由せずに直接操作できるということです。

ちなみに「外部アプリケーション」のことを「サードパーティ製品」と言ったりします。

また、Yahoo!プロモーション広告、GoogleAdWords共にAPIを利用するためには申請が必要になります。※Yahooは審査が非常に厳しかったりしますので注意です。

>>Yahoo!プロモーション広告デベロッパープログラム
>>AdWords API

APIで何ができるの?

APIを使ってアプリケーションを開発するのはプログラマさんの仕事領域だと思います。しかし、プログラマさんに何をアプリケーション化して欲しいのかは運用者からアイデアを伝えなくてはなりません。そのためにも我々運用者がAPIを使って何ができるのかをなんとなくでも理解しておかなくては話が進みません。

では何ができるのか?

ものすごく簡単に言うと、媒体管理画面でできることはほぼAPIでできると思って頂いて結構かと。

厳密には、スポンサードサーチ/YDN/AdWordsについては、管理画面でできることがほぼ全てカバーできるようなAPIを媒体側が提供してくれています

逆に言うと、APIを提供してくれていなければ何もできないということですね。例えば、AdWordsの動画広告については現状APIが提供されていません。つまり何もできません。

ただ、APIは各社バージョンアップを繰り返しているのでいつか対応してくれるはず?です。

もっと詳しく知りたいと言う方は以下のガイドを参照して下さい。

>>スポンサードサーチ APIリファレンス
>>YDN APIリファレンス
>>AdWordsAPI デベロッパーガイド

※基本的にプログラマ向けに書かれたガイドなので非プログラマにとっては非常に難解ですが、よくよく読んでみるとなんとなく意味はわかると思います。

 リスティング広告運用へのAPI活用

管理画面でできることはAPIでできる。これってスゴイことだと思いません?

日々の運用を効率化するために、管理画面、バルクシート、エディターをフル活用していると思いますが、内容によっては自前のアプリケーションで自動化できるかもしれませんよ。

例えば、TVCMに連動した特定キャンペーンのオン・オフ設定をするためには、手動or媒体の曜日スケジュール機能や開始日・終了日設定を組み合わせて対応していると思いますが、正直あらゆるケースに対応できるわけではありませんよね?キャンペーンをオフにするためだけに土日・夜間に一瞬だけ管理画面にログインして対応しなくてはいけなかったりとかありませんか?

APIを使えばこんな悩みとはおさらばです。カレンダーから指定の日時を選択してオン・オフをしてくれるアプリケーションを作れば良いのです。

もう一つ例です。クライアントが保有している在庫情報に連動して、在庫がなくなったら広告をオフにするといったことも、APIに連動するアプリケーションを作れば運用者がわざわざクライアントから連絡を受けて手動でオフにするなんてことはしなくても良くなります。

上2つは運用実務的な内容をAPIで解決するというアプローチですが、アイデア次第ではレポートデータを自動で取得し複雑な運用ロジックを適用し分析した結果を元に自動的にアカウント調整を行うなんてアプリケーションも作れます。

また、自前で開発をしなくてもサードパーティ製のツールも多数あるので、自身にとって効果的なツールを取捨選択していくのもアリですね。

サードパーティ製ツールの導入には当然コストがかかります。自前のアプリケーション開発には仕様次第ではありますがさらにコストがかかりますし、リスティング広告のAPIを理解して開発できるベンダーは多くはないのでそれなりの金額を用意しなくてはなりません。

サードパーティ製ツールの導入でも、自前でシステムを構築する場合でも、かけるコストと得られるリターンを良く検討する必要がありますね。

リターンを評価する方法として最もポピュラーなのはコスト削減だと思います。
ツールの導入で現在の工数を○○時間削減できる見込みがあって、工数の時間単価が○○円で、○ヶ月でペイする、といった考え方ですね。
それ以外にも、成果が○○%上昇見込みがるため利益ベースで月間○○円上昇し、○ヶ月でペイ、といった考え方もありますが、こちらは不確実性も多数含むため、より厳密な検討が必要かと。

まとめ

もう一度言いますが、管理画面でできることはほぼAPIでできます
我々運用者の日々の業務の中でAPIを使って効率化できることはたくさんあるのではないでしょうか?

現状は媒体側が用意している機能やオプティマイザー機能等を使っての運用が主流ですが、APIをもっと多くの代理店やインハウス運用者が使いこなせるようになるとリスティング広告運用者の仕事内容は手を動かす実務中心ではなく、頭を使う頭脳労働中心にシフトしていくのではないでしょうか。

頭脳労働とはAPIを活用することだ!というわけではモチロンありませんがテクノロジーも適宜使いこなせる運用者になれると、人材としての希少性は確実に高まります。より高みを目指して頑張っていきましょう!

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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