Facebook広告には、画像、動画、カルーセル、スライドショーの4種類があります。
Facebook広告で推奨されている画像サイズやアスペクト比が異なっているので、それぞれのバナーサイズなどについて詳しく解説していきます。
また、文字数の注意点やテキストに関してのルールも説明するので、バナーの作成時にはぜひこの記事を参考にしてください!
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Facebook広告の画像サイズ
それでは、Facebook広告の4種類の画像・動画について詳しく見ていきましょう。
アスペクト比について
アスペクト比とは、画像や動画の縦と横の比率のことです。
以下に示してあるのが、Facebook公式で推奨しているアスペクト比で、「1.91:1」「16:9」「1:1」「4:5」「9:16」の5種類のアスペクト比を推奨しています。
例えば、推奨アスペクト比が「1:1」の場合、推奨サイズは「1080×1080」の正方形。推奨アスペクト比が「1.91:1」の場合は、推奨サイズが「1200×628」の横長となります。
画像と動画が両方とも使える広告メニューに関しては、サイズとアスペクト比の要件は変わりません。
さらに、Meta社の公式サイトでは、推奨のアスペクト比について詳しい情報が載っていたり、作成した画像のアスペクト比を調べられるので、心配な方はぜひご利用ください!
画像(バナー)広告のサイズについて
画像広告で推奨されているサイズについては以下の表にまとめてます。
画像広告は最もシンプルな形式で画像からリンク先のWebサイトやアプリに誘導できます。
配置場所の種類が豊富で、クリエイティブも用意しやすいので、よく使われる配信面です。
配置場所 | 推奨アスペクト比 | 推奨サイズ(ピクセル) |
フィード | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1200×628 |
右側広告枠 | 1:1 | 1080×1080 |
インスタント記事 | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1200×628 |
インストリーム動画 | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1200×628 |
Marketplace | 1:1 | 1080×1080 |
ストーリーズ | 9:16 | 1080×1920 |
検索結果 | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1200×628 |
ファイル形式 | jpg または png |
解像度 | 解像度の上限なし(1,080×1,080ピクセル以上) |
アスペクト比 | 1.91:1~1:1 |
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 27文字以内 |
説明文 | 文字以内 |
動画広告のサイズについて
動画広告で推奨されているサイズ、ファイル形式等は以下の表にまとめてます。
商品やサービスの特徴を、動きと音で伝えることができ、上記の画像広告よりも圧倒的に情報量が多いことがメリットです。
配置場所 | 推奨アスペクト比 | 推奨サイズ(ピクセル) |
フィード | 1:1 4:5 |
1080×1080 1080×1350 |
動画フィード | 1:1 4:5 |
1080×1080 1080×1350 |
インスタント記事 | 16:9 | 1920×1080 |
インストリーム動画 | 1:1 16:9 |
1080×1080 1920×1080 |
Marketplace | 1:1 | 1080×1080 |
ストーリーズ | 9:16 | 1080×1920 |
検索結果 | 1:1 | 1080×1080 |
ファイル形式 | ほとんどの動画ファイル形式に対応 |
解像度 | ファイルサイズ(最大4GB)、アスペクト比満たせば解像度の上限なし |
長さ | 1秒(最短) ~ 241分(最長) |
アスペクト比 | 9:16 ~ 16:9 |
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 見出し:27文字以内、リンクの説明:27文字以内 |
カルーセル広告のサイズについて
カルーセル広告で推奨されているサイズ、ファイル形式等は以下の表にまとめてます。
一つの広告で2枚~10枚までの画像や動画が表示でき、1つのブランドの複数商品をカタログのように見せたり、1つの商品の豊富な機能をアピールしたりと非常に便利な機能です。
配置場所 | 推奨アスペクト比 | 推奨サイズ(ピクセル) |
フィード | 1:1 | 1080×1080 |
右側広告枠 | 1:1 | 1080×1080 |
インスタント記事 | 1:1 | 1080×1080 |
インストリーム動画 | 1:1 | 1080×1080 |
Marketplace | 1:1 | 1080×1080 |
ストーリーズ | 1:1 | 1080×1080 |
検索結果 | 1:1 | 1080×1080 |
ファイル形式 | jpg または png |
解像度 | 解像度の上限なし(1,080×1,080ピクセル以上) |
アスペクト比 | 1:1 |
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 32文字以内 |
説明文 | 18文字以内 |
コレクション広告のサイズについて
コレクション広告で推奨されているサイズ、ファイル形式等は以下の表にまとめてます。
コレクション広告は、メイン画像・動画の下に3∼4点の商品画像を掲載できる広告メニューです。動きや音、テキストを使用してストーリーを伝えることができ、より詳しく商品の魅力を伝えることができます。
配置場所 | 推奨アスペクト比 | 推奨サイズ(ピクセル) |
フィード | 1:1 | 1080×1080 |
インストリーム動画 | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1200×628 |
動画のファイル形式 | JPEG または PNG |
解像度 | 解像度の上限なし(1,080×1,080ピクセル以上) |
アスペクト比 | 1:1 |
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 40文字以内 |
Facebook広告のアスペクト比や文字数に関しての注意点
Facebookはスマホユーザーが圧倒的に多く、スマホでみたときに違和感がない表示になることが大切です。
実際に、2019年8月に一部のアスペクト比と文字数が現在の使用に変更となっており、モバイルニュースフィールドにおけるアスペクト比は2:3から4:5へ、表示されるテキストは7行から3行に変更となりました。
3行以上のテキストは折りたたまれてしまい、ユーザーがクリックしなければ全文表示されません。
ですので、基本的には3行以内で端的にメッセージを伝えられるように、テキストを工夫することが必要です。
テキストに関するルール
2020年の秋に撤廃されましたが、Facebookの公式には、「20%ルール」という、画像内のテキストを20%未満に抑えるとパフォーマンスが高くなると記載されていました。
ルールは撤廃されましたが、ユーザーから見て、メッセージを効果的に伝わるようにするために、明確で簡潔な短いテキストの使用をおすすめします。
画像テキストとは、以下の様なものになります。
また、Facebookの公式にありますが、広告画像内のテキストが多くならない様にするためのアドバイスがあります。
- 画像内にテキストを入れる必要がある場合、文字数をできるだけ抑えたり、フォントを小さくしたりする。テキストは小さくなりすぎて読みにくくならない様に注意すること。
- 使用するテキストの大半を、広告の画像上に直接配置するのではなく、本文に含めるようにする。
- テキストで画像全体を覆ってしまわないようにする。 以上の様に、テキストに関しても注意して作成、配置をしていきましょう。
上記のような工夫をしながら、受け手のことを考えた上でのバナーづくりを心がけましょう!
まとめ
今回は、Facebook広告各種の画像サイズについて解説しました。
それぞれのアスペクト比やテキストの文字数やフォントの大きさなど、気を付けなくてはいけません。
また、モバイルユーザーが大変多いFacebookですので、今後の仕様の変更も注意していきましょう。
今回の記事を読んでいただき、現時点でのFacebook広告に画像や動画が合っているか、見直すきっかけにしていただければと思います。