ユーザーの反応が数値で確認できるimp(インプレッション数)は、広告を運用していく上で欠かせない指標の一つです。
知っているようで知らないことも多いimpについて、一度おさらいしておきましょう。
本記事では、Google広告やYahoo!広告におけるimp(インプレッション数)についてご紹介します。
imp(インプレッション数)とは?
imp(インプレッション数)とは、主にWeb広告が表示された回数を表す数値や指標を指します。
「Impressions」は「印象」や「痕跡」を意味する言葉で「imp」と略されることも多く、日本においては「インプレッション数」や「インプレッション」と呼ばれています。
imp(インプレッション数)は、Web広告運用において重要なKPI(中間指標)としても活用される数値です。
出稿した広告がどれほど人の目に触れたのか計測されるため、impを上げれば認知度の向上につながります。
一方、impでは表示された回数のみの計測になるため、ユーザーの反応などは反映されない点がデメリットになります。
広告が1回表示されると「1imp」と数えますが、これがimpのカウントルールとなります。よって、ページ内に同じ広告が2か所表示された場合は「2imp」とカウントするのが基本です。
また、広告媒体によって1impとしてカウントされるタイミングが異なります。
Google広告やYahoo!広告などにおけるimp(インプレッション数)
impは、さまざまな広告媒体において集客の分析や指標として使われています。
中でも、Google広告やYahoo!広告などでimp(インプレッション数)を数値として使用している媒体は、主に以下の3つです。
- リスティング広告やディスプレイ広告
- 自然検索結果
- Googleビジネスプロフィール
それぞれ詳しく解説していきます。
リスティング広告やディスプレイ広告
一般的に「imp」という言葉は、リスティング広告やディスプレイ広告を出稿することができるGoogle広告やYahoo!広告などの広告媒体にて使用されています。
Yahoo!広告では管理画面にそのまま「インプレッション数」として表示され、Google広告では「表示回数」と記載されている項目がインプレッション数になります。
1impとしてカウントされるのは、どちらにおいてもユーザーが開いたページのどこかで広告が表示(または読み込み)された時点です。また、広告が1,000回表示されるごとに課金される「インプレッション課金(CPM課金)方式」の利用もできます。
自然検索結果
Googleのアクセス解析ツール、サーチコンソールの「表示回数」もインプレッションとして分類されています。
表示回数とは、自然検索結果上にWebページへのリンクが表示された回数を意味しており、主に「Google検索」や「Discover」、または「ニュース」などが対象媒体です。
ユーザーがスクロールや更新を行い、リンクが見える状態になったタイミングでカウントされます。
Googleビジネスプロフィール
ユーザーがGoogleビジネスプロフィール画面を表示した回数をインプレッション数とする場合もあります。
Googleビジネスプロフィールのインサイトで「検索での表示回数」や「マップでの表示回数」として表示されている数値が該当します。
まとめ
今回は、Google広告やYahoo!広告におけるimp(インプレッション数)についてご紹介しました。
impについて知っておくことで、広告に対しての効果的な活用が可能になります。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。