マーケティング施策における「ペルソナ」をご存知でしょうか?
ペルソナとは属性や価値観など、さまざまな情報を基に設定された顧客像のことで、設定するとユーザーニーズの理解やマーケティング戦略などに役立ちます。
本記事では、ペルソナを設定するメリットと方法を紹介します。
ペルソナとは
マーケティングにおけるペルソナとは、自社の商品・サービスの利用者となる顧客像のことです。
ペルソナはターゲットよりも具体的な人物像で、年齢や性別だけでなく、属性や価値観、趣味、ライフスタイルなどの情報をもとに実在の人物であるかのように想定されます。
ペルソナを設定するメリット
ペルソナを設定するメリットは、以下の3つです。
- ユーザーのニーズ・課題を理解できる
- マーケティング戦略に役立つ
- 社内での共通認識につながる
それぞれ解説します。
ユーザーのニーズ・課題を理解できる
ペルソナの設定には、さまざまなユーザー情報が不可欠です。
自社の商品・サービスを利用するユーザーの属性や価値観、趣味、なぜ商品購入に至ったかなどのあらゆる項目を調べ、想定しなくてはなりません。
そのため、ユーザーのニーズや課題を調査することで、ユーザーに対する理解を深められます。
マーケティング戦略に役立つ
詳細なペルソナを設定すると、ユーザーの属性やニーズが明確に見えてきます。
趣味やライフスタイルなど、ペルソナから読み取れる情報を考慮すれば、マーケティング戦略に役立つアプローチが見つかるかもしれません。
社内での共通認識につながる
商品・サービスに携わる担当者間でペルソナを共有すると、共通の認識を持つことができます。
明確な顧客像を共通認識でき、円滑にマーケティング施策を行います。
ペルソナの設定方法
ペルソナの設定方法は、以下の3つです。
- ターゲットユーザーのデータ収集
- データをもとに人物像をまとめる
- BtoBでは企業像も作成
それぞれ解説します。
ターゲットユーザーのデータ収集
ペルソナの設定には、ターゲットユーザーの情報収集が必要です。
自社の商品・サービスを利用しているユーザーの年齢、居住地、職業、年収、よく利用するWebサイトやアプリなどの基本データを収集しましょう。
さらに詳細な人物像を作るために、アンケートやインタビュー、SNSを活用して、家族構成、趣味、好きなブランド、休日の過ごし方など、ライフスタイルに関する情報も集めます。
データをもとに人物像をまとめる
データをもとに人物像をまとめます。
年齢や性別といった属性はもちろん、趣味や悩み、行動パターンなども具体的に設定することがポイントです。
架空の人物名を付けて、イメージを明確にするのも効果的です。
BtoBでは企業像も作成
BtoBのペルソナでは、企業情報を収集し、設定します。
収集すべきは、業界、売上、従業員数などの基本データや、経営課題、ニーズなどのより詳細な企業情報です。
まとめ
ペルソナを設定するメリットと方法をご紹介しました。
ペルソナを設定すると、ニーズや課題の理解や共通認識に役立ち、効果的なマーケティング施策につながります。
ぜひ、今後の広告運用にご活用ください。