学習塾のSEO対策とは、成績や受験に悩む保護者と生徒が、地域の名前や学年、目的で塾を探したときに、教室のページを見つけてもらうための取り組みです。
塾の名前を広めるより、教室ごとに対象の学年と料金、体験授業の案内をそろえるほうが、申し込みにつながります。本記事では、その施策と合格実績の表示ルール、立ち上げの進め方を解説します。

この記事でわかること
- 保護者と生徒が、どんなきっかけで、どんな言葉で塾を探すか
- 教室ページ・料金・講習の案内など、体験授業の申し込みを増やす6つの施策
- 合格実績の数え方と、景品表示法・特定商取引法から見た表示の注意点
- 検索広告とSEOを、講習の募集の時期に合わせて使い分ける方法
- 教室長・講師・Web担当で進める最初の3か月と、よくある質問
なお、教室のサイトから問い合わせが増えずに悩んでいる方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
教室の場所と強みを伺い、講習の募集に合わせた検索広告もあわせて、最初に整えるページを一緒に決めます。

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学習塾のSEO対策とは?保護者と生徒の検索から逆算する集客

この章でわかること
- 定義①|塾を探す検索は「地域×学年×目的」でできている
- 定義②|調べる人は、保護者と生徒の2人いる
- 定義③|検索が動くのは、学年の切り替わりと講習の前
- 定義④|個別指導・集団指導・予備校で、狙う検索が変わる

学習塾は、通える範囲にある教室の中から選ばれる仕事です。
そのため、塾のSEOでは、全国で上位に出ることよりも、教室のまわりに住む家庭が使う言葉で見つけてもらうことが中心になります。
定義①|塾を探す検索は「地域×学年×目的」でできている
塾を探す人は、「〇〇駅 個別指導」「〇〇市 塾 中学生」「高校受験 塾 〇〇」のように、地域と学年と目的を組み合わせて検索します。
目的の部分には、「定期テスト対策」「内申点」「中学受験」「大学受験」「不登校」など、家庭ごとの悩みが入ります。
塾の名前を知らない段階の人ほど、こうした組み合わせで探すため、教室のページにはこの3つの要素がそろっている必要があります。
教室のページには、地域の名前・対象の学年・目的の3つを、見出しと本文の両方で示しましょう。
定義②|調べる人は、保護者と生徒の2人いる
小中学生の塾選びでは、料金を払い、送り迎えをする保護者が検索し、最後に子どもと一緒に教室を見て決める流れがよくあります。
保護者は月謝や講習の費用、送迎のしやすさ、面談の頻度を気にし、生徒は教室の雰囲気や自習室、講師の話しやすさを気にします。
高校生になると、生徒が自分で予備校や塾を調べて、保護者に相談する形も増えてきます。
1つのページに、保護者が知りたいことと生徒が知りたいことの両方を書いておきましょう。
定義③|検索が動くのは、学年の切り替わりと講習の前
塾を探すきっかけは、成績表が届いたとき、受験の学年に上がるとき、引っ越してきたときなど、家庭の出来事と結びついています。
学年の切り替わる春の前や、夏期講習・冬期講習の募集の前は、講習の名前と地域名を組み合わせた検索も増えます。
こうした時期に合わせてページを作り始めても、検索で評価されるまでに時間がかかり、募集に間に合わないことがあります。
講習や新学年の案内は、募集が始まる前に公開しておく前提で予定を組みましょう。
定義④|個別指導・集団指導・予備校で、狙う検索が変わる
同じ学習塾でも、指導の形によって、探している人も検索の言葉も変わります。
| 指導の形 | 主に探す人 | 検索の例 |
|---|---|---|
| 個別指導塾 | 苦手科目のある家庭 | 〇〇駅 個別指導 中学生 |
| 集団指導塾 | 受験学年の家庭 | 高校受験 塾 〇〇市 |
| 中学受験塾 | 小学生の保護者 | 中学受験 塾 〇〇 新4年 |
| 予備校・大学受験塾 | 高校生本人 | 予備校 〇〇駅 浪人 |
| 映像授業の塾 | 部活で忙しい生徒 | 映像授業 塾 〇〇 自習室 |
大手の塾が多い地域ほど、「塾」だけで競うより、指導の形と目的を組み合わせた検索で、教室の得意な分野を伝えるほうが選ばれやすくなります。
自分の教室の指導の形と得意な生徒像を決めてから、狙う検索を選びましょう。
学習塾のサイトで体験授業の申し込みを増やす6つの施策

この章でわかること
- 施策①|教室ごとに「場所・対象・時間割」の1ページを作る
- 施策②|料金は月謝だけでなく、年間でかかる費用を見せる
- 施策③|講習と体験授業のページは、毎年同じURLで育てる
- 施策④|通っている生徒の学校に合わせた情報を載せる
- 施策⑤|教室長と講師の言葉で、教室の様子を伝える
- 施策⑥|Googleビジネスプロフィールを教室ごとに整える

塾のサイトには、本部の理念やコースの名前が並ぶ一方で、教室ごとの情報が住所と電話番号だけ、というものがよくあります。
保護者が知りたいのは「この教室に、うちの子が通えるか」なので、教室のページを入口として作り込みます。
施策①|教室ごとに「場所・対象・時間割」の1ページを作る
教室ごとに1ページを用意し、最寄り駅からの道順、対象の学年、開いている曜日と時間帯を、上から順に並べます。
見出しには「〇〇駅前教室|小・中学生の個別指導」のように、地域の名前と対象、指導の形を入れます。
時間割は、部活のあとに通えるか、土曜日に授業があるかなど、保護者が家の予定と照らし合わせて読める形にします。
1つの教室を1ページにまとめ、保護者が知りたい順に情報を並べましょう。
施策②|料金は月謝だけでなく、年間でかかる費用を見せる
塾の費用は、毎月の授業料のほかに、入塾金、教材費、季節の講習費、模試の受験料、施設の維持費などがかかることがあります。
月謝だけを大きく載せると、講習の案内が届いたときに想像より高く感じられ、面談のあとで行き違いが起きやすくなります。
「中学2年生・週2回・夏と冬の講習を受けた場合」のように、条件を決めた年間の合計の例を添えると、家計の見通しが立ちます。
「学習塾 料金」「個別指導 月謝 相場」のように、費用を調べる検索も多いため、料金のページはそれ自体が検索の入口にもなります。
料金は月謝・月謝以外の費用・年間の合計の例の3段で見せましょう。
施策③|講習と体験授業のページは、毎年同じURLで育てる
夏期講習や冬期講習のページを、毎年新しいURLで作り直すと、前の年に集めた評価やリンクが引き継がれにくくなります。
「/summer/」のように講習ごとに決まったURLを用意し、日程と料金、時間割を毎年書き換えて使い続けるほうが、検索で見つけてもらいやすくなります。
体験授業のページには、所要時間、持ち物、当日の流れ、体験のあとに面談があるかどうかを書き、申し込みの前の不安を減らします。
講習のページは毎年同じURLで中身を更新し、募集の前に公開しておきましょう。
施策④|通っている生徒の学校に合わせた情報を載せる
地域の塾が大手と差をつけやすいのは、近くの中学校や高校に合わせた指導の情報です。
定期テストの時期に合わせた対策授業、学校ごとに使っている教科書に合わせた教材、地域の公立高校の入試の仕組みなどは、地元の保護者にとって役に立つ情報です。
入試の仕組みを書くときは、都道府県の教育委員会が公表している選抜の要項を確かめ、年度が変わったら見直します。
学校の名前を並べるのではなく、その学校の生徒にどんな指導ができるかを書きましょう。
施策⑤|教室長と講師の言葉で、教室の様子を伝える
保護者は、子どもを預ける相手がどんな人かを気にしています。
教室長の顔写真と、担当する科目、生徒にどう声をかけているかを、本人の言葉で書くと、教室の雰囲気が伝わります。
自習室の席の数や使える時間、授業の前後に質問できるかどうかも、生徒にとっては教室を選ぶ決め手になります。
経験や専門性をどう伝えるかは、E-E-A-Tとはの記事で詳しく解説しています。
教室長と講師の顔と言葉を載せて、通う前に教室の様子が想像できるページにしましょう。
施策⑥|Googleビジネスプロフィールを教室ごとに整える
「近くの塾」「〇〇駅 塾」のような検索では、地図の結果に教室が出るかどうかも大切です。
Googleビジネスプロフィールのヘルプでは、ローカル検索の結果は主に関連性、距離、知名度をもとに表示されると説明されています。
教室ごとにプロフィールを作り、教室の正式な名前、住所、電話番号、開いている時間を、サイトの教室ページと同じ書き方でそろえます。
教室の外観や自習室の写真、講習の案内の投稿も、地図から来た保護者が教室を選ぶ材料になります。
地図の検索への対策は、MEO対策とはで詳しく紹介しています。
サイトの教室ページとビジネスプロフィールで、教室の名前・住所・電話番号の書き方をそろえましょう。

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学習塾がWebの表示で守る合格実績と広告のルール

この章でわかること
- ルール①|合格実績は、数えてよい生徒の基準を決めて示す
- ルール②|「〇名合格」には、年度と範囲の注記を添える
- ルール③|根拠を示せない成績アップの約束を書かない
- ルール④|特定商取引法の対象になる契約は、料金と解約の案内をそろえる
- ルール⑤|体験談やクチコミを頼むときは、広告であることを示す
- ルール⑥|生徒の名前と写真は、本人と保護者の同意を得て載せる

塾のサイトは、教室の広告でもあります。
合格実績や料金、成績の伸びの書き方は、保護者の判断に直接かかわるため、業界の基準と法令に照らして確かめてから公開します。
ルール①|合格実績は、数えてよい生徒の基準を決めて示す
合格実績は、保護者が塾を比べるときに真っ先に見る情報の一つです。
全国学習塾協会は、合格実績に数える生徒の範囲について、次のような自主基準を示しています。
受験直前の6か月間のいずれかに➀「在籍」があり、かつ➁同期間に受講契約に基づく30時間以上の「受講」の実態がある生徒、あるいは継続して3か月以上の「受講」の実態がある生徒を、合格実績をカウントする対象の生徒とする。
引用元:公益社団法人全国学習塾協会「合格実績自主基準の変更について」
同じ文書では、体験授業や模試だけを受けた生徒は数えないこと、受講時間に無料講習や自習の時間を含めないことも示されています。
自分の塾の数え方を決めて社内で共有し、サイトにも数え方の基準を書いておきましょう。
ルール②|「〇名合格」には、年度と範囲の注記を添える
同じ「〇〇高校 合格」の数でも、今年度だけの数か、何年分かを足した数かで、意味が大きく変わります。
協会の自己評価シートでは、単年度か累計かを明示すること、塾全体の数か一部の教室の数かを示すこと、中学受験と高校受験などを合計して表示しないことが挙げられています。
教室のページに塾全体の合格実績を載せる場合は、「塾全体の実績」と添えて、その教室だけの数と見分けがつくようにします。
合格の数には、年度・範囲・受験の種類の3つの注記を添えましょう。
ルール③|根拠を示せない成績アップの約束を書かない
「通えば全員の成績が上がる」「〇点アップを保証」のように、結果を約束する書き方は、実際より著しく優れていると受け取られるおそれがあります。
景品表示法では、サービスの内容を実際のものより著しく優良であると示す表示を優良誤認表示として禁止しています。
なお、故意に偽って表示する場合だけでなく、誤って表示してしまった場合であっても、優良誤認表示に該当する場合は、景品表示法により規制されることになりますので注意が必要です。
引用元:消費者庁「優良誤認とは」
成績の伸びを紹介するなら、対象の生徒、期間、テストの種類を添え、すべての生徒に同じ結果が出るわけではないことも書いておきます。
成績や合格の表現は、裏付けの資料を示せる範囲にとどめましょう。
ルール④|特定商取引法の対象になる契約は、料金と解約の案内をそろえる
学習塾は、特定商取引法の特定継続的役務提供の対象になる役務の一つです。
消費者庁の特定商取引法ガイドでは、教室などで行う学力の教授のうち、期間が2か月を超え、金額が5万円を超える契約が対象とされています。
特定商取引法は、誇大広告や著しく事実と相違する内容の広告による消費者トラブルを未然に防止するために、役務の内容などについて、「著しく事実に相違する表示」や「実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示」を禁止しています。
引用元:消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」
同じガイドでは、書面を受け取った日から8日以内のクーリング・オフや、その後の中途解約ができることも説明されています。
サイトの料金のページと、契約の前に渡す概要書面で、費用の内訳や解約の扱いの書き方が食い違わないようにしておきます。
料金のページは契約の書面と同じ内容にそろえ、解約の扱いへの案内も載せましょう。
ルール⑤|体験談やクチコミを頼むときは、広告であることを示す
合格した生徒や保護者の体験談は、これから塾を選ぶ家庭にとって参考になる情報です。
ただ、塾がお願いして書いてもらった投稿を、第三者の自然な感想のように見せると、ステルスマーケティングとして景品表示法の違反になるおそれがあります。
広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれます。
引用元:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」
塾のサイトに載せる体験談は、塾が集めたものであることがわかる形で掲載し、SNSで投稿をお願いする場合は広告であることを示してもらいます。
塾がお願いした体験談や投稿は、塾の広告として扱い、そのことがわかる形で載せましょう。
ルール⑥|生徒の名前と写真は、本人と保護者の同意を得て載せる
合格体験記に生徒の名前や顔写真、学校名を載せると、本人が特定されやすくなります。
協会の自己評価シートでも、生徒の氏名を公表する場合に、個人情報保護法を守り、生徒本人と保護者の同意を得ることが挙げられています。
同意を得るときは、どのページに、いつまで載せるのかを伝え、取り下げたいときの連絡先も決めておきます。
名前や写真を載せるのは、本人と保護者の両方から同意を得られた場合だけにしましょう。
学習塾のSEOでやってはいけない4つのこと

この章でわかること
- NG①|駅名だけを差し替えた教室ページを量産する
- NG②|中学校名や駅名をページの下に並べる
- NG③|勉強法の記事を生成AIで大量に公開する
- NG④|特典と引き換えにクチコミを集める

講習の募集が近づくと、少しでも早く順位を上げたいと考えて、近道に見える方法に手を出してしまうことがあります。
ここで挙げる4つは、Googleのポリシーに反するおそれがあり、保護者の信頼も損ないやすいものです。
NG①|駅名だけを差し替えた教室ページを量産する
教室がない駅や地域の名前を入れた「〇〇駅の個別指導」というページを、同じ文章で何十枚も作るのは避けます。
Googleのスパムに関するポリシーでは、特定の地域や都市を狙った複数のページから1つのページへユーザーを誘導するような作り方を、誘導ページとしてスパムの例に挙げています。
通える範囲の地域を伝えたいときは、教室のページの中で「〇〇駅・△△駅から通う生徒が多い」と、送迎や道順の情報とあわせて書きます。
ページを作るのは教室がある場所だけにし、通える範囲は教室のページの中で伝えましょう。
NG②|中学校名や駅名をページの下に並べる
ページの下に「対応地域:〇〇中、△△中、□□中…」と学校名や駅名をずらりと並べる書き方も、同じポリシーの「キーワードの乱用」に当たるおそれがあります。
Blocks of text that list cities and regions that a web page is trying to rank for(和訳:ウェブページが上位表示を狙っている都市や地域を列挙したテキストのブロック)
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
対応できる学校を伝えたい場合は、「〇〇中の定期テストに合わせて、2週間前から対策授業を行います」のように、指導の説明の中で示します。
学校名は並べるためではなく、その学校の生徒にできる指導を説明するために使いましょう。
NG③|勉強法の記事を生成AIで大量に公開する
「英単語の覚え方」「数学の勉強法」のような記事を、生成AIでまとめて作って一度に公開しても、ほかのサイトにある説明と変わらない内容になりがちです。
スパムに関するポリシーでは、検索順位を操作する目的で大量のページを作ることを「大量生成されたコンテンツの不正使用」としています。
記事を書くなら、講師が授業で実際に伝えているコツや、地域の学校の定期テストでつまずきやすい単元など、教室ならではの経験を中心にします。
記事の数を増やすより、講師の経験が入った記事を少しずつ積み上げましょう。
NG④|特典と引き換えにクチコミを集める
Googleマップのクチコミは、保護者が教室を比べるときに参考にする情報です。
ただ、図書カードや授業料の割引と引き換えにクチコミを書いてもらうことは、Googleのポリシーで禁止されています。
クチコミの投稿や否定的なクチコミの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為。
引用元:Google マップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」
面談や講習の終わりに、感想を書いていただけるかを丁寧にお願いし、書くかどうかは相手の判断に任せます。
クチコミは見返りなしでお願いし、届いた声には教室として丁寧に返信しましょう。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
検索広告とSEOを、講習の募集の時期で使い分ける

この章でわかること
- 分担①|講習と新学年の募集は、検索広告で時期に合わせて出す
- 分担②|勉強の悩みや入試の仕組みは、記事で一年を通して受ける
- 分担③|検索語句レポートで、保護者の言葉を拾う
- 分担④|体験の申し込みと電話を、入口ごとに数える

カルテットは検索広告の運用を本業としており、広告とSEOを組み合わせて、問い合わせの入口を増やす進め方をおすすめしています。
塾の集客には募集の時期がはっきりあるため、広告で時期を押さえ、SEOで一年を通した入口を作ると、無駄が少なくなります。
分担①|講習と新学年の募集は、検索広告で時期に合わせて出す
夏期講習や冬期講習、新学年の募集は、申し込みの締め切りがあり、短い期間で人を集める必要があります。
検索広告なら、募集の期間だけ「夏期講習 〇〇駅」「個別指導 〇〇市 体験」のような検索に広告を出し、講習のページへ案内できます。
広告を出す前に講習のページの中身を整えておくと、広告から来た人にも、自然検索から来た人にも同じページで答えられます。
広告とSEOを組み合わせる利点は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。
締め切りのある募集は広告で時期を押さえ、受け皿のページはSEOで先に育てておきましょう。
分担②|勉強の悩みや入試の仕組みは、記事で一年を通して受ける
「内申点 上げ方」「定期テスト 勉強 いつから」のような検索は、すぐに塾を探している人ばかりではありません。
こうした検索に広告を出すと費用がかさみやすいため、講師の経験を生かした記事で受け、記事の最後に教室のページや体験授業の案内をつなぎます。
記事を読んで役に立ったと感じた保護者は、成績表が届いたときや講習の時期に、その塾を思い出してくれます。
今すぐ塾を探していない人の検索は、記事で受けて、教室を覚えてもらう入口にしましょう。
分担③|検索語句レポートで、保護者の言葉を拾う
Google広告の検索語句レポートとは、広告が表示されたときに、実際に検索された語を一覧で確かめられる画面です。
「〇〇駅 塾 送迎」「個別指導 月謝 安い」のように、教室の側では思いつかなかった言葉が見つかることがよくあります。
申し込みにつながった語は、教室ページの見出しや本文、よくある質問に取り入れ、自然検索でも受けられるようにします。
反対に、「塾 バイト」「家庭教師 求人」のように、生徒募集と関係のない語は広告の対象から外して、費用を抑えます。
広告の検索語のデータを、教室ページに書く言葉と、記事にするテーマの仕分けに使いましょう。
分担④|体験の申し込みと電話を、入口ごとに数える
塾への問い合わせは、フォームからの体験の申し込みだけでなく、電話や教室への直接の来訪で入ることも少なくありません。
Google広告では、広告からの電話をコンバージョンとして数える設定ができ、サイトの電話番号のタップも計測できます。
電話や来訪の場合も、受付で「何を見てご連絡いただきましたか」と一言聞き、入口を記録しておくと、広告とSEOのどちらが効いているかが見えてきます。
入口の計測の仕方に迷う場合は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談を承っています。
フォームも電話も、どの入口から来たかを数えてから、広告とSEOの配分を決めましょう。
教室長・講師・Web担当で進める最初の3か月

この章でわかること
- 段取り①|1か月目は、教室ページとビジネスプロフィールを整える
- 段取り②|2か月目は、料金と次の講習のページを仕上げる
- 段取り③|3か月目は、記事を足し、問い合わせの記録を始める
- 段取り④|3か月目の終わりに見るのは、順位より申し込みの中身

塾のWebの仕事は、授業や面談の合間に進めることが多く、一人で抱えると続きません。
教室長が中身を決め、講師が言葉を出し、Web担当が形にするという分担にすると、授業と並行して進められます。
段取り①|1か月目は、教室ページとビジネスプロフィールを整える
まずは、生徒をいちばん増やしたい教室を1つ選び、その教室のページとGoogleビジネスプロフィールの情報をそろえます。
教室長は、教室の強みと、面談でよく受ける質問を書き出し、Web担当はSearch Consoleで、今どんな言葉で教室のページが表示されているかを確かめます。
Search Consoleの基本は、Google Search Consoleの解説記事で紹介しています。
最初の月は、教室を1つに絞り、教室ページと地図の情報を整えることに時間を使いましょう。
段取り②|2か月目は、料金と次の講習のページを仕上げる
教室長は、学年ごとの年間の費用の例を決め、合格実績や成績の表現を、この記事で紹介した基準と照らして確かめます。
講師は、自己紹介と指導の方針を自分の言葉で書き、Web担当はそれをもとに講師の紹介と、次の講習のページを公開します。
講習の募集が始まる前にページを出しておくと、広告を出すときにも、そのまま受け皿として使えます。
2か月目のうちに、料金の例と次の講習のページを公開しておきましょう。
段取り③|3か月目は、記事を足し、問い合わせの記録を始める
講師が授業で伝えているコツや、地域の学校の定期テストの対策を題材に、記事を少しずつ足していきます。
あわせて、体験の申し込みや電話を受けたときに、学年、目的、何を見て連絡したかを記録する表を、受付に用意します。
記事を増やすのと同時に、問い合わせの入口を記録する仕組みを整えましょう。
段取り④|3か月目の終わりに見るのは、順位より申し込みの中身
3か月では、検索順位が大きく動かないこともあります。
見るのは、作ったページが検索で表示され始めたか、狙った学年や目的の体験の申し込みが増えたか、料金についての質問が減ったかです。
| 見る数字 | どこで見るか | 次の手の考え方 |
|---|---|---|
| 教室名や地域名での表示回数 | Search Console | 反応の多い教室から広げる |
| 地図からの電話・経路の検索 | ビジネスプロフィール | 写真や開いている時間を見直す |
| 狙った学年の体験の申し込み | 問い合わせの記録 | 教室ページの型を広げる |
| 料金についての質問の数 | 面談のメモ | 費用の例の書き方を直す |
順位より「狙った学年の申し込みが増えたか」を見て、次の3か月に作るページを決めましょう。

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学習塾のSEOでよくある質問

この章でわかること
- 質問①|塾の検索サイトに載っていれば、自前のサイトはいらない?
- 質問②|フランチャイズの教室は、本部のサイトと別に何をすればよい?
- 質問③|開校したばかりで合格実績がない塾は、何を載せればよい?
- 質問④|ブログは講師が書いたほうがよい?
- 質問⑤|予備校や大手の塾と、同じ検索で競えますか?
学習塾の教室長やWeb担当者から、よく受ける質問に答えます。
迷ったときは、保護者と生徒の役に立つか、表示のルールに照らして問題がないかの2点で考えると判断しやすくなります。
質問①|塾の検索サイトに載っていれば、自前のサイトはいらない?
塾を比べる検索サイトやポータルは、教室の存在を知ってもらう入口として役に立ちます。
ただ、そこで教室を知った保護者も、最後は塾の名前で検索し、自前のサイトで料金や講師、時間割を確かめてから申し込むことがよくあります。
検索サイトは入口と考え、申し込みの決め手になる情報は自前の教室ページに用意しましょう。
質問②|フランチャイズの教室は、本部のサイトと別に何をすればよい?
フランチャイズでは、本部のサイトに教室の一覧ページがあり、教室ごとのページの作り方が決まっていることが多くあります。
その場合は、本部の決まりの範囲で、教室ページの紹介文や写真、講師のあいさつ、ビジネスプロフィールの情報を、教室の実情に合わせて充実させます。
独自のサイトやブログを作ってよいかどうかは、加盟の契約や本部のルールを確かめてから決めます。
まずは本部の教室ページとビジネスプロフィールを、教室ならではの情報で埋めることから始めましょう。
質問③|開校したばかりで合格実績がない塾は、何を載せればよい?
合格実績がまだなくても、指導の進め方や、教室長と講師の経歴、授業の様子は伝えられます。
「入塾した月に何をするか」「定期テストの前の2週間をどう過ごすか」のように、通ったあとの流れを具体的に書くと、保護者が通う姿を想像しやすくなります。
開校前の説明会や体験授業の日程も、教室ページと講習のページで早めに案内しておきます。
実績の数の代わりに、指導の流れと人柄が伝わる情報を厚くしましょう。
質問④|ブログは講師が書いたほうがよい?
文章そのものは、Web担当や外部のライターがまとめてもかまいません。
大切なのは、勉強のコツや入試の注意点など、中身を教えている講師が確かめていることです。
記事の最後に、監修した講師の名前と担当科目を載せると、誰の経験にもとづく情報かが伝わります。
書くのは分担してよく、中身の確認は授業をしている講師が行いましょう。
質問⑤|予備校や大手の塾と、同じ検索で競えますか?
「大学受験 予備校」「塾 おすすめ」のような広い言葉では、大手の予備校や比較サイトが並び、地域の塾が上位に出るのは簡単ではありません。
一方で、「〇〇駅 個別指導 高校生」「〇〇高校 定期テスト 塾」のように、地域と学校と目的を組み合わせた検索なら、地元の教室の情報が強みになります。
予備校の場合も、校舎のある駅名と志望校のレベル、浪人生向けの自習の環境など、校舎ごとの情報を厚くすると、比べられたときに選ばれやすくなります。
広い言葉で大手と競うより、地域と学校と目的を絞った検索で一番役に立つページを目指しましょう。
まとめ|学習塾のSEOは、教室ごとに「誰に・いくらで・いつから」を見せること

この記事の要点
- 塾は「地域×学年×目的」で探され、検索するのは保護者と生徒の2人
- 教室ごとに場所・対象・時間割・年間の費用・講師・体験授業の案内を1ページにまとめる
- 合格実績は数え方の基準を決め、年度と範囲の注記を添えて表示する
- 景品表示法・特定商取引法・ステマの規制を踏まえて、料金と体験談を載せる
- 講習の募集は広告で時期を押さえ、受け皿のページと記事はSEOで先に育てる
学習塾のSEOは、塾の名前を売り込むことより、近くに住む家庭の「この教室に通えるか」という疑問に一つずつ答えていくことです。
教室のページが整えば、検索から来た保護者にも、紹介で来た家庭にも、安心して体験授業を申し込んでもらえるサイトになります。
どの教室から手を付けるか迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
教室の場所と募集の時期を伺い、検索広告のデータも使いながら、最初に整えるページを一緒に選びます。

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