ドメインエイジとは、ドメインを取得してから、あるいはサイトの運用を始めてから今までの経過年数のことです。
年数そのものより、運営の間に積み上げた中身と紹介が評価を分けます。本記事では、ドメインエイジとSEOの関係、調べ方、新しいドメインで始めるときの進め方を解説します。

この記事でわかること
- ドメインエイジの意味と、登録日・公開日の違い
- ドメインエイジがSEOに影響するかについて、Googleの文書で確かめられること
- 古いドメインが有利に見える理由
- WHOIS・Wayback Machineを使った調べ方と、日付を読むときの注意点
- 新しいドメインで始めるときの最初の半年の進め方
なお、新しいドメインでの立ち上げや、今のドメインの評価に不安がある方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
ドメインとサイトの状況を伺い、検索広告とあわせた集客の進め方を一緒に整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
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ドメインエイジとは?登録日と運用年数の違い

この章でわかること
- 定義①|ドメインエイジは「ドメインの年齢」
- 定義②|登録日・公開日・運営の積み上げは別のもの
- 定義③|持ち主が替わると年数の意味が変わる

「ドメインエイジ」はSEOの話題でよく出てくる一方で、人によって指している年数が少しずつ違う言葉です。
まずは言葉の意味と、混同されやすい3つの日付の違いを整理しておきましょう。
定義①|ドメインエイジは「ドメインの年齢」
ドメインは、サイトやメールアドレスの住所にあたる名前で、登録した人が期間ごとに更新しながら使い続けます。
ドメインエイジは、そのドメインが登録されてから今までに何年たっているかを表す言葉で、「ドメイン年齢」と呼ばれることもあります。
Googleなどの検索エンジンが定めた用語ではなく、SEOの現場で使われてきた呼び名です。
そのため、登録日から数える人もいれば、サイトを公開した日から数える人もいます。
ドメインエイジは、一般に「登録日からの年数」を指す現場の呼び名だと押さえておきましょう。
定義②|登録日・公開日・運営の積み上げは別のもの
ドメインの「年齢」を考えるときは、登録日、公開日、運営の積み上げの3つを分けて見ると整理しやすくなります。
登録日はドメインを登録した日で、ドメインの登録情報を調べるサービスで確かめられます。
公開日はサイトが見られるようになった日で、登録したあとしばらく使わずに置いておくと、登録日より後になります。
運営の積み上げは、公開してから増えてきた記事や被リンク、社名での検索、外部での言及などのことです。
検索での評価に関わるのは、3つのうち最後の「積み上げ」のほうだと弊社は考えています。
年数を見るときは、どの日から数えた年数なのかを分けて考えます。
定義③|持ち主が替わると年数の意味が変わる
ドメインは、更新されずに手放されると、別の人が新しく登録できるようになります。
こうして持ち主が替わったドメインは「中古ドメイン」と呼ばれ、登録情報の日付と、そこで運営されてきた中身の持ち主がずれることがあります。
たとえば、登録し直されたドメインは登録日が新しくても、過去には別の人のサイトが長く運営されていた、ということが起こりえます。
反対に、自社が持ち続けてきたドメインなら、登録日から今までの記録はすべて自社のものです。
年数の数字だけでなく、その間に誰が何を運営してきたかまでが「ドメインの年齢」の中身です。
ドメインエイジはSEOに影響する?Googleの文書で確かめられること

この章でわかること
- 見解①|年数を評価に使うという説明は見当たらない
- 見解②|評価の材料として示されているのはリンクや中身
- 見解③|ドメイン名やTLDも影響は小さいとされている
- 見解④|年数を手に入れるための中古ドメインの使い方はスパムに当たる

「古いドメインほど上位に出やすい」という話は、SEOの世界で長く語られてきました。
ここでは、Googleが公開している文書で確かめられることと、確かめられないことを分けて整理します。
見解①|年数を評価に使うという説明は見当たらない
弊社が2026年11月に確かめた範囲では、Google検索セントラルの文書に、ドメインの登録からの年数を順位の要素として説明した記述は見当たりませんでした。
主な検索ランキングの仕組みをまとめた「Google 検索ランキング システムのご紹介」にも、ドメインの年数を扱うシステムは挙がっていません。
ドメインに関わるものとしては、検索語句と完全に一致させたドメイン名を過度に評価しないようにする「完全一致ドメイン システム」が紹介されている程度です。
Googleが「年数は使っていない」と明言しているわけでもないため、言い切ることはできません。
ただ、年数は待つ以外に増やせないため、対策として打てる手がないのも事実です。
ドメインエイジは、自社で動かせる対策の対象ではないと考えましょう。
見解②|評価の材料として示されているのはリンクや中身
一方で、Googleがはっきり説明しているのは、ページ同士のリンクを評価に使っていることです。
Google は、さまざまなシステムを導入してページ間の相互リンクを理解し、ページの内容と、検索クエリに対して最も有益な情報を提供するページを判断しています。
引用元:Google検索セントラル「Google 検索ランキング システムのご紹介」
リンクは、サイトが長く運営されるほど集まりやすいものです。
年数が長いドメインが強く見える理由の多くは、この「年月の間に集まったもの」で説明できます。
サイト全体の評価の考え方は、ドメインパワーとはの記事でも解説しています。
年数そのものではなく、年数の間に集まったリンクと中身が評価の材料になります。
見解③|ドメイン名やTLDも影響は小さいとされている
「Google 公式 SEO スターター ガイド」には、「Google が重要でないと考えること」という節があります。
その中でドメインに関わる項目として挙がっているのは、ドメイン名に含めるキーワードと、「.com」などの末尾(TLD)です。
ドメイン名のキーワードは、パンくずリストに表示される以上の効果はほとんどないとされています。
TLDも、特定の国のユーザーを狙う場合を除いて、Google検索で考慮されることはないと説明されています。
ドメインの「見た目」や「年齢」を整えるより、中身を作ることに時間を使うほうが成果につながりやすいと言えます。
ドメインについての工夫より、そのドメインで何を発信するかに力を注ぎましょう。
見解④|年数を手に入れるための中古ドメインの使い方はスパムに当たる
年数のあるドメインを手に入れようとして、手放されたドメインを買い取る方法が語られることがあります。
Googleはこうした使い方のうち、順位の操作を目的とするものを期限切れのドメインの不正使用として、スパムに数えています。
期限切れのドメインの不正使用とは、期限切れのドメイン名を主に検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がないコンテンツをホストするために再利用することです。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
ポリシーに違反しているサイトは、掲載順位が下がったり、検索結果にまったく表示されなかったりすることがあると説明されています。
中古ドメインの確かめ方は奥が深いため、この記事では「年数を買う発想は勧めない」という要点だけを押さえておきます。
年数を買うより、自社のドメインで年数と中身を一緒に積み上げるほうが安全です。

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古いドメインが有利に見える理由

この章でわかること
- 理由①|被リンクが年月とともに集まる
- 理由②|記事と情報の量が増え、答えられる質問が広がる
- 理由③|社名やサービス名で探されるようになる
- 理由④|外部での言及やクチコミが増える
- 理由⑤|年数が長くても、放置されたサイトは強くない

年数そのものが評価の決め手でないなら、なぜ古いドメインのサイトは上位で目立つのでしょうか。
答えは、長く運営されたサイトには、年月の間にいくつもの「積み上げ」があるからです。
理由①|被リンクが年月とともに集まる
ほかのサイトからのリンク(被リンク)は、記事が読まれ、紹介されることで少しずつ増えていきます。
取引先の紹介ページ、業界団体の会員一覧、ニュースやブログでの紹介など、長く運営するほどリンクの入り口は増えます。
スターター ガイドによると、Googleは新しいページの発見のほとんどをリンクを通じて行っています。
リンクは評価の材料であると同時に、Googleに見つけてもらう経路でもあり、年数が長いサイトほどこの経路が太くなっていると考えられます。
古いドメインの強さの多くは、年月をかけて集まった被リンクの厚みです。
理由②|記事と情報の量が増え、答えられる質問が広がる
長く運営されたサイトには、サービスの説明、よくある質問、事例、お知らせなど、多くのページがたまっています。
ページが増えるほど、さまざまな言葉で検索した人の疑問に答えられる可能性が広がります。
スターター ガイドでも、言葉にバリエーションを持たせていれば、Google検索に表示されるチャンスは多くなると説明されています。
ただし、量が多いだけで中身が薄いページは、読者の役に立たず、評価の材料にもなりにくい点に注意が必要です。
年数の長いサイトは、答えられる質問の数が多いぶん、検索結果に出る機会も多くなります。
理由③|社名やサービス名で探されるようになる
指名検索とは、社名やサービス名、商品名など、特定の名前を入れて探す検索のことです。
長く営業を続けるほど、名前を知った人が検索で探してくれる機会が増えます。
名前で探す人は目的がはっきりしているため、問い合わせや来店につながりやすいのも特徴です。
弊社の本業である検索広告の運用でも、指名の検索語句は申し込みの直前にいる人が多い言葉として、ほかの言葉と分けて扱います。
知名度が上がると名前で探されるようになり、それが年数の長いサイトの強みに見えます。
理由④|外部での言及やクチコミが増える
年月がたつと、リンクのない紹介やクチコミ、SNSでの話題など、サイトの外での言及も増えていきます。
Google ビジネス プロフィール ヘルプでも、ローカル検索の知名度は、リンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報にも基づくと説明されています。
地域で営業する会社にとっては、長年のクチコミの積み重ねも、年数の長さが強みに見える理由の一つです。
サイトの外での評判も、年月をかけて積み上がる資産です。
理由⑤|年数が長くても、放置されたサイトは強くない
ここまでの理由は、どれも「運営を続けてきた」ことが前提です。
ドメインの登録だけを続け、何年もサイトを更新していなければ、情報は古くなり、新しい紹介も増えません。
Googleは、新しい情報が求められる検索では、鮮度の高いコンテンツを上位に表示するシステムを導入しているとランキング システムの紹介ページで説明しています。
古いドメインでも、中身が古いままなら、新しく作られた充実したページに順位を譲ることもあります。
年数は積み上げの目盛りにすぎず、更新が止まれば目盛りだけが進みます。
ドメインエイジの調べ方

この章でわかること
- 調べ方①|.jpドメインはJPRS WHOISで登録年月日を見る
- 調べ方②|.comなどはICANN LookupでCreatedを見る
- 調べ方③|Wayback Machineで最初に保存された日を見る
- 調べ方④|自社のドメインは管理画面と社内の記録もあわせて見る
![ドメインエイジの調べ方(手順)|登録日はWHOISで、公開されていた時期はWayback Machineで調べ、2つの日付を並べて読む。1. ドメインの末尾を見て登録日を調べる。.jpや.co.jpなどはJPRS WHOISの[登録年月日]、.comや.netなどはICANN LookupのDatesにあるCreatedを見る。2. Wayback Machineで最初に保存された日を見る。「Saved ◯ times between 最初の保存日 and 最後の保存日.」と表示され、最初の保存日がサイトが公開されていた時期の目安になる。3. 2つの日付を並べて読む。ほぼ同じ時期なら登録してすぐにサイトを公開した。保存日がずっと後なら、しばらく未使用か、記録がなかった。登録日のほうが後なら、持ち主が替わった可能性がある](https://quartet-communications.com/wp-content/uploads/2026/11/103461-de-howto.png)
ドメインエイジは、無料で公開されているサービスを使えば、誰でも手早く調べられます。
登録日を調べる道具と、公開されていた時期を調べる道具を組み合わせるのがポイントです。
調べ方①|.jpドメインはJPRS WHOISで登録年月日を見る
ドメインの登録日を調べる基本の道具がWHOISです。
Whoisとは、IPアドレスやドメイン名の登録者などに関する情報を、インターネットユーザーが誰でも参照できるサービスです。
引用元:JPRS「Whoisとは」
「.jp」「.co.jp」などのJPドメイン名は、登録を管理している株式会社日本レジストリサービス(JPRS)のJPRS WHOISで調べられます。
検索窓にドメイン名を入れて検索すると、[登録年月日]の欄に登録した日が表示されます。
「.co.jp」などの属性型JPドメイン名では、[登録年月日]のほかに[接続年月日]という項目も並ぶため、取り違えないようにしましょう。
なお、JPRSの検索結果の表示例によると、1993年2月以前に登録されたドメイン名は、[登録年月日]の欄に年月日が表示されません。
.jpのドメインは、JPRS WHOISの[登録年月日]がドメインエイジの起点です。
調べ方②|.comなどはICANN LookupでCreatedを見る
「.com」「.net」などの汎用のドメイン(gTLD)は、ドメイン名の管理を調整する国際的な団体ICANNのICANN Lookupで調べられます。
ICANNは、2025年1月28日から、gTLDの登録情報を届ける正式な仕組みが、WHOISに代わってRDAPになったと発表しています。
ICANN LookupはこのRDAPを使った検索の画面で、結果の「Dates」の中にある「Created」が登録日にあたります。
「Updated」は登録情報が更新された日、「Registry Expiration」は有効期限なので、年数を数える起点にはしません。
.comなどのドメインは、ICANN Lookupの「Created」の日付から年数を数えます。
調べ方③|Wayback Machineで最初に保存された日を見る
登録日が分かっても、サイトがいつから公開されていたかまでは分かりません。
公開されていた時期の目安は、Internet Archiveが運営するWayback Machineで調べられます。
ドメインを入れて検索すると、「Saved ◯ times between(最初の保存日)and(最後の保存日)」と表示され、年ごとの棒グラフとカレンダーで保存された日をたどれます。
最初の保存日のページを開けば、当時どんな中身のサイトだったかも確かめられます。
ただし、すべてのサイトが保存されているわけではありません。
Some sites may not be included because the automated crawlers were unaware of their existence at the time of the crawl.
引用元:Internet Archive Help Center「Using The Wayback Machine」
(和訳:クロールの時点で自動のクローラーがその存在を知らなかったために、含まれていないサイトもあります。)
最初の保存日は公開の時期の目安で、登録日と並べて読むと使い道が広がります。
調べ方④|自社のドメインは管理画面と社内の記録もあわせて見る
自社のドメインなら、ドメインを契約している登録事業者の管理画面で、登録日や有効期限を確かめられます。
社内に残っている契約書や請求書、サイト制作のときの資料も、取得や公開の時期を確かめる手がかりになります。
Search Consoleの検索パフォーマンスでは、検索結果での表示回数やクリック数の推移を見られます。
年数そのものより、その年数の間に何が積み上がったかを確かめる材料として役立ちます。
Search Consoleの基本的な使い方は、Google Search Consoleについてで紹介しています。
自社のドメインは、年数を調べるより、その年数で何が積み上がったかを確かめましょう。

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WHOISの見方と、調べた日付を読むときの注意点

この章でわかること
- 注意①|登録日はサイトの公開日ではない
- 注意②|登録し直されると登録日が新しくなる
- 注意③|「最終更新」はサイトの更新日ではない
- 注意④|登録者の情報は伏せられていることがある
- 注意⑤|保存の記録がなくても新しいとは限らない
![WHOISの見方(表示例)|ドメインエイジの起点は、.jpなら[登録年月日]、.comなどならCreated。日付の意味を取り違えない。JPRS WHOIS(汎用JPドメイン名の例)の表示例は、[Domain Name] EXAMPLE.JP、[登録者名]、[登録年月日] YYYY/MM/DD、[有効期限] YYYY/MM/DD、[状態] Active、[最終更新] YYYY/MM/DD hh:mm:ss (JST)。1.登録者名:非表示設定をしていると、別の表示に置き換わる。2.登録年月日:ドメインエイジの起点。登録し直すと新しい日付になる。3.有効期限:更新を忘れると、ドメインを手放すことになる。4.最終更新:登録情報が変わった日。サイトの更新日ではない。ICANN Lookup(.comなどの例)の表示例は、DatesにRegistry Expiration、Updated、Created、Contact InformationにRegistrant Name(REDACTED)。5.Created:.comなどの登録日。ドメインエイジの起点。6.Registrant:個人情報の保護のため、伏せられていることがある。日付は伏せ字の表示例](https://quartet-communications.com/wp-content/uploads/2026/11/103461-de-whois.png)
WHOISやWayback Machineで分かる日付は便利ですが、意味を取り違えると判断を誤ります。
よくある読み違いを5つに分けて見ていきましょう。
注意①|登録日はサイトの公開日ではない
ドメインは、サイトを作る前に名前だけ先に押さえておくことがよくあります。
その場合、登録日から何年もたってから、ようやくサイトが公開されることもあります。
登録日だけを見て「この会社は長くサイトを運営している」と判断すると、実際の運営期間を大きく見誤るおそれがあります。
運営期間を知りたいときは、登録日と最初の保存日の両方を見ます。
注意②|登録し直されると登録日が新しくなる
JPRSの「JPドメイン名のライフサイクル」によると、廃止されて登録回復もされなかったドメイン名は情報が削除され、再び同じ文字列で登録できるようになります。
このとき登録し直したドメインは新しい登録として扱われるため、登録日も新しい日付になります。
逆に、登録日が新しいのに、Wayback Machineにはそれより前の保存がたくさんある場合は、持ち主が替わった可能性を考えます。
そのドメインで過去に運営されていたのは、今の持ち主とは別のサイトかもしれません。
登録日より前の保存があるドメインは、前の持ち主の存在を疑って中身を確かめます。
注意③|「最終更新」はサイトの更新日ではない
JPRS WHOISの[最終更新]や、ICANN Lookupの「Updated」は、ドメインの登録情報が変わった日を表します。
ネームサーバーや連絡先の変更などで新しくなる日付で、サイトの記事が更新された日ではありません。
サイトがよく更新されているかどうかは、サイトの中身や、Wayback Machineの保存の間隔から確かめましょう。
登録情報の日付とサイトの更新日は、まったく別のものとして読みます。
注意④|登録者の情報は伏せられていることがある
JPRSは、汎用JPドメイン名と都道府県型JPドメイン名について、登録者の意思でWHOISの登録者名を非表示にできる機能を提供しています。
「.com」などでも、登録事業者の公開代行のサービスや個人情報の保護のため、登録者の名前が「REDACTED」などと伏せられていることがあります。
登録者が伏せられていること自体は通常の仕組みで、それだけで怪しいドメインと判断する理由にはなりません。
登録者が見えなくても、年数を調べるのに必要な日付は確かめられます。
注意⑤|保存の記録がなくても新しいとは限らない
Wayback Machineは、自動のクローラーが見つけたページを保存する仕組みのため、存在を知られていないサイトは保存されていないことがあります。
ヘルプでは、パスワードで保護されたサイトやrobots.txtでクロールを止めているサイト、持ち主の申し出で除外されたサイトも、保存されないことがあると説明されています。
保存がないからといって新しいドメインとは限らないため、登録日とあわせて判断しましょう。
ここまでの読み違いを、次の図にまとめます。

日付は一つだけで判断せず、登録日と保存日を組み合わせて読みます。
新しいドメインで始めるときの最初の半年

この章でわかること
- 準備①|1か月目はドメインとSearch Consoleの土台を整える
- 準備②|2か月目はサービスの中心のページを作り込む
- 準備③|3〜4か月目は広告の検索語句から記事の言葉を選ぶ
- 準備④|5〜6か月目は紹介される理由を作り、伸びを確かめる

新しいドメインは年数がゼロからの出発ですが、それ自体を心配しすぎる必要はありません。
大切なのは、年数がたつのを待つことではなく、最初の半年で「積み上げ」の土台を作ることです。
ここでは、弊社が新しいサイトの立ち上げで勧めている進め方を、月ごとの目安で紹介します。
準備①|1か月目はドメインとSearch Consoleの土台を整える
まず、社名やサービス名に合った、長く使い続けられるドメイン名を選びます。
スターター ガイドでも、サイト名はビジネスに最もよく合った名前を選ぶよう勧めています。
ドメインを取得したら、会社情報や問い合わせの導線など、サイトの骨組みを先に整えます。
あわせてSearch Consoleにプロパティを追加し、サイトマップを送っておくと、Googleにサイトの存在を伝えやすくなります。
ドメイン全体をまとめて見られる「ドメイン プロパティ」は、Search Console ヘルプのとおりDNSレコードで所有権を確認するため、ドメインの管理画面を触れる人と進めましょう。
1か月目は、記事を書き始める前に、サイトの骨組みと計測の準備を終えます。
準備②|2か月目はサービスの中心のページを作り込む
次に、問い合わせにつながるサービスのページを、ほかのどのページより先に作り込みます。
料金、対応できる範囲、依頼の流れ、よくある質問など、検討している人が知りたいことに1ページで答えられるようにします。
Search ConsoleのURL検査ツールで、作ったページがGoogleに登録されているかも確かめておきましょう。
登録されていない場合は、同じツールからインデックス登録をリクエストできます。
新しいドメインほど、まずは問い合わせにつながるページの質を上げることが近道です。
準備③|3〜4か月目は広告の検索語句から記事の言葉を選ぶ
新しいドメインのうちは、検索での集客が育つまでに時間がかかります。
その間の集客は、検索広告(リスティング広告)で補うのが弊社のおすすめです。
検索広告の検索語句のレポートを見れば、実際にどんな言葉で検索され、どの言葉から問い合わせが生まれたかが分かります。
問い合わせにつながった言葉から順に、記事やよくある質問のページを足していけば、新しいドメインでも無駄の少ない積み上げができます。
広告とSEOの組み合わせ方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットで紹介しています。
広告の検索語句をSEOの言葉選びに生かす進め方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談いただけます。
広告で確かめた言葉から記事を書けば、年数が浅くても狙いのずれが小さくなります。
準備④|5〜6か月目は紹介される理由を作り、伸びを確かめる
記事がそろってきたら、事例や自社で調べたことなど、ほかのサイトが紹介したくなる一次情報を出していきます。
取引先や加盟している団体に、紹介ページへの掲載をお願いするのも自然なリンクの集め方です。
リンクを買ったり、リンクのためだけに相互リンクを結んだりする方法は、Googleのスパムポリシーに触れるため避けましょう。
成果は、Search Consoleの検索パフォーマンスで、表示回数とクリック数の伸びを見ながら確かめます。
Googleは、変更が検索結果に反映されるまでの時間について、次のように説明しています。
数時間かかる変更もあれば、数か月かかる変更もあります。一般的には、数週間待ってから Google 検索の検索結果に良い影響があったかどうか確認することをおすすめします。
引用元:Google検索セントラル「Google 公式 SEO スターター ガイド」
半年は成果を出し切る期間ではなく、積み上げが回り始めたかを確かめる期間です。

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ドメインエイジのよくある質問

この章でわかること
- 質問①|ドメインの登録期間を長くすると評価は上がる?
- 質問②|新しいドメインは一定期間、上位に出ない?
- 質問③|年数のある中古ドメインを買えば早く上がる?
- 質問④|サブドメインとサブディレクトリはどちらがよい?
- 質問⑤|ドメインエイジが長い競合には勝てない?
最後に、ドメインエイジについてよく寄せられる疑問に答えます。
どれも「年数そのもの」と「年数の間に積み上がったもの」を分けて考えると整理しやすくなります。
質問①|ドメインの登録期間を長くすると評価は上がる?
弊社が確かめた範囲では、Googleの文書に、ドメインの登録期間(有効期限までの長さ)を評価に使うという説明は見当たりません。
ただし、更新を忘れてドメインを手放すと、別の人に登録されてしまうおそれがあります。
長く使うドメインは、登録事業者の自動更新を設定し、支払いに使うカードの期限切れなどにも気を付けましょう。
登録期間は評価のためではなく、ドメインを失わないために長めに管理します。
質問②|新しいドメインは一定期間、上位に出ない?
新しいドメインは一定期間上位に出ないという「サンドボックス」と呼ばれる説があります。
ただ、弊社が確かめた範囲では、Googleの文書にこの名前の仕組みの説明は見当たりません。
新しいサイトが上位に出にくいのは、見つけてもらい、リンクや中身などの評価の材料がそろうまでに時間がかかるため、と考えるのが実務的です。
待つだけで解決するものではないため、前の章の半年の進め方で、材料を一つずつ増やしていきましょう。
新しいドメインの伸び悩みは、年数ではなく材料の少なさとして捉えます。
質問③|年数のある中古ドメインを買えば早く上がる?
前の持ち主の評判を当てにして順位を上げようとする使い方は、Googleの「期限切れのドメインの不正使用」に当たるおそれがあります。
また、前の持ち主の時代の不自然なリンクなどが残っていることもあり、確かめる手間もかかります。
年数を手に入れることを目的にした中古ドメインの購入は、弊社ではおすすめしていません。
年数は買うものではなく、自社のドメインで積み上げていくものです。
質問④|サブドメインとサブディレクトリはどちらがよい?
新しい事業のサイトを、既存のドメインのサブドメインやサブディレクトリで始めれば年数を引き継げるのでは、という質問もあります。
スターター ガイドでは、サブドメインかサブディレクトリかは、ビジネス上意味があればどちらでも構わないと説明されています。
年数を引き継げるかどうかより、管理のしやすさや、既存のサイトとテーマが合っているかで決めるほうが自然です。
置き場所は年数ではなく、運営のしやすさと内容のまとまりで選びます。
質問⑤|ドメインエイジが長い競合には勝てない?
競合のドメインが古くても、その競合が狙う言葉のすべてで強いとは限りません。
地域を絞った言葉や、特定の業種・悩みに絞った言葉では、中身の濃い新しいページが上位に出ることもあります。
まずは検索広告やSearch Consoleで、自社が答えられる具体的な言葉を探し、そこから積み上げていきましょう。
年数の差は、狙う言葉を絞り、中身の濃さで埋めていきます。
まとめ|ドメインエイジは待つものではなく、積み上げで育てるもの

この記事の要点
- ドメインエイジは一般に登録日からの年数で、登録日・公開日・運営の積み上げは別のもの
- Googleの文書に、ドメインの年数そのものを評価に使うという説明は見当たらない
- 古いドメインが強く見えるのは、年月の間に集まった被リンク・記事・指名検索・言及があるから
- 登録日はJPRS WHOISやICANN Lookupで、公開の時期はWayback Machineの最初の保存日で調べる
- 新しいドメインは、土台・中心のページ・広告で確かめた言葉の記事・一次情報の順に半年で育てる
ドメインエイジは、自社で動かせる数字ではなく、運営を続けた結果として伸びていく目盛りです。
年数を気にするより、今日から積み上げられる中身と紹介に目を向けることが、検索での評価への近道になります。
新しいドメインでの立ち上げや、今のサイトの伸ばし方に迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングにご相談ください。
リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOを組み合わせた集客の進め方を一緒に考えます。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。