Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)で、2025年7月に新たなアップデートが実施されました。
スマートフォン版ブランドパネル(SPBP)枠に、「1:1比率のレスポンシブ広告(画像)」が配信可能となり、クリエイティブ運用の柔軟性が大きく広がっています。
この記事では、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)のSPBP枠の概要と、今回の変更による影響、そして活用ポイントを解説します。
スマートフォン版ブランドパネル(SPBP)枠とは?
Yahoo! JAPANアプリやYahoo!ニュースアプリのトップ画面上部に表示されるSPBP枠は、高い視認性と訴求力を持つプレミアムな広告枠です。
ユーザーの目に自然に留まるため、ブランド認知やキャンペーン告知に高い効果を発揮します。
新たに「1:1比率のレスポンシブ」が配信可能に!

ネル枠へ配信可能なレスポンシブ広告(画像)
の広告タイプ追加
これまでのスマートフォン版ブランドパネル枠では、1.91:1の横長バナーなど特定のクリエイティブ比率が必要でした。
しかし、今回のアップデートで「1:1(正方形)比率」のレスポンシブ広告も配信可能になりました。
これにより、以下のようなメリットが生まれます。
主なメリット
- 1:1クリエイティブの再利用が可能
SNS広告(InstagramやTikTokなど)と共通の比率のため、同じ素材を複数チャネルで展開可能。 - 制作負荷の軽減
媒体ごとのサイズ調整が不要になり、制作にかかる時間やコストを削減。 - 自然なレイアウトで高い視認性を実現
正方形クリエイティブはスマホ画面に自然に収まりやすく、より効果的な訴求が可能。 - レスポンシブ対応で表示最適化
テキストやロゴも含めた動的な最適化により、ユーザーの環境に合わせた最適な見せ方が可能。
ブランド訴求やキャンペーンに活用を
今回のアップデートにより、SPBP枠はキャンペーンの認知拡大や新商品リリース時に、さらに強力なツールとなります。
従来よりも柔軟な運用が可能になったことで、複数媒体を横断した統一ブランディング戦略を組みやすくなりました。
たとえば、1つの広告キャンペーンで、「動画+1:1静止画+レスポンシブ構成」のように、複数のフォーマットを組み合わせた配信も可能なため、より多角的なアプローチで効果検証の幅を広げられるでしょう。
配信における注意点
新しい1:1レスポンシブ広告は、すべての広告枠で配信されるわけではなく、「SPBP枠の一部の面」が対象となります。
また、入札戦略や配信設定によっては、準備したフォーマットが表示されないケースもあります。
必ず配信結果を確認し、運用の微調整を行いましょう。
まとめ
今回のアップデートで、YDAでもSNS広告などで主流の1:1比率クリエイティブをそのまま活用できるようになりました。
これは、広告運用の大きな進化です。
これまで手間がかかっていたフォーマット変換や再デザインが不要になることで、広告制作・運用の効率化とパフォーマンス向上の両立が実現可能になります。
これからのキャンペーンは、SPBP枠での1:1活用を前提にした設計を取り入れてみてはいかがでしょうか?