こんにちは。齋藤です。
今回は、Web広告の半径指定(エリアターゲティング)についての記事です。
前回の記事では、位置情報サービスを使いピンポイントでのエリア指定が可能かつユーザーの行動履歴を追うことができるジオターゲティング広告についてご紹介させて頂きましたが、よくお客様からジオターゲティング広告のご相談と併せてジオターゲティング広告以外で位置情報サービスを使い「店舗周辺のユーザーに限定して広告出稿出来ないか」や「そもそも半径指定出来ないか」など質問をいただくことが増えてきましたので今回は、位置情報サービスを使い半径指定(エリアターゲティング)が可能なWeb広告についてご紹介させていただきます。
リスティング広告やSNS広告の出稿を検討中の方のご参考になれば幸いです。
過去記事:【ジオターゲティング広告】位置情報を活用しているサービスのご紹介 https://quartet-communications.com/info/other-ads/73885
半径指定とは
半径指定とは、特定の地点を中心とした一定範囲だけをターゲット設定できる方法です。
半径指定の特徴は、中心地点と半径を指定してターゲット設定すると、中心地点から半径で設定した距離にいるユーザーだけに広告を配信することができます。例えば、A店から5km以内にいるユーザーだけに広告を出したい場合は、半径5kmと設定すれば、圏内にいるユーザーにのみ広告配信ができます。
半径指定を活用するメリット
半径指定を活用するメリットについて紹介します。
ピンポイントでのエリア指定が可能
GPSやWi-Fiなどの位置情報を利用してユーザーの場所を特定する為、無駄無く広告配信ができ、反応率を高める事ができます。「市を指定するには広過ぎる」「狙いたいのは~区と~区」などとターゲットユーザーが明確な場合は、「店舗から半径〇km圏内」などエリアを指定して、その圏内で位置情報を検知したユーザーに向けて広告配信をするので、ユーザーにとっても近くの店舗の情報が届くことで利便性が高まります。
エリアごとに複数の半径指定が可能
複数の実店舗を展開されている広告主様の場合、実店舗のあるエリアごとに半径指定が可能な為、都道府県や市区町村での設定よりも精度を高くできます。
半径指定が可能なWeb広告
半径指定が可能なWeb広告は、Google広告、Facebook広告/ Instagram広告、LINE広告が挙げられます。ここでは、それぞれの配信面などの特徴を紹介します。
Google広告
- 配信エリア指定:1km~
- 配信面:Webサイト、YouTube、Gmailなど
- 配信形式:テキスト、バナー(静止画・動画)
Facebook広告/ Instagram広告
- 配信エリア指定:1km~
- 配信面:Facebook、Instagram内のフィード面やストリーズなど
- 配信形式:バナー(静止画・動画)
LINE広告
- 配信エリア指定:3km~
- 配信面:LINE関連サービス(Smart Channel、LINE NEWS、タイムラインなど)
- 配信形式:バナー(静止画・動画)
半径指定を活用する際の注意点
媒体によっては半径1kmから設定が可能な為、ターゲティングを細かくし過ぎるとそもそも配信ボリュームがなくなり効果的に広告費が使えないこともありますのでご注意ください。想定しているよりも商圏が広い可能性もありますので広め設定して、成果によってテコ入れしてく方がおすすめです。
ただし、Web広告はジオターゲティング広告のように最低出稿金額はありませんので万が一、広告費が使えなくても翌月の広告費に繰り越しするなり、媒体に問い合わせをすれば返金処理の対応も可能ですので詳しくはお問い合わせください。
おすすめの活用事例
位置情報サービスを使い半径指定が可能な為、下記のようなケースがおすすめです。私の主観もありますので「なるほどね」程度に読んで下さい。
フィットネスジム・パーソナルジム
- 自宅から近くのフィットネスジム・パーソナルジムを探している人
- 競合のフィットネスジム・パーソナルジムに通っている人
学習塾
- 自宅から近くの学習塾を探している子の親
- 競合の学習塾に通っている子の親
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ジオターゲティング広告の他、Google広告、Facebook広告/Instagram広告、LINE広告でも位置情報を活用することが可能です。
区単位や市単位よりもさらに配信地域を限定したい場合や商圏が限定的な店舗ビジネスの場合などに、この半径指定の機能が使えそうですよね。指定した地点から半径指定が出来ますので実店舗を持つ広告主様は、ぜひ一度、利用してみてはいかがでしょうか。
以上、齋藤でした。