本日は別の角度からターゲティング方法を考えてみたところ、良い結果となった事例を紹介させて頂きます。
※諸事情により配信媒体の変更等はできません。
以前の配信内容
簡単なクライアント様の概要です。
- 国内のとある観光地にある旅館(ちょっとお高め)
- 配信媒体はGDN
- 設定ターゲット:「旅行・観光好き」だと想定されるものを設定
※コンバージョンはページの仕様上計測不可
クライアント様の商材に興味がありそうなユーザー層への配信設定しており、このような設定はよくするかと思います。
配信結果
ページの仕様上、コンバージョンが計測できないため、お客様に実際の予約状況などをヒアリングしてみました。
結果は「予約はきてはいるけど、もう少し増やしていきたいなぁ…」とのことでした。
別の角度から考えてみた
ヒアリング内容を受けて「どういうユーザーがクライアント様の旅館を利用する確率が高いのか」を別の角度から考えてみました。
別の角度とは・・・ズバリお金(予算)です!!!
モノを買うときは、そのモノを「欲しい!!」思うのはもちろんのこと「予算が見合っている(払える金額)か」も判断基準の1つかと思います。
クライアント様の旅館を利用できそうな層へ配信してみることにしました。
実際にやったこと
今回のクライアント様の旅館は”ちょっとお高め”ですので「高級ブランド」「高級車」などに興味がある層への配信にしてみました。
また、予約完了のコンバージョンは計測できませんが「予約ページ遷移」はコンバージョン計測することが出来ましたので、これを機に計測することにしました。
その結果・・・
施策実施前後の配信結果をご覧ください。
以前はコンバージョン計測をしていなかったため数値比較はできませんが、コンバージョン単価・コンバージョン率ともに良い数字であるかと思います。
ただ、コンバージョンポイントは予約ページヘの遷移ですので、実際の予約完了ではありません。クライアント様に状況をヒアリングしてみました・・・
結果は「前より明らかに予約・お問合わせが増えました!」とのことでした!
施策実施前と比べ、クリック単価が上昇しクリック数は減少しておりますが、実予約が増えているとのことですので、ターゲティング方法を変えたことが好影響していると推測できます。
旅行・観光好きでターゲティングしていたユーザーの中には、当然、お金に余裕のある人・そうでない人も含まれています。「宿泊してみたいけど、ちょっと高いなぁ・・・諦めよう・・・」というユーザーもいたかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介させていただいた内容は、考えてみれば当然のことかもしれませんが、意外と見落としがちだったりします。
「宿泊したい(欲しい)」という強い気持ちがあっても、様々な理由から、必ずしも「利用できる(買える)」とは限りません。(冒頭の私の車の件もそうですね…)
さまざまな角度から物事を考えられる運用者になりたいですね。
おまけ
ペルソナ設定が大切!ということを改めて感じましたので、ペルソナについてかかれている弊社過去記事を抜粋しました。興味がある方はご一読くださいませ。
【AdWords】学校選びでありがちな事を考えたら当たった件
【リスティング広告】ペルソナがパフォーマンスに影響するのか試してみた
ペルソナが大事な本当の理由