APIとは、異なるサービス間で機能を連携させる仕組みのことです。
Yahoo!広告 APIを利用すると、検索広告とディスプレイ広告の運用を効率化できます。
今回の記事では、Yahoo!広告 APIについて解説し、特徴や利用手順をご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
Yahoo!広告 APIとは
APIは「Application Programming Interface」の略称であり、異なるサービス間でソフトウェアやアプリケーションの機能を連携させるための仕組みです。
Yahoo!広告 APIは、このようなAPIの一種であり、これを活用することで検索広告とディスプレイ広告の運用の効率化・最適化が図れます。
たとえば、複数のアカウントの一元管理や大量のキャンペーンと広告の一括入稿が可能となり、運用の効率が大幅に向上します。
さらに、APIを用いて運用ツールやパフォーマンスレポートの可視化ツールなど、さまざまなアプリケーションの開発が可能です。
また、開発したアプリケーションの第三者への提供もできるため、業務の拡張や新たな収益源の確保にもつながります。
Yahoo!広告 APIは、広告運用の効率化だけでなく、ビジネスの成長と発展にも寄与するパワフルなツールと言えるでしょう。
Yahoo!広告 APIの特徴
Yahoo!広告 APIの主な特徴は、下記の3つです。
- 自由度の高いカスタマイズ開発
- 定期的なバージョンアップの実施
- 大量の広告運用に伴う予算管理が必要
それぞれ解説します。
自由度の高いカスタマイズ開発
Yahoo!広告 APIを利用することで、自社のニーズに合わせた自由度の高い開発や運用が可能になります。
広告運用やレポートの効率化・自動化、入札価格の変更、広告文の差し替え、カスタマイズレポートの出力など、効率的な広告運用を実現できます。
定期的なバージョンアップの実施
Yahoo!広告 APIは数カ月ごとにバージョンアップが行われるため、導入後もエンジニアによる定期的な保守運用が必要です。
APIの変更に合わせたシステムの更新や、安定した運用を維持するための対応が求められます。
大量の広告運用に伴う予算管理が必要
APIの性質上、大量の広告運用が可能になるため、月額予算の増額や自動入金の利用などの検討が必要です。
効率的な広告運用を行うには、予算管理も重要な要素となります。
APIを活用する際は、予算面での対応も十分に考慮する必要があるでしょう。
Yahoo!広告 APIの利用手順
Yahoo!広告 APIを利用するには、以下の手順に従って手続きを進めます。
Yahoo!広告 APIの利用申し込み
Yahoo!広告 APIを利用するには、法人管理権限を持つYahoo! JAPANビジネスID(ビジネスID)と連携したYahoo! JAPAN IDでのログインが必須です。
事前にIDを準備した上で、ログイン後に「Yahoo!広告 API お申し込み」をクリックし、申し込みを行ってください。
アプリケーションを登録する
Yahoo!広告 APIをデベロッパーのアプリケーションで使用するには、Yahoo!広告 API管理ツールでアプリケーションを登録する必要があります。
以下の手順で登録を完了させてください。
- Yahoo!広告 API管理ツールにアクセス
- アプリケーション一覧画面で「登録アプリケーション」をクリック
- 登録アプリケーション画面で「登録」をクリック
- アプリケーション登録画面で必須項目を入力
- 入力終了後、「確認」をクリック
- 登録したアプリケーションが一覧に表示されれば完了
認証を行う
アプリケーションの登録が完了したら、認証を行います。
広告運用の権限を持つビジネスIDでログインすると、認可画面が表示されます。
アプリケーション利用者は「承認」をクリックしてください。
APIコールを実行する
アプリケーションの登録と認証が完了したら、APIコールを実行しましょう。
まとめ
Yahoo!広告 APIの主な特徴や利用手順を紹介しました。
Yahoo!広告 APIを利用することで、検索広告およびディスプレイ広告の運用がより効率的になります。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。