Googleは、Google広告エディタのバージョン2.0を2022年3月にリリースしました。
今回のアップデートの最も主要な部分はP-MAXキャンペーンへの対応です。
そのほかでは、カスタム操作と操作トリガーの追加や新たな最適化案のサポート、コンバージョン目標のサポートなど、多くの機能が新規実装または改良されています。
参考:Google広告ヘルプ|Google広告エディタバージョン2.0
最新バージョンは下記からダウンロードできます。
https://ads.google.com/home/tools/ads-editor/
本記事では、新しく追加された機能のなかでも、今回は、以下の3つの変更点についてご紹介していきます。
- P-MAXキャンペーンのサポート
- カスタム操作とカスタム操作トリガー
- コンバージョン目標のサポート
では、それぞれ見ていきましょう。
P-MAXキャンペーンのサポートスタート
P-MAXキャンペーンは、煩雑な設定・調整をせずとも、1つのキャンペーンからGoogle 広告上の全ての広告枠に広告を配信することができる広告プロダクトです。
2021年11月に提供開始され、Google 広告エディタ 2.0 において、以下の3つのエディターが完全にサポートされました。
- 「P-MAXキャンペーン」キャンペーン
- アセットグループ
- 商品グループ
「P-MAX キャンペーン」は、データパネル上部にある[キャンペーンを追加]から確認・作成ができます。
P-MAXキャンペーンについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://quartet-communications.com/info/listing/80833
カスタム操作とカスタム操作トリガーの実装
カスタム操作とは、同じ操作を繰り返し簡単に実行できるようエディタ上のアカウントにタスクを保存できる機能のことです。
操作トリガーは、設定したカスタム操作を自動的に実行させるための機能です。
処理できるタスクは、以下の8種類あります。
- テキストを置換
- テキストを追加
- 大文字小文字を変更
- 単価を変更
- URLを変更
- フラグの変更
- ステータスの変更
- ラベルを変更
例えば、検索で使うキーワードに[テキストを置換] を行うと、キーワード A をキーワード B に置き換える操作を保存できます。
カスタム操作は、データを基に入札単価を調整するタスクなど、頻繁に繰り返すタスクで使うと便利な機能です。
このカスタム操作に操作トリガーを使用することで、特定のイベントが発生した場合、カスタム操作を自動的に実行することができます。
コンバージョン目標のサポート
コンバージョン目標とは、アカウント・キャンペーン単位でコンバージョンの管理を行い、設定した目標に基づき入札価格の最適化できる機能のことです。
Google 広告エディタ 2.0 では、このコンバージョン目標がサポートされています。
Google 広告エディタを使って次の3つの操作を実施できます。
- アカウント単位で利用可能な標準の目標のリストを表示
- そうした目標のそれぞれについて、アカウント目標とするかどうかを選択
- キャンペーンの標準目標のリストを選択、または対象キャンペーンでアカウント目標を使うように変更
まとめ
今回は、Google広告エディタバージョン2.0についてご紹介しました。
P-MAXキャンペーンやコンバージョン目標のサポートが開始、カスタム操作と操作トリガーの実装は、多機能化、複雑化するGoogle広告の利便性を高めるものとなるでしょう。