みなさまこんにちは。
9月は3連休が2回もありますね。幹事キャラが一人もいない友達グループの中で旅行に行こうかという話が上がっていますが、実際に決行されるのかとても不安になっている住田です。(不安にはなってるけど自分で幹事はしない奴。)
今回は、Google広告で新しく追加された自動入札戦略「季節性の調整」についてご紹介いたします。
「季節性の調整」とは
「季節性の調整」とは、予定しているプロモーションやセールによって見込まれるコンバージョン率の変化を事前に登録しておくことにより、スマート自動入札機能の動作を調整できる高度な機能です。(Google広告ヘルプより)
予定しているイベントで見込まれる変化に応じて、コンバージョン率の引き上げ・引き下げを予約し、
設定したコンバージョン率に合わせて、入札単価の最適化が行われる機能です。
現在は検索とディスプレイキャンペーンでのみ利用できるようで、ショッピングキャンペーンについては年内に対応予定だそうです。
ポイント・注意点のご紹介
ポイント・注意点
季節性の調整の入札戦略を使用する際の、ポイントや注意点をご紹介します。
- コンバージョン率に大きな変化が見込まれる場合のみに使用する
- 一般的な年中行事による影響は、自動入札の動作にあらかじめ含まれている
- 1~7日間の短いイベントに適している
- 14日間を超える期間に適用すると、思うような成果を得られない場合がある
- 指定した期間が過ぎると、入札機能の動作は自動的に元どおりになる
また、試しに入札戦略を設定してみたところ、拡張クリック単価を使用しているキャンペーンにも適用できました。どのような動きになるかはわかりませんが、様々なキャンペーンで使えそうです。
コンバージョン率の「大きな変化」とは…?
公式ヘルプでは、調整の例として「コンバージョン率が50%上昇するとき」が挙げられています。50%以上の数字でないと自動入札の効果が見込めないのか、大きな変化に明確な数値ラインがあるのか…曖昧で気になるところですよね。
ヘルプに確認したところ、明確な数値ラインはなく、より大きな数値であるほど効果が出やすいという認識でいてください、とのことでした。
(でも、例に50%の場合が上がってるので…と何回か言われたので、50%が「大きな変化」の境界線かもしれません。笑)
「一般的な年中行事」とは…?
一般的とは、何をもって一般的と言うのか…
ヘルプに確認したところ、暦上で行事としてあるものは「一般的な年中行事」に含まれるとのことでした。(明確にこの行事が対象、というような資料は無いそうです。)
ただ、年中行事に含まれる行事・期間に対して入札戦略を使用しても、重複して悪くなるというようなことにはならないそうなので、あまり気にせずイベント毎に入札戦略を使用すれば良さそうです。
設定方法
続いて設定方法をご紹介いたします。
「ツールと設定」から「入札戦略」を選択
アカウントの右上の「ツールと設定」を開き、「共有ライブラリ」内の「入札戦略」を選択します。
「詳細設定」を選択
+ボタンから、新規の調整を追加する
調整内容を記入
適用する期間、適用先、コンバージョン率の調整値などを記載して保存ボタンを押します。確認画面が出るので、作成ボタンを押して設定完了です。
使える場面を考えてみた
「コンバージョン率の引き上げ」を利用すると想定される時
- 母の日・父の日、バレンタインデーなどのイベントにあわせてセールを行う
- 週末・月末・記念日などに行うイベントに向けてセールを行う
- GW・お盆休みに向けて、レジャー施設の配信を強化する
「コンバージョン率の引き下げ」を利用すると想定される時
- GW・お盆休みなどで需要が減ってしまうBtoB商材の配信
- キャンペーン直後の広告配信
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私が関わらせていただいているお客さまでも短期間のセール配信などを行う方は多いため、どのように入札が変わるのか、単純に気になりやってみたくなりました。
短期間のキャンペーン配信ごとに調整を行い、キャンペーンが終わったらもとに戻す、という作業をするだけでも、やっぱり手間はかかりますし、調整を行うタスクスケジュールなどを気にしておく必要がありますよね。そういったことを担ってくれるのは良い機能かなと感じました。
実際に使えそうな機会があれば使ってみて、挙動などもご紹介できたらと思います!みなさまも機会があれば使用してみてください!
以上、住田でした。