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【広告の効果UP】構造化スニペット表示オプションとは?メリットや入稿規定、注意点を解説

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構造化スニペット表示オプションとは

Google広告の広告表示オプションの一つ、「構造化スニペット表示オプション」についてご紹介します。

「構造化スニペット表示オプション」については「名称だけ見ても、どのようなオプションなのかがわからなくて、使っていない」という方も多いのではないでしょうか。

それは非常にもったいないです!!!!

今回は構造化スニペット表示オプションについて、メリットや入稿規定、注意点を解説します。

構造化スニペット表示オプションとは

構造化スニペット表示オプションとは

結論、構造化スニペット表示オプションとは、自社がおすすめしたい商材の特長を広告文以外で大きくアピールできる広告表示パターンを指します。

構造化スニペット表示オプションの設定は、ヘッダーと呼ばれる見出しと「サービス」「ブランド」などの定型のヘッダーが13種類用意されており、選択したヘッダーのタイプに適した「リスト」3個以上設置します。

画像の広告テキスト下部に表示されている、「サービス:技術サポート、PC廃棄、PCリサイクル、PC修理」という部分が、構造化スニペットです。構造化スニペット表示オプションとは

構造化スニペット表示オプションは、「ヘッダー」と「リスト」で構成されています。

画像に示すと構造化スニペット表示オプションとは

  • ヘッダー:サービス
  • リスト:技術サポート、PC廃棄、PCリサイクル、PC修理

このような構成になっています。

構造化スニペット表示オプションを利用することで、「自社がどのような商材を扱い、どんな特長があるのか」が一目瞭然となります。

構造化スニペット表示オプションの特徴

構造化スニペット表示オプションの特徴は以下の3つが挙げられます。

  • 無料で設定できる
  • リンク先URLの設定はできない
  • 商材のアピールポイントではなく、商材の補足情報として使用する

無料で設定はできますが、広告がクリックされれば通常の料金が発生します。

また、構造化スニペット表示オプションは商材の補足情報として使用するオプションです。

構造化スニペット表示オプションは商材の補足情報として使用するオプションなので、リストは具体的な文や抽象的な表現ではなく、単語で設定する必要があります。

※詳しくは後述する「構造化スニペット表示オプションを設定する上での注意する5つのポイント」で解説しています。

コールアウト表示オプションについて-Google広告ヘルプ

構造化スニペット表示オプションが表示される仕組み

構造化スニペット表示オプションは、以下の2つの条件を満たしたときに表示されます。

  • 広告ランクが一定数値以上
  • 広告掲載順位が検索画面上部

広告ランクとは、検索広告の掲載順位を決定する基準となる指標のことです。

広告ランクは以下の計算式で求めることができます。

広告ランク=品質スコア✕上限クリック単価+広告表示オプション

構造化スニペット表示オプションを設定する4つのメリット

構造化スニペット表示オプションとは

構造化スニペット表示オプションを利用するメリットは3つあります。

画面占有率が増加し、ユーザーの目に止まりやすくなる

構造化スニペット表示オプションを設定することで、広告の画面占有率がわずかではありますが増加します。

広告全体の面積が広がることによって、ユーザーの目にとまりやすくなり、クリック率の向上にも繋がるのです。

通常の広告では伝えきれなかった情報を追加できる

構造化スニペット表示オプションでは、広告見出し・説明文では伝えきれなかった商材の補足情報を追加できます。

例えば、こちらの画像の場合、

構造化スニペット表示オプションとは

「パソコンを新しく購入したいが、買うならサポートから修理、廃棄までワンストップで対応しているお店で購入したい」と考えるユーザーに、広告が表示された時点で、自社ページをクリックしてもらわなくても、ひと目で「この店はPCの購入から修理・廃棄までワンストップ対応ができるな」と認識してもらえます。

手広くサービス展開していない企業でも、自社商材の特長を考察する機会が生まれる為、使っておいて損はない機能です。

費用対効果の向上につながる

構造化スニペット表示オプションを利用するとより多くの情報が提示できるため、ユーザーは自分の求めている情報かどうかを判断しやすくなります。

結果的にコンバージョン率が上昇して、費用対効果の向上が期待できるのです。

構造化スニペット表示オプションは、事業主様・ユーザーともにメリットの大きいオプションであると言えます。

時間帯に合わせてアプローチ方法を変更できる

構造化スニペット表示オプションは、ヘッダー・リストを表示する期間・曜日・時間帯も指定ができます。

アカウント・キャンペーン・広告グループ単位で構造化スニペットを追加できるので、自社商材や定休日などに合わせたカスタマイズも可能。

例えば、カフェの場合、ランチの時間帯だけ設備としてでWi-Fi・多目的トイレなどの情報も掲載できるので、商品・サービスを問わず利用しやすい表示オプションです。

構造化スニペット表示オプションの入稿規定

構造化スニペット表示オプションとは

次に、構造化スニペット表示オプションの入稿規定と広告ポリシーについて解説します。

構造化スニペット表示オプションの入稿規定を以下にまとめました。

文字数と表示要件

構造化スニペット表示オプションの入稿規定を表にまとめました。

項目 入稿規定
最大文字数 リスト:半角25文字(ヘッダー1つにつき、10個まで設定可)
最低必要設定数 ヘッダー 1個
リスト 3個
上限設定数 ヘッダー
リスト 10個
配信デバイス
  • 全デバイス
  • モバイルのみ

どちらかから選択可能

最大表示数 パソコン:ヘッダー最大2個

モバイル・タブレット:ヘッダー最大1個

※リストの表示数は、文字数や設定数、デバイスの画面サイズによって変動します。

開始日/終了日 1日単位で設定可能
曜日・時間帯 15分刻みで設定可能

構造化スニペット表示オプションは広告表示オプションの中でも最も複雑なので注意しましょう。

ヘッダーの種類

ヘッダー13種のタイプとリストとして設定する項目を表にまとめました。

タイプ リストとして設定する項目
おすすめのホテル おすすめホテルの名前をリストに設定
コース コースのプログラムをリストに設定
サービス サービスのプログラムをリストに設定
スタイル 特定の商材の形状をリストに設定
タイプ 特定のジャンルのカテゴリをリストに設定
ブランド ブランド名を値に設定
モデル 特定の商材のモデルを値に設定
学位プログラム 学位プログラムの種類をリストに設定
周辺地域 特定の施設の周辺地域名をリストに設定
設備 施設内の設備をリストに設定
到着地 旅行の到着地の名前をリストに設定
番組 放送番組名をリストに設定
保険の保障 保険の保障内容をリストに設定

構造化スニペット表示オプションの広告ポリシー要件

構造化スニペット表示オプションとは

構造化スニペット表示オプションには広告ポリシー要件(禁止事項)があります。

構造化スニペット表示オプションの入稿規定は、設定項目も少なくシンプルなものですが、いくつかの広告ポリシー要件があります。

以下の4点に注意して設定しましょう。

  • ユーザーの目を引くことを目的とした不必要な句読点や記号の使用禁止
  • 同じヘッダーや複数のヘッダーで、同じリストを重複して指定禁止
  • 1つのリストに、コンマ(,)などで区切って複数情報の記載禁止
  • リスト内にプロモーションテキストの掲載禁止

なお、ヘッダーごとの広告ポリシー要件も存在するので具体例を交えながら解説します。

「設備」ヘッダーの禁止事項

「設備」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 建物や場所の「設備および便利な機能」でない
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・スキー保管室
・プール
・レストラン
・Wi-Fi
・朝食
・プール
・事務
・スパ
・極めて心地よいと評判を獲得
・100%ご満足いただけます

「ブランド」ヘッダーの禁止事項

「ブランド」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 広告主様が実際に扱っているブランドの名前ではない
  • 広告主様が扱っているブランドの数
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・Nest
・Nexus
・Chromebook
・200 以上のブランド名
・ブランド商品の割り引き情報
・Nest が安い
・新しい Nexus フォン
・Chromecast 独占販売

「学位プログラム」ヘッダーの禁止事項

「学位プログラム」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • オンラインや従来型の教育機関が提供する教科コースではない
  • コースの期間などの詳細情報
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・会計学
・生物学
・心理学
・2年制
・4年制
・修士
・準学士

「到着地」ヘッダーの禁止事項

「到着地」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 都市、行政区分、国、大陸、名所旧跡、歴史遺産や文化遺産、観光スポットの名前ではない
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・ラスベガス
・ニューヨーク
・東京
・ローマ
・カンクン
・パリ
・清水寺
・二条城
・伏見稲荷大社
・200都市のホテル
・パリ観光
・清水寺パックツアー
・京都観光

「おすすめのホテル」ヘッダーの禁止事項

「おすすめのホテル」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 広告主様が予約サービスを提供しているホテルの名前ではない
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・ラグジュアリーイン
・アルパインロッジ
・レイクサイドホテル
・アルパインロッジ10% オフ
・お手頃価格のレイクサイドホテル

「保険の保障」ヘッダーの禁止事項

「保険の保障」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 保険の具体的な保障の種類ではない
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・損害賠償
・衝突
・総合
・定期生命
・終身生命
・貯蓄型生命
・あらゆる補償をお見積もり
・保険料を節約

「モデル」ヘッダーの禁止事項

「モデル」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 具体的なモデル名やモデルの種類ではない
  • メーカー、販売店、ディーラーの名前
  • モデルの年式、仕様、価格、状態などの説明
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・カローラ
・カムリ
・プリウス
・カローラアクシオ
・カローラフィールダー
・プリウスα
・プリウス PHV
・Nexus 5x
・Nexus 6P
・Pixel
・Pixel XL
・2016 年式モデル在庫あり
・2015 年式モデルのお買い得情報
・トヨタ
・ホンダ
・フォード
・シボレー
・2014年式カローラ
・2016年式カムリ
・2014年式プロナード
・Pixelが大特価
・Pixelを買うなら今
・Pixel 5.0 インチ ディスプレイ
・143 g
・32 GB または 128 GB

「周辺地域」ヘッダーの禁止事項

「周辺地域」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 都市内の地区、区域の名前ではない
  • 都市名、国名、建物名
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・八重洲
・新橋
・永田町
・有楽町
・梅田
・心斎橋
・道頓堀
・東京
・大阪
・新丸ビル
・東京駅
・皇居

「カタログ」ヘッダーの禁止事項

「カタログ」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • サービス プロバイダが金銭報酬を見返りに提供する具体的なサービス名ではない
  • サービスの特徴の一覧
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・オイル交換
・排気ガス確認
・タイヤの配置調整
・梱包
・宅配
・保管
・不用品回収
・クチコミ投稿
・見積もり
・ランキング
・トップ評価
・クレジットカード5社で比較

「番組」ヘッダーの禁止事項

「番組」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  •  実際の公演やテレビ番組の名前ではない
  • 放送時間や公演時間、公演場所などの詳細情報
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・ライオンキング
・アラジン
・リトルマーメイド
・上演時間は午前10時
・午後2時
・午後5時
・チケットが必要です

「スタイル」ヘッダーの禁止事項

「スタイル」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 特定のカテゴリのバリエーションではない
注意:カテゴリとスタイルは異なります。スタイルは、同じカテゴリに含まれるバリエーションです。たとえば、ドレスのスタイルとして「カクテル」や「肩ひもなし」は許可されますが、「ドレス」自体はカテゴリなのでスタイルとしては許可されません。
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・タイト
・スリット入り
・フレンチカントリー
・ロング
・プリーツ
・フレアー
・ツイード
・デニム
・ストライプ
・花柄
・単色
・幾何学模様
・着心地のよい服
・ヨガウェア
・ランニングウェア
・アスレチックジャケット
・郵便ポスト
・集合郵便受け
・鍵付き郵便受け
・ランジェリー
・レースのドレス
・ツーピース

「タイプ」ヘッダーの禁止事項

「タイプ」ヘッダーでは、以下は許可されません。

  • 製品カテゴリのバリエーションではない
承認されたリスト例 承認されなかったリスト例
・ペンダントランプ
・シーリングライト
・ウォールランプ
・LED
・白熱灯
・ハロゲン
・蛍光灯
・メタルハライド
・赤
・青
・緑

参照:構造化スニペット|Google広告ポリシーヘルプ

構造化スニペット表示オプションを設定する上で知っておくべき5つのポイント

構造化スニペット表示オプションとは

構造化スニペット表示オプションを設定する上で知っておくべきポイントを説明します。

必ずしも表示されるとは限らない

構造化スニペット表示オプションを設定したからといって、必ずしも表示されるとは限りません。広告ランクが低いと表示されない場合があります。表示回数が少ない場合は広告ランクの改善にも目を向けることをおすすめします。

審査落ちの可能性が高い

構造化スニペット表示オプションは、通常の広告文とは異なる審査基準が採用されており、審査落ちする可能性が比較的高いオプションです。

前述した「構造化スニペット表示オプションの広告ポリシー要件」を守れていないと審査落ちになってしまいます。

商材の補足情報として、ヘッダーを大きなカテゴリ、その中の小さなカテゴリとしてリストが入ることを意識して設定しましょう。

できるだけ多く設定して、PDCAを回す

設定したヘッダー・リストの表示機会を増やすために、できるだけ多くのヘッダー・リストを設定すると良いでしょう。複数設定してPDCAを回すことによって、より効果的なパターンを見つけることができますので、できるだけ多く設定しておくとよいでしょう。

テキストはできるだけ短く設定する

構造化スニペットは、ヘッダーに合わせた内容をできる限りコンパクトに表現することが重要です。

テキストを短くすることで、リストの表示数が増えるため、ユーザーの求めている情報にたどり着きやすくなります。

まとめ

構造化スニペット表示オプションは無料で利用できるメリットが大きいオプションです。複数設定してPDCAを回せると、ユーザーが本当にもとめている情報が何かを理解することにも繋がりますので、多く設定することをおすすめします。

設定していない場合はまず設定してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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