【Google広告】デマンドジェネレーション広告へのアップグレード方法と効果を解説

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Google広告 デマンドジェネレーションキャンペーン

Google広告の動画キャンペーンで使われていたVAC(動画アクションキャンペーン)は、2023年後半から順次、デマンドジェネレーション広告へ移行されています。

このアップグレードにより広告運用の可能性は広がりますが、「結局、何がどう変わったか?」「移行後の設定はどうすればいいのか?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、VACとデマンドジェネレーション広告の違い、アップグレード方法、そして移行後にチェックすべきポイントをを解説します。

VACとデマンドジェネレーション広告の違いとは?

まずは、VAC(旧)とデマンドジェネレーション広告(新)の主な違いを見てみましょう。

項目VAC(旧)デマンドジェネレーション広告(新)
配信面YouTube
Google 動画パートナー
YouTube
Google 動画パートナー
Discover
Gmail
広告形式動画広告動画広告
画像広告
カルーセル広告
ターゲティングカスタムセグメント、リマーケティングが中心カスタムセグメント、類似セグメント(Lookalike)、拡張セグメントに対応
目的コンバージョン獲得に特化コンバージョン+認知・検討層も狙える

デマンドジェネレーション広告は、VACのターゲティング機能を引き継ぎつつ、AIを活用して自動的に新しい見込み客を発見する機能が強化されている点が大きな違いです。

これにより、コンバージョンを最大化しつつ、同時にブランドの認知度を高めるという、より幅広いマーケティング目標に対応できるようになっています。

アップグレードの手順と注意点

2025年7月以降、残っていたすべてのVACキャンペーンはデマンドジェネレーション広告へと自動的に移行されました。

ただし、Googleは手動による移行を強く推奨しています。

ここでは、手動アップグレードの手順と注意点を紹介します。

アップグレードの流れ(基本ステップ)

  1. Google広告管理画面にログイン
  2. 既にアップグレード済みのキャンペーンの設定を確認
  3. 既存のキャンペーンをコピー&ペーストで作成
  4. クリエイティブやターゲティングを確認・編集
  5. 審査を経て配信開始

アップグレード後の注意点

旧VACキャンペーンは残るため、比較・検証が可能です。

新規で作成したキャンペーンと、自動移行されたキャンペーンのどちらのパフォーマンスが良いか比較・検証することで、最適な運用方法を見つけられます。

不要なキャンペーンは停止して、予算が分散しないように注意しましょう。

移行時のチェックポイント

移行後にチェックすべき主なポイントは以下の通りです。

  • 画像素材の追加と最適化
    動画だけでなく画像も使えるため、レスポンシブ用の静止画を準備しておきましょう。
  • ブランドセーフティ設定の再確認
    配信面がGoogleの複数サービスに広がるため、意図しない掲載先に広告が表示されないよう、ブランドセーフティ設定を見直すと安心です。
  • 学習期間の確保とパフォーマンスの観察
    機械学習に基づいて最適化されるため、配信開始直後はパフォーマンスが安定しないことがあります。最低でも数日~1週間程度は様子を見てAIに学習させる期間を確保しましょう。

まとめ

Google広告 デマンドジェネレーションキャンペーン

VACキャンペーンからデマンドジェネレーション広告への移行は、単なるアップデートではなく、広告運用の可能性を大きく広げるチャンスです。

自動アップグレードは完了していますが、この記事で解説したステップに沿ってアップグレード後のキャンペーンを見直すことで、デマンドジェネレーション広告の特性を最大限に活かすことができます。

ぜひ、この機会を活かして、今後の広告パフォーマンスをさらに向上させていきましょう。

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また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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