SEO会社の選び方とは、自社の目的と体制に合うSEO会社を、同じ物差しで比べて決めるための手順のことです。
知名度や料金の安さより先に任せる範囲を決め、提案と面談の中身で比べるのが近道です。本記事では、会社のタイプ、比べるポイント、面談で聞く質問、状況別の選び方を解説します。

この記事でわかること
- SEO会社を比べる前に決める3つの前提
- コンサルティング型・運用代行型など5つのタイプと向いている会社
- 提案と面談で比べる7つのポイントと、評価シートの使い方
- 候補探しから契約までの5つのステップ
- 面談で聞く5つの質問と、状況別の相談先・よくある失敗
なお、どの会社に相談すればよいか迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
今のサイトと広告の状況を伺い、自社で進める部分と外に任せる部分の線引きから一緒に考えます。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
SEO会社の選び方とは?比べる前に決める3つの前提

この章でわかること
- 前提①|選び方は「自社に合う相手」を探す手順
- 前提②|目的と成果の指標を先に決める
- 前提③|任せる範囲と社内の体制を書き出す

SEO会社(SEO業者とも呼ばれます)は、検索からの集客を増やすために、サイトの診断や改善の提案、記事の制作などを請け負う会社です。同じ「SEO会社」でも、得意な作業や関わり方は会社ごとに大きく違います。
Googleも、SEOを任せる相手を選ぶことは、サイトの評価にかかわる大事な判断だと説明しています。
Google 検索でウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)を依頼する会社や個人を選ぶことは、サイトの視認性を高め、時間を節約できる可能性がある一方で、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある重大な決定です。
引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」
選び方を間違えると、費用だけでなく、サイトの信用や社内の時間まで失うおそれがあります。だからこそ、比べ始める前に自社の側の条件を決めておくことが大切です。
前提①|選び方は「自社に合う相手」を探す手順
「おすすめのSEO会社」は、読む人の状況によって変わります。記事を増やしたい会社と、サイトの作り直しを控えた会社では、頼むべき相手が違うからです。
そのため、選び方の出発点は会社の一覧ではなく、自社の条件の整理です。上の図のように、目的・任せる範囲・社内の体制・予算と期間の4つを決めると、会社のどこを見ればよいかがはっきりします。
SEO会社の良し悪しは、自社の条件と組み合わせて初めて決まります。
前提②|目的と成果の指標を先に決める
最初に決めたいのは、SEOで何を増やしたいかです。問い合わせ、資料請求、ネットショップの売上、採用の応募など、事業の目標につながる指標を1つか2つに絞ります。
検索順位は途中の目安にはなりますが、それだけを目的にすると、問い合わせにつながらない語句で上位を狙う提案に流されやすくなります。
指標が決まっていれば、提案を「その指標が増える道筋があるか」で比べられます。
目的と指標が決まると、提案を同じ物差しで比べられます。
前提③|任せる範囲と社内の体制を書き出す
次に、SEOの作業のうち、どこまでを外に任せたいかを書き出します。方針を決めるところだけか、記事の執筆やページの修正といった作業までかで、相談するタイプが変わります。
あわせて、社内の窓口になる人や、ページを直せる人がいるかも整理します。社内で手を動かせる人がいれば方針づくりだけを頼み、いなければ作業まで頼む、という分け方が基本です。
予算と期間も、この段階で大まかに決めておきます。月にいくらまでなら続けられるか、いつまでに何を進めたいかが決まっていると、見積もりの比べ方がぶれません。
任せる範囲と社内の体制を先に書き出すと、相談先のタイプが絞れます。
SEO会社の5つのタイプと、自社に合うタイプの見つけ方

この章でわかること
- タイプ①|方針と設計を担うコンサルティング型
- タイプ②|作業まで引き受ける運用代行型
- タイプ③|記事づくりが中心のコンテンツ制作型
- タイプ④|サイトの作りから整えるホームページ制作会社
- タイプ⑤|広告とSEOをまとめて見る広告運用会社

SEO会社は、大きく5つのタイプに分けると比べやすくなります。図の横の軸は「考える」のが中心か「手を動かす」のが中心か、縦の軸は扱う範囲の広さです。
自社に足りないのが「何をするかを決める人」なのか、「決めたことを進める人」なのかで、当たるべきタイプが変わります。1社が複数のタイプを兼ねていることも多いので、公式サイトのサービス内容で確かめます。
| タイプ | 主な支援 | 向いている会社 |
|---|---|---|
| コンサルティング型 | 診断・戦略・施策の指示 | 社内に作業できる人がいる |
| 運用代行型 | 施策の実行まで代行 | 社内の手が足りない |
| コンテンツ制作型 | 記事の企画・執筆 | 記事で集客したい |
| ホームページ制作会社 | サイトの設計・改修 | 作り直しを控えている |
| 広告運用会社 | 広告とSEOの設計 | 検索広告も出している |
タイプ①|方針と設計を担うコンサルティング型
コンサルティング型は、サイトの診断、狙う検索語句の設計、施策の優先順位づけといった「考える」部分を担う会社です。作業は社内や別の制作会社が行い、コンサルタントは指示書や定例で進み具合を確かめます。
社内にページを直せる人や記事を書ける人がいて、何から手をつけるかだけが決まらない会社に向いています。反対に、作業の手が足りない会社が頼むと、指示書がたまるだけになりがちです。
コンサルティング型は、社内に動ける人がいて方針だけが足りない会社に向きます。
タイプ②|作業まで引き受ける運用代行型
運用代行型は、方針づくりに加えて、内部対策の実装や記事の制作、効果の測定までをまとめて引き受ける会社です。社内の負担は軽くなりますが、任せる作業が多いぶん月額の費用は上がりやすくなります。
選ぶときは、どの作業を誰が行うのかを細かく確かめます。サイトの管理画面を触る範囲や、記事の公開前に社内で確認する手順も、契約の前に決めておくと行き違いが減ります。
運用代行型は、作業の範囲と社内の確認の手順を決めてから頼みます。
タイプ③|記事づくりが中心のコンテンツ制作型
コンテンツ制作型は、検索で読まれる記事の企画・構成・執筆を中心に請け負う会社です。オウンドメディアを立ち上げたい会社や、記事を書く人手が足りない会社が相談先にしやすいタイプです。
注意したいのは、記事の本数だけで比べないことです。どの検索語句を、なぜ選ぶのか、専門的な内容を誰が確かめるのかまで聞くと、記事の質の差が見えてきます。
コンテンツ制作型は、本数より語句の選び方と確認の体制で比べます。
タイプ④|サイトの作りから整えるホームページ制作会社
ホームページ制作会社の中には、サイトの設計や改修とあわせてSEOの内部対策を手がける会社があります。ページの構成やURLの付け方、表示の速さといったサイトの土台を、作る段階から整えられるのが強みです。
一方で、公開後の記事づくりや効果の測定までは扱わない会社もあります。「SEO対応」と書かれていても中身は会社ごとに違うため、何をしてくれるのかを具体的に聞きます。
ホームページ制作会社は、作り直しのときにSEOの土台まで頼める相手です。
タイプ⑤|広告とSEOをまとめて見る広告運用会社
広告運用会社の中には、リスティング広告などの運用とあわせてSEOの支援を提供する会社があります。広告の検索語句や問い合わせのデータを持っているため、成果につながる語句からSEOの優先順位を決めやすいのが特徴です。
弊社カルテットも、運用型広告の運用代行を本業としながら、SEOコンサルティングやAI検索への対策の相談を受けています。
広告とSEOを別々の会社に頼むと、同じ語句で予算が重なったり、データが分かれたりすることがあります。窓口を1つにまとめるのも、選び方の1つです。
検索広告も出している会社は、広告とSEOをまとめて見られる会社も候補に入れます。

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SEO会社を比べる7つのポイント

この章でわかること
- ポイント①|自社サイトの課題を具体的に指摘できるか
- ポイント②|施策の根拠をGoogleの公式情報で示せるか
- ポイント③|自社の業種・サイトの種類で経験があるか
- ポイント④|誰が担当し、誰が作業するか
- ポイント⑤|成果の指標と報告の形が決まっているか
- ポイント⑥|料金に含まれる作業と契約の条件
- ポイント⑦|社内に知識と資産が残るか

タイプが絞れたら、候補の会社を同じ項目で見極めます。ここで役に立つのが評価シートで、比べるポイントを1枚の表に並べ、候補の会社ごとに印を付けて見比べるための表です。
自社にとって大事な項目には、比べる前に「重視」の印を付けておきます。合計の印の数だけで決めず、重視の項目に気になる点がないかを先に見ると、契約後の行き違いを減らせます。
ポイント①|自社サイトの課題を具体的に指摘できるか
良い提案は、どのサイトにも言える一般論ではなく、自社のページ名や検索語句を挙げて課題を指摘します。「料金のページのタイトルに、お客様が検索する言葉が入っていない」といった具体さがあるかを見ます。
反対に、「コンテンツが足りない」「被リンクが弱い」といった言葉だけが並ぶ提案は、サイトを深く見ていない可能性があります。指摘のあとに、直す順番と理由まで示されているかも確かめます。
自社のページを挙げて課題を指摘できるかが、最初の見分けどころです。
ポイント②|施策の根拠をGoogleの公式情報で示せるか
SEOの施策には、効果がはっきりしないものや、Googleのポリシーに反するものも混ざっています。提案の根拠を、Googleが公開している文書で説明できるかどうかは、大事な判断材料です。
Googleも、SEO業者の推奨事項を評価するときの確認点として、次の点を挙げています。
推奨事項の裏付けとなる証拠として、Google の公式ドキュメントを引用しているか。
引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」
あわせてGoogleは、AI機能向けの最適化をうたう助言についても、生成AI機能に関する公式のガイダンスに沿っているかを確かめるよう挙げています。AI検索への対策を提案された場合も、同じように根拠を聞きます。
施策の根拠を公式の情報で説明できる会社を選びます。
ポイント③|自社の業種・サイトの種類で経験があるか
SEOの進め方は、業種やサイトの種類で変わります。地域の店舗、BtoBの製造業、ネットショップ、医療や金融のように表現の決まりが厳しい業種では、気をつける点がそれぞれ違います。
面談では、同じ業種や近いサイトでどんな作業をしたかを聞きます。数字の実績だけでなく、そのとき何が課題で、どう進めたかを説明できるかを見ると、経験の深さがわかります。
実績の数字より、似たサイトで何をしたかを説明できるかを見ます。
ポイント④|誰が担当し、誰が作業するか
契約の前に話した営業担当と、実際に作業する担当者が別の人ということはよくあります。担当者が変わると進め方も変わることがあるため、窓口になる人と作業する人を確かめます。
大手の会社は人数が多く体制が安定しやすく、少人数の会社は代表や専門の担当者が直接関わることが多い、という違いがあります。どちらが良いかは会社の規模ではなく、自社の窓口と話が合うかで決めます。
会社の規模より、実際の担当者と話が合うかで決めます。
ポイント⑤|成果の指標と報告の形が決まっているか
SEOは、ページを直してから結果が出るまでに時間がかかります。だからこそ、何を指標にして、いつ、どんな形で報告するのかを最初に決めておく必要があります。
報告の中身は、順位の一覧だけでなく、Search Consoleでの表示回数やクリック、問い合わせの数などを含むかを確かめます。毎月の定例で次の一手まで決めてくれるかどうかでも、進み方は大きく変わります。
指標と報告の形を、契約の前にすり合わせておきます。
ポイント⑥|料金に含まれる作業と契約の条件
月額の料金は、含まれる作業の量で大きく変わります。同じ月額でも、記事の本数、修正の回数、定例の頻度が違えば、金額だけを比べても意味がありません。
見積もりは、作業の範囲をそろえたうえで、初期費用と最低契約期間を含めた総額で比べます。自動更新の有無や、途中で解約するときの条件も、書面で確かめておきます。
料金は、作業の範囲をそろえてから総額で比べます。
ポイント⑦|社内に知識と資産が残るか
SEOの支援は、契約が終わったあとに何が残るかでも価値が変わります。作った記事や設計書、分析のデータを自社のものとして使い続けられるかは、契約書で確かめたい点です。
社内の担当者向けに勉強会を開いたり、施策の理由を毎回説明してくれたりする会社なら、自社にも知識がたまります。いずれ社内で進めたい会社は、この項目を「重視」にしておくとよいでしょう。
契約後も記事やデータを使い続けられるかを、契約書で確かめます。
SEO会社を選ぶ5つのステップ|候補探しから契約まで

この章でわかること
- STEP①|候補を5〜10社書き出す
- STEP②|公式サイトで3社ほどに絞る
- STEP③|同じ依頼メモで提案を頼む
- STEP④|診断と面談で中身を確かめる
- STEP⑤|評価シートで比べ、条件を確かめて契約する

比べるポイントが決まったら、候補探しから契約までを5つのステップで進めます。最初から1社に決めず、広く書き出してから段階的に絞ると、比べる材料がそろいます。
STEP①|候補を5〜10社書き出す
候補は、検索、取引先や知人からの紹介、比較記事など、いくつかの入り口から集めます。1つの入り口だけだと、似たタイプの会社ばかりになりやすいからです。
たとえば、弊社のSEO対策代行のおすすめ会社23選では、各社の公式サイトに載っている料金やサービスを並べています。こうした一覧は、タイプの違う会社を一度に書き出すときの入り口として使えます。
候補はいくつかの入り口から集め、タイプの違う会社を書き出します。
STEP②|公式サイトで3社ほどに絞る
書き出した会社の公式サイトで、サービス内容、料金の目安、契約の条件、会社の情報を確かめます。前提で決めた任せる範囲と予算に合わない会社は、この段階で外します。
公式サイトに順位の保証や、被リンクの販売をうたう記載がある会社も外します。提案と面談まで進めるのは、比べやすく、社内の時間もかけすぎない3社ほどがちょうどよい数です。
公式サイトの段階で、条件に合わない会社と保証をうたう会社を外します。
STEP③|同じ依頼メモで提案を頼む
候補の会社には、同じ内容の依頼メモを渡して提案を頼みます。依頼メモとは、自社の事業、サイトの状況、目的、任せたい範囲、予算、時期を1枚にまとめた書面です。
会社ごとに伝える内容が違うと、提案の差が会社の実力の差なのか、伝え方の差なのかがわからなくなります。依頼メモがあれば、同じ条件で出てきた提案を並べて比べられます。
依頼メモに書いておきたいこと
- 自社の事業と、主なお客様
- サイトの目的と、増やしたい指標
- 今のサイトの状況(ページの数、使っているCMS、困っていること)
- 任せたい作業の範囲と、社内で動ける人
- 月の予算の目安と、始めたい時期
- 検索広告を出している場合は、その運用の状況
同じ依頼メモを渡すと、提案の差がそのまま会社の差として見えます。
STEP④|診断と面談で中身を確かめる
提案の前に、サイトの診断を申し出る会社もあります。診断のためにSearch Consoleの権限を渡すときは、まず見るだけの権限にとどめます。
SEO 業者から SEO 監査の提案を受けた場合は、その内容を慎重に検討し、Search Console への読み取り権限のみを付与してください(この段階では書き込み権限は付与しないでください)。
引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」
面談では、次の章の5つの質問を候補の全社に同じ順番でします。提案書だけではわからない担当者の考え方や、話の合いやすさが見えてきます。
診断の段階では、Search Consoleは見るだけの権限にとどめます。
STEP⑤|評価シートで比べ、条件を確かめて契約する
面談が終わったら、その日のうちに評価シートへ印を付けます。時間がたつと、印象の強かった会社に引っ張られやすくなるためです。
1社に決めたら、契約の前に次の項目を書面で確かめます。Googleは過去の顧客に話を聞くことも勧めているので、紹介してもらえるなら聞いてみるのも1つの方法です。
| 確かめる項目 | 見るところ |
|---|---|
| 作業の範囲 | 料金に含まれる作業と回数 |
| 成果物 | 記事・設計書・報告の形 |
| 契約期間 | 最低期間と自動更新の有無 |
| 解約の条件 | 申し出の期限と違約金 |
| 権利 | 記事や画像を使い続けられるか |
| 権限 | 管理画面やツールの渡し方 |
契約の前に、範囲・期間・解約・権利を書面で確かめます。

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面談で聞きたい5つの質問と、答えの聞き分け方

この章でわかること
- 質問①|今のサイトの課題はどこにあると見ていますか
- 質問②|最初の3か月で何をしますか
- 質問③|成果は何で、いつ測りますか
- 質問④|変更の中身はどう共有されますか
- 質問⑤|契約が終わったら、何が手元に残りますか

面談は、会社の説明を聞く場であると同時に、こちらから質問して見極める場です。同じ質問を候補の全社にすると、答えの具体さの違いがはっきりします。
Googleは、面談での質問の例を挙げたうえで、相手が自社に関心を持っているかも見るよう勧めています。
SEO 業者があなたの会社とビジネスに関心を持っているか。関心を持っていない場合は、別の SEO 業者を探します。
引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」
質問①|今のサイトの課題はどこにあると見ていますか
事前にサイトを見てくれた会社なら、自社のページや検索語句を挙げて答えられるはずです。課題と一緒に、直す順番とその理由まで話してくれるかを聞きます。
「全体的に弱い」「記事が足りない」など、どのサイトにも言える答えだけなら、もう一歩踏み込んで聞いてみます。それでも具体的にならない場合は、評価シートに△を付けます。
課題の答えに自社のページ名が出てくるかで、調べ込みの深さがわかります。
質問②|最初の3か月で何をしますか
SEOは時間がかかるからこそ、最初の3か月の進め方に会社の考え方が表れます。診断、検索語句の設計、最初の改善など、月ごとに何をするかを聞きます。
あわせて、その間に社内で何をしてほしいか、どのくらいの作業量になるかも確かめます。社内の負担がわかれば、窓口の担当者が無理なく回せるかを契約の前に判断できます。
最初の3か月の中身と、社内に求める作業量を聞きます。
質問③|成果は何で、いつ測りますか
Googleも面談の質問の例として、期待される結果とその時期、成果の測り方を挙げています。順位だけでなく、問い合わせや売上につながる指標で話ができるかを見ます。
時期の答えに幅があるのは自然なことです。むしろ、変化が出るまでの見込みと、途中で何を見て進み具合を判断するのかを説明できるかが大事です。
成果の指標と確かめる時期を、一緒に決めてくれる会社を選びます。
質問④|変更の中身はどう共有されますか
サイトに何を変えたのか、なぜ変えたのかがわからないと、成果が出ても出なくても理由がつかめません。変更の一覧や理由を、報告や定例でどう伝えてくれるかを聞きます。
「ノウハウなので詳しくは言えない」と作業の中身を説明しない会社には注意が必要です。Googleも、行動の目的を明確に説明しない会社には用心するよう呼びかけています。
変えた点と理由を共有してくれるかを、契約の前に確かめます。
質問⑤|契約が終わったら、何が手元に残りますか
契約をやめたあとも、作った記事やページ、設計書、分析のデータを自社で使い続けられるかを聞きます。会社によっては、記事やツールの権利が会社側に残る契約もあります。
次の会社に引き継ぐときに必要な資料を渡してもらえるかも、あわせて確かめておくと安心です。答えは口頭だけでなく、契約書のどこに書いてあるかまで確認します。
契約後に残るものは、口頭ではなく契約書で確かめます。
状況別|自社に合うSEO会社の選び方

この章でわかること
- ケース①|これからサイトを作る・作り直す
- ケース②|記事で集客を増やしたい
- ケース③|地域の店舗・事業所で集客したい
- ケース④|BtoBで問い合わせを増やしたい
- ケース⑤|ECサイトの商品ページを伸ばしたい
- ケース⑥|検索広告をすでに出している

同じ「SEO会社を選ぶ」でも、自社の状況によって相談先と最初に聞くことは変わります。当てはまる状況が2つ以上あるときは、それぞれの質問をあわせてします。
ケース①|これからサイトを作る・作り直す
サイトを作る前や作り直す前は、SEOの相談を始めるのにちょうどよい時期です。Googleも、次のように説明しています。
たとえば、サイトの再構築を検討しているとき(早ければ早いほどよい)、または新しいサイトの開設を計画しているときが、SEO 業者の利用を開始するのに最適なタイミングです。
引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」
この場合は、SEOの内部対策を手がける制作会社か、制作会社と組めるコンサルティング型の会社が候補です。ページの構成やURLの決め方など、設計の段階からSEOを入れられるかを聞きます。
作り直しの前は、設計の段階からSEOを入れられる会社を選びます。
ケース②|記事で集客を増やしたい
記事で検索からの集客を増やしたいなら、コンテンツ制作型か、記事づくりを含む運用代行型が候補です。お客様が検索する語句から記事のテーマを選べるかが、最初の見どころです。
専門的な内容を扱う業種では、社内の誰が記事の中身を確かめるかも決めておきます。会社側の確認の体制と、社内の確認にかかる時間を、あわせて聞いておくと進めやすくなります。
記事の集客は、語句の選び方と確認の体制で相談先を選びます。
ケース③|地域の店舗・事業所で集客したい
地域のお客様を集めたい店舗や事業所は、地図の検索に表示されるGoogleビジネスプロフィールも大事な入り口です。MEO対策とサイトのSEOを、まとめて見られる会社かを確かめます。
近くの会社のほうが打ち合わせはしやすいものの、オンラインで全国に対応している会社も増えています。距離より、自社の地域と業種で何をしたことがあるかで比べます。
地域の集客は、ビジネスプロフィールとサイトを両方見られる会社を選びます。
ケース④|BtoBで問い合わせを増やしたい
BtoBの商材は、検索する人が少なく、内容も専門的になりがちです。検索の数が少ない語句でも、問い合わせにつながる語句を選べるかが、提案を比べるときの見どころになります。
専門的な中身は、社内の技術者や営業担当に話を聞かないと書けません。社内の誰とどう記事を作るのかまで提案してくれる会社が向いています。
BtoBならではの外注の注意点は、BtoBマーケティングのSEO外注で失敗しないポイントでも解説しています。
BtoBは、少ない検索数でも問い合わせにつながる語句を選べる会社が向きます。
ケース⑤|ECサイトの商品ページを伸ばしたい
ネットショップは、商品のページやカテゴリのページが多く、1ページずつ直すのは現実的ではありません。ページのひな形(テンプレート)を直して、まとめて改善できるかが大事です。
そのため、ECサイトの仕組みや技術的なSEOに詳しい会社が候補になります。使っているカートのシステムでどこまで直せるかを事前に聞いておくと、実行できない提案を避けられます。
ECサイトは、テンプレートからまとめて直せる会社を選びます。
ケース⑥|検索広告をすでに出している
リスティング広告を出しているなら、広告の検索語句やCV(問い合わせなどの成果)のデータが手元にあります。どの語句が成果につながるかがわかっているので、SEOで狙う語句の優先順位を決めやすくなります。
広告とSEOを同じ窓口で見られる会社なら、広告で成果の出た語句をSEOで狙い、SEOで上位になった語句の広告費を見直す、といった使い分けもしやすくなります。併用の考え方はリスティング広告とSEOを併用するメリットで紹介しています。
広告とSEOをまとめて相談したい方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでも承っています。
検索広告を出している会社は、広告のデータをSEOに生かせるかを聞きます。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
SEO会社選びでよくある5つの失敗と、避けるための確認

この章でわかること
- 失敗①|月額の安さだけで決める
- 失敗②|順位の保証や「上位表示の約束」で決める
- 失敗③|記事の本数で比べる
- 失敗④|営業担当とだけ話して契約する
- 失敗⑤|社内の窓口を決めずに任せる

SEO会社選びの失敗の多くは、1つの物差しだけで決めたときに起きます。よくある5つの失敗と、避けるための確かめ方をまとめました。
失敗①|月額の安さだけで決める
月額が安くても、含まれる作業が少なければ、結果として何も進まないことがあります。反対に、高い月額でも、自社では使わない作業が多く含まれている場合もあります。
料金は、作業の範囲をそろえたうえで、初期費用と最低契約期間を含めた総額で比べます。予算が足りないときは、範囲を絞った提案を頼めるかも聞いてみます。
料金は安さではなく、そろえた範囲での総額で比べます。
失敗②|順位の保証や「上位表示の約束」で決める
「1位を保証します」という言葉は魅力的に聞こえますが、Googleははっきりと注意を呼びかけています。
Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。サイトの掲載順位を保証すると主張する業者、Google との「特別な関係」を強調する業者、Google への「優先登録」を宣伝している業者には注意が必要です。
引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」
保証をうたう会社の中には、ランキングを上げるためのリンクの売買を勧める会社もあります。リンクの売買は、Googleのスパムに関するポリシーでリンクスパムの例として挙げられており、サイトの評価を落とすおそれがあります。
順位の保証をうたう会社は、候補から外します。
失敗③|記事の本数で比べる
「月に何本書きます」という本数は比べやすい数字ですが、本数が多いほど成果が出るとは限りません。お客様が検索しない語句の記事をいくら増やしても、問い合わせにはつながりにくいからです。
比べるときは、記事のテーマをどう選ぶのか、誰が中身を確かめるのか、公開後にどう直していくのかを聞きます。検索順位を操作する目的で中身の薄いページを大量に作る進め方は、Googleのポリシーにも反するおそれがあります。
記事は本数ではなく、テーマの選び方と確認の体制で比べます。
失敗④|営業担当とだけ話して契約する
提案や面談に営業担当しか出てこないまま契約すると、実際の担当者と話が合わないことに後から気づくことがあります。担当者が誰になるのか、途中で代わることがあるのかを聞いておきます。
できれば、契約の前に実際の担当者と一度話す時間をもらいます。毎月やりとりする相手なので、説明のわかりやすさや返事の早さも大事な比べどころです。
契約の前に、実際に担当する人と話してから決めます。
失敗⑤|社内の窓口を決めずに任せる
SEO会社に任せても、ページの修正の確認や、記事の中身のチェックなど、社内で判断することは残ります。窓口が決まっていないと、確認が止まって施策が進まなくなります。
社内の窓口になる人を1人決め、確認にかける期限もあらかじめ決めておきます。どの会社を選んでも成果は社内との連携で変わるため、選び方の最後の仕上げは自社の体制づくりです。
社内の窓口と確認の期限を決めてから、SEO会社に任せます。
まとめ|SEO会社は、任せる範囲を決めてから同じ物差しで比べる

この記事の要点
- 比べる前に、目的・任せる範囲・社内の体制・予算と期間の4つを決める
- SEO会社は、コンサルティング型・運用代行型・コンテンツ制作型・ホームページ制作会社・広告運用会社の5つのタイプで考える
- 7つのポイントを並べた評価シートで、重視の項目に△がないかを先に見る
- 候補は5〜10社書き出し、同じ依頼メモで3社ほどに提案を頼む
- 面談では、課題・最初の3か月・測り方・変更の共有・契約後に残るものの5つを聞く
- 順位の保証をうたう会社は候補から外す
SEO会社の選び方で大事なのは、知名度や料金の安さより先に、自社の条件を決めることです。条件が決まれば、相談するタイプと比べる物差しが自然に決まります。
あとは、同じ依頼メモと同じ質問で候補を比べ、契約の条件を書面で確かめれば、自社に合う1社を選びやすくなります。
どこから手をつければよいか迷う場合は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談をご利用ください。広告運用の知見もあわせて、自社に合う進め方を一緒に整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。