目標ベースの新しいキャンペーンタイプである「P-MAX」は、Google のあらゆる広告チャネルと広告枠でのコンバージョン増加に役立ちます。
P-MAXがリリースされてから約1年、ユーザーのフィードバックに基づいて多くの機能を追加してきましたが、ホリデーシーズンが近づく今、さらに新機能の追加が発表されました。
今回の記事では、Googleが2022年10月26日に発表したP-MAXの新機能についてご紹介します。
P-MAXの新機能
キャンペーンをより効率的に計画・カスタマイズし、結果を評価できるようにするため、P-MAXに新しい機能が追加されました。
今回追加されたP-MAXの機能は下記の5つになります。
- パフォーマンスプランナーが利用可能に
- アセットグループへの自動化ルール追加
- 15個までテキスト見出し増加
- 「説明」パネルが利用可能
- データセグメントがオーディエンスシグナルとして追加可能
それぞれ詳しく説明していきます。
パフォーマンスプランナーが利用可能に
パフォーマンスプランナーはこれまで、検索やアプリ、ショッピング、ディスプレイ、動画キャンペーンなどで利用可能でしたが、今回、P-MAXに対応しました。
これからは、パフォーマンスプランナーを使用して、キャンペーン予算やROAS・CPA目標などの要素を調整した場合のP-MAXの結果をシミュレーションできるようになります。
キャンペーンの変更がコンバージョン値などの主要な指標にどのような影響を与えるかがわかるため、広告戦略を練る際に利用しやすいでしょう。
また、パフォーマンスプランナーの予測は、季節的なイベントに合わせて調整される点も特徴です。
アセットグループへの自動化ルール追加
自動化されたルールをP-MAXのアセットグループに追加することができるようになりました。
これにより、アセットグループの一時停止や有効といったスケジュールが組めるので、必要に応じて特定の時間帯に広告を実行したり、事前にアセットグループを作成して予定を立てておいたりすることが可能です。
具体的には、クリエイティブアセットを事前に承認しておき、アセットグループが一時停止している間に承認したり、特別セールやプロモーションのためにいくつかのアセットをスケジュールしたり、といった利用法があります。
15個までテキスト見出し増加
P-MAXのアセットグループにアップロード可能なテキストの見出しはこれまで5個まででしたが、今後は15個に増えます。
見出しを増やしてより多くの組み合わせを作成・テストし、パフォーマンスが最も高いバリエーションを見つけることができます。
「説明」パネルが利用可能
キャンペーンで新しい機能を試すときは、何がパフォーマンスに影響を与えているかをよりよく理解したいものです。
このような場合、「説明」を使用することでパフォーマンスの変動を引き起こしている要因をすばやく特定し、問題を診断し、推奨事項が確認できます。
これらは説明パネルで簡単に見ることができ、すべてのP-MAXキャンペーンで利用可能です。
データセグメントがオーディエンスシグナルとして追加可能
P-MAXキャンペーンにおいて、データセグメントをオーディエンスシグナルとして追加することができるようになります。
これにより、収集しているデータから直接理解を深めることができ、より多くコンバージョン率が高い顧客を確認することが可能です。
まとめ
今回は、Googleが発表したP-MAXの新機能についてご紹介しました。
P-MAXのパフォーマンス分析と最適化に役立つ新機能ですが、あらかじめ検証してからの利用がおすすめです。
今後の広告運用に、ぜひお役立てください。