ホテルのSEO対策とは、旅行を計画する人が宿の名前や地名で検索したときに、公式サイトを見つけて予約してもらうための取り組みです。
予約サイトと地名の検索を争うより、宿の名前で調べる人の質問に公式サイトで答えるほうが、直接予約につながります。本記事では、その施策と表示のルール、最初の進め方を解説します。

この記事でわかること
- 宿を探す人の検索が「地名・目的」と「宿の名前」に分かれる理由
- よくある質問・客室・料理など、公式サイトで直接予約を増やす6つの施策
- 料金・料理・写真・招待の投稿で守る、景品表示法の考え方
- 検索広告とSEOを、宿の名前と空室の状況で使い分ける方法
- 支配人・フロント・調理場・Web担当で進める最初の90日と、よくある質問
なお、公式サイトからの予約が増えずに悩んでいる方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
宿の客層と予約サイトの使い方を伺い、検索広告もあわせて、公式サイトで先に整えるページを一緒に決めます。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
ホテル・旅館のSEO対策とは?予約サイトと公式サイトの役割

この章でわかること
- 定義①|宿探しの検索は「地名・目的」と「宿の名前」に分かれる
- 定義②|地名の検索では、予約サイトとGoogleのホテル検索が強い
- 定義③|宿の名前の検索で、公式サイトが選ばれるかが分かれ目
- 定義④|宿のタイプによって、狙う検索が変わる

ホテルや旅館のWeb担当者がまず押さえたいのは、宿を探す人の検索には入口が2つあることです。
どちらの入口で、どんな人が、何を確かめているかがわかると、公式サイトで力を入れるページが決まります。
定義①|宿探しの検索は「地名・目的」と「宿の名前」に分かれる
旅行の計画の初めには、「〇〇温泉 旅館」「〇〇駅 ホテル」のように、行き先の地名や目的で宿を探します。
候補が絞れてくると、「宿名 駐車場」「宿名 朝食」のように、宿の名前に確かめたいことを足して調べます。
前者はまだ泊まる宿を決めていない人、後者は泊まる宿をほぼ決めかけている人の検索です。
公式サイトでまず受けたいのは、宿の名前に質問を足した検索です。
定義②|地名の検索では、予約サイトとGoogleのホテル検索が強い
OTAとは、楽天トラベルやじゃらん、Booking.comのように、多くの宿の空室と料金をまとめて予約できるオンラインの旅行会社のことです。
地名の検索では、こうした予約サイトや、Googleのホテル検索・地図の結果が上に並びやすく、一つの宿の公式サイトが割って入るのは簡単ではありません。
予約サイトは集客の力が大きい一方で、予約ごとに手数料がかかるため、公式サイトからの直接予約を増やしたいと考える宿も多くあります。
地名だけの検索は予約サイトと並ぶ前提で考え、公式サイトは宿の名前と旅の目的の検索で受けましょう。
定義③|宿の名前の検索で、公式サイトが選ばれるかが分かれ目
予約サイトで宿を見比べた人の中には、気になった宿の名前で検索し直し、公式サイトで料理や部屋の写真を確かめる人もいます。
このときの検索結果には、公式サイトのほかに、予約サイトの宿のページや、Googleのビジネスプロフィールも並びます。
公式サイトに知りたい答えがなければ、その人は予約サイトに戻って予約するかもしれません。
宿の名前で調べた人が、公式サイトの中で疑問を解決できる状態をつくりましょう。
定義④|宿のタイプによって、狙う検索が変わる
同じ宿泊業でも、泊まる人の目的が違えば、検索の言葉も変わります。
| 宿のタイプ | 主に泊まる人 | 調べられやすいこと |
|---|---|---|
| ビジネスホテル | 出張の会社員 | 駅からの距離・朝食・領収書 |
| 温泉旅館 | 家族・夫婦の旅行 | 料理・お風呂・送迎 |
| リゾートホテル | 休暇の家族・グループ | 周辺の遊び方・子連れの設備 |
| シティホテル | 観光客・宴会の利用者 | レストラン・宴会・アクセス |
自分の宿に多い客層を先に決めると、公式サイトでどの質問に厚く答えるかが見えてきます。
まずは客層を一つ決め、その人が宿の名前で調べそうなことを書き出しましょう。
ホテル・旅館の公式サイトで直接予約を増やす6つの施策

この章でわかること
- 施策①|宿の名前+「駐車場」「朝食」などの質問にページで答える
- 施策②|客室とプランを、比べやすいページに分ける
- 施策③|料理と温泉・館内は、写真と事実で見せる
- 施策④|周辺の観光は、スタッフしか書けない情報で記事にする
- 施策⑤|Googleビジネスプロフィールと無料の予約リンクを整える
- 施策⑥|海外からの予約には、言語ごとのページを用意する

公式サイトのトップページだけに情報を詰め込むと、宿の名前で調べた人が知りたい答えにたどり着けません。
質問ごとに受け皿のページを分け、どのページからも予約へ進めるようにします。
施策①|宿の名前+「駐車場」「朝食」などの質問にページで答える
フロントや予約の電話でよく聞かれる質問は、宿の名前で検索される質問と重なることが多くあります。
チェックインの時間、駐車場の台数と料金、送迎の有無、朝食の時間などを、よくある質問とアクセスのページにまとめます。
答えを「お問い合わせください」で終わらせず、時間や台数を具体的に書くと、電話の手間も減ります。
電話でよく聞かれる質問は、そのまま公式サイトの見出しにしましょう。
施策②|客室とプランを、比べやすいページに分ける
客室は、和室・洋室・露天風呂付きなどのタイプごとにページを分け、広さ、定員、眺め、設備を写真とあわせて載せます。
プランは、食事の有無や料金に含まれるものを、同じ並びで比べられるように示します。
ページのタイトルには宿の名前と客室のタイプを入れ、探している人の言葉と合わせます(SEOで勝つタイトルの付け方)。
客室とプランは、予約サイトの一覧より詳しく比べられるように見せましょう。
施策③|料理と温泉・館内は、写真と事実で見せる
料理や温泉は、宿を選ぶ決め手になりやすい情報です。
献立の例、食材の産地、アレルギーへの相談の可否、大浴場や貸切風呂の利用時間など、事実として示せることを写真と一緒に書きます。
料理長や女将など、現場の人の言葉で書いた説明は、ほかのサイトにはない情報になります。
料理と温泉のページは、写真だけでなく、時間や産地などの事実を添えましょう。
施策④|周辺の観光は、スタッフしか書けない情報で記事にする
「〇〇 観光 雨の日」「〇〇 子連れ 旅行」のような旅の計画の検索は、公式サイトの観光の記事で受けられます。
観光地の一般的な紹介ではなく、宿からの所要時間、スタッフが勧める回り方、地元の人が通う店など、宿の人だからこそ書ける情報を中心にします。
記事の最後には、その観光と組み合わせやすい客室やプランへの案内を置きます。
観光の記事は、その宿に泊まる理由につながる情報で書きましょう。
施策⑤|Googleビジネスプロフィールと無料の予約リンクを整える
宿の名前で検索すると、検索結果の横や地図に、Googleのビジネスプロフィールが表示されます。
住所・電話番号・チェックインの時間などは、公式サイトと同じ書き方でそろえておきます(MEO対策とは)。
さらに、Googleのホテル検索には、無料の予約リンクという仕組みがあります。
無料の予約リンクを使用すると、Google のさまざまなサービスでユーザーがホテルを検索したときに、検索結果に貴社の予約サイトを表示させることができます。
引用元:Hotel Center ヘルプ「ホテルの無料の予約リンクについて」
同じヘルプでは、無料の予約リンクがクリックされても費用はかからないと説明されています。
宿の代わりに料金や空室の情報を管理する予約エンジンなどの会社は、Googleの「接続パートナー」にあたるため、まずは使っている会社に対応を確かめます。
公式サイトの料金も、Googleのホテル検索で予約サイトと並べて見せましょう。
施策⑥|海外からの予約には、言語ごとのページを用意する
海外からの旅行者は、英語や中国語、韓国語などで、宿の名前や地名を検索します。
言語ごとにURLを分けてページを用意し、hreflangという記述で、それぞれの言語版があることをGoogleに伝えます。
書き方は、Google検索セントラル「ページのローカライズ版」で案内されています。
翻訳では、チェックインの方法、支払い方法、館内のルールなど、旅行者が戸惑いやすい点を丁寧に書きます。
海外向けのページは、言語ごとにURLを分け、旅行者が困る点から書きましょう。

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問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
ホテル・旅館がWebの表示で守るルール

この章でわかること
- ルール①|料金の比べ方で、実際より安く見せない
- ルール②|料理の銘柄や産地は、出すものと合わせる
- ルール③|写真と設備の説明を、今の姿に合わせる
- ルール④|招待した人の投稿には、広告であることを示す

公式サイトの料金や料理の説明は宿の広告でもあり、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)の対象になります。
予約サイトや広告に載せる文と公式サイトの文をそろえる意味でも、公開の前に次の4点を確かめます。
ルール①|料金の比べ方で、実際より安く見せない
「通常料金〇円のところ、公式サイト限定〇円」のように料金を比べて見せるときは、比べる料金が実際に販売していた料金かを確かめます。
具体的には、商品・サービスの取引条件について、実際よりも有利であると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に安いわけでもないのに、あたかも著しく安いかのように偽って宣伝する行為が有利誤認表示に該当します。
引用元:消費者庁「有利誤認表示」
「公式サイトがいちばんお得」と書く場合も、どの予約サイトの、いつの料金と比べたのかを示せるようにしておきます。
料金を比べて見せるときは、比べた相手と時期を示せる言い方にしましょう。
ルール②|料理の銘柄や産地は、出すものと合わせる
消費者庁の「表示に関するQ&A」では、ホテルのレストランで銘柄牛と表示した料理に、実際には大部分で別の肉を使っていた事案が例に挙げられています。
銘柄名、部位名等を具体的に記載しているにもかかわらず、実際には表示と異なるものが提供されている場合には、景品表示法上問題となります。
引用元:消費者庁「表示に関するQ&A」Q48
仕入れの事情で食材が変わる料理は、銘柄名や産地名を料理名に入れず、調理場と表現をすり合わせてから載せます。
料理名に入れる銘柄や産地は、調理場が毎回出せるものだけにしましょう。
ルール③|写真と設備の説明を、今の姿に合わせる
改装前の客室の写真や、今は使えない設備の写真が残っていると、実際より良く見せる表示になりかねません。
消費者庁は、品質を実際よりも優れていると偽って宣伝する行為を、優良誤認表示として説明しています。
「全室オーシャンビュー」「全室禁煙」のように「全室」と書くときは、本当にすべての客室に当てはまるかを確かめます。
写真と設備の説明は、季節の入れ替えや改装のたびに見直しましょう。
ルール④|招待した人の投稿には、広告であることを示す
インフルエンサーや旅行ブロガーを招待して宿を紹介してもらうことは、宿を知ってもらう手段の一つです。
ただ、令和5年10月1日から、広告であることがわからない広告(ステルスマーケティング)は景品表示法の違反になりました。
景品表示法で規制されるのは、広告であって、一般消費者が広告であることを分からないものです。
引用元:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」
同じページでは、事業者がインフルエンサーなどの第三者に依頼・指示した投稿も、広告に含まれると説明されています。
招待した人の投稿や紹介記事には、「広告」「PR」などとわかる表示をお願いしましょう。
ホテルのSEOでやってはいけないこと

この章でわかること
- NG①|駅名や地名だけを変えたページを並べる
- NG②|口コミと引き換えに特典を渡す
- NG③|予約サイトの紹介文を、そのまま公式サイトに載せる
- NG④|観光の記事をAIで大量に作る
直接予約を急ぐあまり、Googleのルールに反するやり方を選ぶと、公式サイトの評価を落としかねません。
宿のWebサイトで起こりやすい4つを押さえておきます。
NG①|駅名や地名だけを変えたページを並べる
「〇〇駅 ホテル」「△△駅 ホテル」のように、近くの駅や地名ごとに、地名だけを差し替えた同じ中身のページを作るのは避けます。
誘導ページの不正使用とは、特定の類似した検索語句で検索結果の上位に表示されることを目的にサイトまたはページを作成することです。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
駅ごとの道順や所要時間など、その地名でしか役に立たない情報があるときは、アクセスのページの中で書き分けます。
地名のページを増やすより、アクセスのページを一つ、詳しく作りましょう。
NG②|口コミと引き換えに特典を渡す
「口コミを書いた方にドリンクをサービス」のような呼びかけは、つい考えがちですが、Googleマップのポリシーで禁じられています。
クチコミの投稿や否定的なクチコミの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為。
引用元:Google マップ ユーザー投稿コンテンツのポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」
口コミはチェックアウトのときなどに見返りなしでお願いし、届いた口コミには宿として丁寧に返信します。
口コミは特典と引き換えにせず、返信で宿の姿勢を伝えましょう。
NG③|予約サイトの紹介文を、そのまま公式サイトに載せる
予約サイトに載せた宿の紹介文を公式サイトにそのまま貼るのは手軽ですが、検索する人から見ると、同じ文章が並ぶだけになります。
公式サイトには、予約サイトの決まった枠には書ききれない料理や客室、周辺の情報を、宿の言葉で書きます。
公式サイトは、予約サイトより詳しく、宿の人の言葉で書くことを基本にしましょう。
NG④|観光の記事をAIで大量に作る
観光の記事を増やそうとして、AIで地名だけを変えた記事を大量に作ると、どの記事も同じような中身になりがちです。
Googleは、検索順位の操作を主な目的として大量のページを作ることを、スパムに関するポリシーで禁じています。
AIは下書きの手助けにとどめ、スタッフが現地で確かめた情報を書き加えましょう。

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問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
検索広告とSEOの使い分け|宿の名前を守り、空室は広告で埋める

この章でわかること
- 分担①|宿の名前の検索にも広告を出しておく
- 分担②|空室を埋めたい日程は、広告で拾う
- 分担③|検索語句レポートで、よくある質問と記事の題材を見つける
- 分担④|広告の文と公式サイトの表示をそろえる

カルテットは検索広告の運用を本業としており、広告とSEOを組み合わせて予約の入口を増やす進め方をおすすめしています。
宿の集客では、すぐに埋めたい空室は広告で、時間をかけて育てる入口はSEOで受けるという分け方が基本です。
分担①|宿の名前の検索にも広告を出しておく
宿の名前で検索したときに、予約サイトの広告が公式サイトより上に表示されることがあります。
自社の名前で検索広告を出しておくと、検索結果の上の方に公式サイトへの入口を確保でき、公式サイトの特典やプランも伝えられます。
広告とSEOを組み合わせる利点は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。
宿の名前の検索は、SEOと広告の両方で公式サイトの入口を守りましょう。
分担②|空室を埋めたい日程は、広告で拾う
連休の直前や閑散期の平日など、空室を早く埋めたい日程は、ページの評価が育つのを待てません。
地名に「空室」「今日」などを足した予約の直前の検索に広告を出し、その日程で予約できるプランのページへ案内します。
Googleのホテル検索に料金を出すホテル広告もあり、無料の予約リンクと組み合わせて考えられます。
急いで埋めたい空室は広告で拾い、プランのページで予約を決めてもらいましょう。
分担③|検索語句レポートで、よくある質問と記事の題材を見つける
Google広告の検索語句レポートとは、広告が表示されたときに実際に検索された語を、一覧で確かめられる画面です。
「宿名 駐車場」「宿名 送迎」のような質問の語が多ければ、よくある質問やアクセスのページに答えを足します。
「宿名 求人」のように予約と関係ない語で広告が出ていれば除外し、広告費の無駄を減らします。
広告の検索語のデータを、公式サイトで答える質問選びに使いましょう。
分担④|広告の文と公式サイトの表示をそろえる
広告の文に「公式サイト限定」「朝食付き」と書いたなら、案内するページにも同じ条件がわかるように書きます。
広告とページで料金や条件が食い違うと、予約の手前で離れる原因になり、表示のルールの面でも問題になりかねません。
広告とSEOをまとめて見直したい場合は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談を承っています。
広告の文とページの中身は、料金と条件をそろえてから配信しましょう。
Web担当者が最初の90日でやること

この章でわかること
- 段取り①|1〜30日目は、質問と素材を集める
- 段取り②|31〜60日目は、宿の名前で調べる人向けのページを公開する
- 段取り③|61〜90日目は、観光の記事と予約の経路の記録を始める
- 段取り④|90日目に見るのは、順位より予約の入口

宿のWeb担当者は、予約の管理や広告、SNSなど、ほかの仕事と兼ねていることが多くあります。
現場の人が素材と答えを出し、Web担当が形にする分担にすると、宿の仕事と並行して進められます。
段取り①|1〜30日目は、質問と素材を集める
支配人や女将は、力を入れたい客層とプランを決めます。
フロントや予約の担当者は、電話やメールでよく受ける質問を書き出し、調理場や館内の担当者は、料理や客室の今の写真を撮りためます。
Web担当は、Search Consoleで、宿の名前と一緒に検索されている言葉を確かめます(Google Search Consoleについて)。
最初の月は、ページを作る前に、質問と写真を集めることに時間を使いましょう。
段取り②|31〜60日目は、宿の名前で調べる人向けのページを公開する
集めた質問をもとに、よくある質問、アクセス・駐車場、客室のページから公開します。
料理の銘柄や設備の説明は、公開の前に調理場と支配人が確かめ、表示のルールに沿っているかを見ます。
あわせて、ビジネスプロフィールの営業時間や写真も、公式サイトと同じ内容にそろえます。
60日目までに、宿の名前で調べる人の質問に答えるページを公開しましょう。
段取り③|61〜90日目は、観光の記事と予約の経路の記録を始める
公開したページの型ができたら、周辺の観光の記事や、海外向けのページに取りかかります。
同時に、予約が公式サイト、予約サイト、電話のどこから入ったかを、月ごとに記録する表を用意します。
ページを増やすのと同時に、予約の経路を数える仕組みを整えましょう。
段取り④|90日目に見るのは、順位より予約の入口
90日では、検索順位が大きく動かないこともあります。
見るのは、宿の名前で検索した人が公式サイトに来ているか、直接予約の数が変わったか、同じ質問の電話が減ったかです。
| 見る数字 | どこで見るか | 次の手の考え方 |
|---|---|---|
| 宿の名前での表示とクリック | Search Console | 答えが足りない質問を足す |
| 地図からの電話・経路の検索 | ビジネスプロフィール | 写真と営業時間を見直す |
| 公式サイトからの予約の数 | 予約エンジンの管理画面 | よく見られたプランを増やす |
| 電話で受けた質問の数 | フロントの記録 | ページの答えを直す |
順位より、公式サイトからの予約と質問の電話の変化を見て、次のページを決めましょう。

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ホテル・旅館のSEOでよくある質問

この章でわかること
- 質問①|予約サイトに載っていれば、公式サイトのSEOは要らない?
- 質問②|予約エンジンが別のドメインでも大丈夫?
- 質問③|ブログには何を書けばよい?
- 質問④|英語のページは機械翻訳でもよい?
- 質問⑤|悪い口コミにはどう対応する?
ホテルや旅館のWeb担当者から、よく受ける質問に答えます。
迷ったときは、泊まる人の役に立つか、宿の事実として示せるかの2点で考えると判断しやすくなります。
質問①|予約サイトに載っていれば、公式サイトのSEOは要らない?
予約サイトは、宿を知ってもらう入口として大きな役割があります。
ただ、予約サイトで宿を知った人が名前で調べ直して公式サイトを確かめることもあり、そこで答えがなければ予約サイトに戻ります。
予約サイトは知ってもらう入口、公式サイトは決めてもらう場所と考えましょう。
質問②|予約エンジンが別のドメインでも大丈夫?
空室の検索や予約の手続きを、予約エンジンの会社のドメインで行う宿も多くあります。
SEOで評価を積み上げるのは公式サイトのページなので、客室や料理などの説明は公式サイトの側に書いておきます。
アクセス解析では、GA4のクロスドメイン測定を設定すると、公式サイトから予約の完了までの流れを追いやすくなります。
説明は公式サイトに置き、予約エンジンへの流れは計測でつなぎましょう。
質問③|ブログには何を書けばよい?
宿のお知らせだけを並べるより、泊まる人が旅の計画で調べることに答える記事のほうが、検索で見つけてもらえます。
季節の見頃、雨の日の過ごし方、子連れで回れる場所など、スタッフが実際に案内している内容から書き始めます。
ブログは、フロントで旅行者に話している案内を文章にすることから始めましょう。
質問④|英語のページは機械翻訳でもよい?
機械翻訳は下書きとして便利ですが、館内のルールや料金の条件などは、誤訳がそのままトラブルにつながります。
公開の前に、外国語のわかるスタッフや翻訳の専門家に、少なくとも料金・予約・館内のルールのページを確かめてもらいます。
料金と予約にかかわるページは、人の目で確かめてから公開しましょう。
質問⑤|悪い口コミにはどう対応する?
悪い口コミを消してもらうために特典を渡すことも、Googleマップのポリシーで禁じられています。
事実と違う点があれば落ち着いて説明し、改善できる点には、どう対応したかを返信で伝えます。
返信は、これから宿を選ぶ人も読むため、口コミを書いた人だけに向けた文にしないことが大切です。
悪い口コミへの返信は、これから泊まる人に宿の姿勢を伝える場と考えましょう。
まとめ|ホテルのSEOは、宿の名前で調べる人に公式サイトで答えること

この記事の要点
- 宿探しの検索は「地名・目的」と「宿の名前」に分かれ、公式サイトは宿の名前に質問を足した検索で受ける
- よくある質問・客室・料理・観光のページと、ビジネスプロフィール・無料の予約リンクを整える
- 料金の比べ方、料理の銘柄や産地、写真、招待した人の投稿は、景品表示法に沿って書く
- 地名だけを変えたページや、特典と引き換えの口コミは避ける
- 宿の名前と空室は広告でも守り、検索語句のデータで公式サイトの質問を選ぶ
ホテルや旅館のSEOは、予約サイトと地名の検索で競うことより、宿の名前で調べた人の疑問に、公式サイトで一つずつ答えていくことです。
質問に答えるページと、料金や料理の正確な表示がそろえば、予約サイトで宿を知った人にも、公式サイトから安心して予約してもらえます。
どのページから手を付けるか迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
宿の客層と予約の状況を伺い、検索広告のデータも使いながら、最初に整えるページを一緒に選びます。

カルテットのSEOコンサルティング
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