遺品整理のSEO対策とは?見積もりにつながる施策と許可・表示の注意点を解説

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遺品整理のSEO対策とは?見積もりにつながる施策と許可・表示の注意点を解説

遺品整理のSEO対策とは、家族を亡くした人が片付けの方法や費用を検索したときに、自社のページを見つけてもらい、見積もりの依頼につなげる取り組みです。

安さを大きく打ち出すより、料金の内訳と許可、大切な物の扱い方を正直に書くほうが、不安を抱えた遺族に選ばれます。本記事では、その施策と守るべきルール、立ち上げの進め方を解説します。

遺品整理のSEO対策の結論|遺品整理のSEOは、遺族の不安に先回りして答えること。料金・許可・大切な物の扱いという3つの不安に答えるため、間取りごとの料金と内訳を示し、追加料金の条件を先に書く。運搬と買取の2つの許可を示す(一般廃棄物収集運搬業の許可、買取をするなら古物商の許可番号)。最初の3か月は、現場の写真と見積書を集め、料金と作業の流れのページから作る。まずは料金ページに、内訳と追加料金がかかる条件を書き足す

この記事でわかること

  • 遺族が何をきっかけに、どんな言葉で遺品整理の会社を探すか
  • 料金ページや作業の流れなど、見積もりの依頼につながる6つの施策
  • 一般廃棄物の運搬・古物商・景品表示法から見たサイトの書き方
  • 検索広告とSEOを、遺族の時間の流れで使い分ける方法
  • Web担当者が最初の3か月でやることと、よくある質問

なお、依頼の多くが比較サイト経由で、自社サイトからの見積もりが少ないと感じている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。

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遺品整理のSEO対策とは?遺族が比べて選ぶ流れを知る

実家の居間で遺品の箱を前に、スマートフォンで片付けの会社を見比べている家族のイラスト

この章でわかること

  • 定義①|遺族は「遺品整理」以外の言葉でも探している
  • 定義②|退去や売却の期限が、検索を急がせる
  • 定義③|遠方の家族は、立ち会えるかどうかで選ぶ
  • 定義④|紹介を受けた人も、サイトで会社を確かめる
遺品整理のSEOの関係図|遺品整理会社のサイトは、遺族が「頼んで大丈夫か」を確かめる場所で、遺族・検索・紹介の人がつながる。依頼する遺族:遠方に住む子ども、同居していた家族、賃貸の退去を控えた家族。検索の入口:遺品整理 費用、実家 片付け、遺品 供養、特殊清掃。紹介する人:賃貸の管理会社・不動産会社、ケアマネジャー、寺院・葬儀社。決め手になる情報:料金の内訳と追加料金の条件、許可と運搬の方法、作業の流れと供養・買取、スタッフの顔と会社の所在地。遺族は数社を比べてから電話するため、電話の前に答えを見せるほど、見積もりの依頼が増える

遺品整理を頼む人の多くは、人生で何度も遺品整理の会社を探すわけではありません。

何から始めればよいか、いくらかかるのか、誰に頼めば安心なのかがわからないまま、検索を始めます。

定義①|遺族は「遺品整理」以外の言葉でも探している

遺族が最初に打ち込む言葉は「遺品整理」だけではありません。「実家 片付け」「親の家 片付け 業者」「遺品 供養」「特殊清掃」のように、置かれた状況によって言葉が変わります。

生前整理や空き家の片付け、賃貸の部屋を明け渡すための残置物の撤去など、遺品整理の会社が受ける仕事は、検索する人から見ると別々の悩みです。

サービスの名前を会社の都合で1つにまとめず、検索する人の言葉に合わせてページを分けると、探している人に届きやすくなります。

サイトのページは、会社のサービス名ではなく、遺族が検索する言葉で分けましょう。

定義②|退去や売却の期限が、検索を急がせる

賃貸の部屋で暮らしていた親が亡くなると、家族は部屋の明け渡しの日までに片付けを終える必要があります。

持ち家でも、売却や解体の段取り、四十九日などの法要の予定に合わせて、片付けの時期を決める家族が少なくありません。

期限が見えている人は、「遺品整理 急ぎ」「遺品整理 土日」のように、日程を合わせられる会社を急いで探します。

作業日の決め方と、いつから作業できるかの目安を、ページの上のほうに書いておきましょう。

定義③|遠方の家族は、立ち会えるかどうかで選ぶ

遺品整理を依頼するのは、親と離れて暮らす子どもであることも多くあります。

仕事を休んで何度も実家に通うのは難しいため、見積もりから作業、報告までを立ち会いなしで任せられるかどうかが、会社を選ぶ大きな理由になります。

鍵の預かり方、作業中の写真での報告、見つかった貴重品の受け渡し方などは、遠方の家族がとくに知りたい情報です。

立ち会いなしで頼めるかどうかと、その場合の連絡の流れを、1つのページにまとめましょう。

定義④|紹介を受けた人も、サイトで会社を確かめる

遺品整理の依頼は、賃貸の管理会社や不動産会社、ケアマネジャー、寺院や葬儀社からの紹介で始まることもあります。

紹介を受けた遺族も、紹介する担当者も、連絡する前に会社の名前で検索し、料金の考え方や作業の様子を確かめます。

そのときにサイトの情報が古かったり、会社の所在地や代表者がわからなかったりすると、紹介の話が進みにくくなります。

SEOは新しい依頼を探すためだけでなく、紹介で来た人を安心させるためにも役立ちます。

遺品整理会社のサイトで見積もりの依頼を増やす6つの施策

間取り図と料金表を並べながら、遺品整理の料金ページを組み立てるWeb担当者のイラスト

この章でわかること

  • 施策①|料金は間取りと作業人数で、内訳まで見せる
  • 施策②|追加料金とキャンセル料の条件を先に書く
  • 施策③|仕分けから供養までの流れを、写真つきで見せる
  • 施策④|作業事例は同じ項目をそろえて載せる
  • 施策⑤|Googleビジネスプロフィールで地域の検索に出る
  • 施策⑥|特殊清掃や生前整理は、ページを分けて説明する
遺品整理会社の料金ページの書き方(表示例)|見積もりの前に知りたいことを上から順に並べ、追加料金とキャンセル料は聞かれる前に書いておく。表示例は「〇〇市の遺品整理|料金と作業の流れ」で、1K・2LDK・一軒家ごとの作業人数・作業時間・料金の目安の表、料金の内訳(作業費、運搬費、処分費、車両費、買取額は差し引き)、追加料金がかかる場合(階段だけの建物での搬出、トラックを近くに停められない、見積もりのあとに荷物が増えた)とキャンセル料の条件、許可の表示(〇〇市の一般廃棄物収集運搬業の許可番号、〇〇県公安委員会の古物商許可の番号)、訪問・写真での概算・オンラインから選べる無料見積もりのボタンが並ぶ。1.見出し(サービス名と対応する地域)。2.間取りごとの目安(作業人数・時間・料金を並べる)。3.料金の内訳(何にいくらかかるかを分ける)。4.追加料金とキャンセル料(当日に増える理由と解約の条件)。5.許可と運搬の方法(誰が運び、どの許可かを示す)。6.見積もりの依頼(写真での概算など方法を選べる)

遺品整理の会社のサイトには、「格安」「即日対応」などの言葉が並ぶ一方で、料金の決まり方がわからないものがよくあります。

遺族は、高すぎないか、あとで追加の請求がないか、大切な物を捨てられないかを気にしながら、いくつかの会社を見比べています。

施策①|料金は間取りと作業人数で、内訳まで見せる

料金は、1K・1LDK・2LDK・一軒家のように間取りごとに分け、作業人数と作業時間の目安を添えて並べます。

あわせて、作業費、運搬費、処分費、車両費など、料金が何でできているかを分けて示すと、見積書を受け取ったときに見比べやすくなります。

国民生活センターは、遺品整理サービスの契約トラブルについて、消費者に次のように呼びかけています。

作業内容や費用を明確に出してもらうなど、見積書の内容を十分に確認しましょう

引用元:国民生活センター「こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル」

サイトで内訳を先に示しておくことは、遺族が見積書を確かめる手助けにもなります。

料金は間取りごとの目安と内訳をセットで載せ、買取がある場合は差し引き方も書きましょう。

施策②|追加料金とキャンセル料の条件を先に書く

同じ国民生活センターの公表では、作業の当日に予定外の料金を求められた、解約を申し出たら高額なキャンセル料を求められた、といった相談事例が紹介されています。

同じ公表では、料金やキャンセル料、具体的な作業内容を事前に確かめるよう、消費者にすすめています。

階段だけの建物での搬出、トラックを近くに停められない場所、見積もりのあとに荷物が増えた場合など、料金が増える条件を具体的に書いておきます。

キャンセル料は、何日前から、いくらかかるのかを、見積もりの依頼のボタンの近くに示します。

追加料金とキャンセル料は、聞かれる前にページで答えておきましょう。

施策③|仕分けから供養までの流れを、写真つきで見せる

作業の流れは、「見積もり」「残す物の確認」「仕分けと貴重品の捜索」「搬出」「清掃」「供養・買取の報告」のように、段階で分けて示します。

とくに大切なのは、残す物と処分する物をどう確かめるかです。国民生活センターの相談事例にも、処分しないよう頼んだ物を処分されたという例が挙がっています。

残す物に目印を付けてもらう、迷う物は箱にまとめて確認してもらうなど、自社の決まりを写真と一緒に見せると、遺族の不安が和らぎます。

お焚き上げや合同供養を寺院に頼んでいる場合は、どの物を、いつ、どのように供養するのかも書いておきます。

作業の流れは、残す物を守る手順が伝わるように、段階ごとの写真で見せましょう。

施策④|作業事例は同じ項目をそろえて載せる

作業事例は、遺族が「自分の家だといくらくらいか」を想像するための材料です。

間取り、作業人数、作業時間、料金、依頼のきっかけ、作業で気を付けた点など、毎回同じ項目をそろえて載せると、事例どうしを比べやすくなります。

写真は遺族の了解を得たうえで、表札や郵便物、窓からの景色など、住まいが特定できる物が写らないものを選びます。

載せる項目書き方の例遺族にとっての意味
間取りと荷物の量2LDK・家具は多め自分の家と比べられる
作業人数と時間〇名・〇時間当日の段取りが想像できる
料金と内訳作業費・処分費など見積書と見比べられる
気を付けた点仏壇の供養を先に手配大切な物の扱いがわかる

事例は同じ型でそろえ、遺族の了解と住まいが特定されない配慮を守って載せましょう。

施策⑤|Googleビジネスプロフィールで地域の検索に出る

「遺品整理 〇〇市」や「近くの遺品整理」の検索では、地図の結果に会社が表示されるかどうかも大切です。

Google ビジネス プロフィール ヘルプでは、ローカル検索の結果は、主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されると説明されています。

ビジネスプロフィールには、会社の正式な名前、住所、電話番号、営業時間を、サイトと同じ書き方で登録し、対応するサービスや作業の写真も足していきます。

地図の検索への対策は、MEO対策とはで詳しく解説しています。

サイトとビジネスプロフィールで、会社の名前・住所・電話番号の書き方をそろえましょう。

施策⑥|特殊清掃や生前整理は、ページを分けて説明する

孤独死の現場の特殊清掃や、元気なうちに進める生前整理は、同じ片付けでも、依頼する人の気持ちも作業の中身も違います。

1つのページに詰め込まず、作業の内容、使う道具や消臭の方法、料金の考え方を、それぞれのページで説明します。

特殊清掃のページでは、写真や言葉の選び方に配慮し、近所に知られずに作業できるかといった、遺族が言い出しにくい心配にも答えます。

依頼する人の状況が違うサービスは、ページを分けて、それぞれの悩みに答えましょう。

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遺品整理会社がサイトで守るべき許可と表示のルール

許可証のファイルを開き、自社サイトの文章と一行ずつ見比べて確かめる担当者のイラスト

この章でわかること

  • ルール①|家庭の不用品を運ぶには、市町村の許可が要る
  • ルール②|「許可業者と提携」と書くなら、運ぶ会社を示す
  • ルール③|買取をするなら、古物商の許可を示す
  • ルール④|料金の打ち出し方は、景品表示法に照らす
  • ルール⑤|民間の資格は、認定する団体の名前を添える
遺品整理の運搬と買取の許可の判定ツリー|家財を運んで処分するのか、買い取るのかで、要る許可とサイトに書くことが変わる。処分のために運ぶ場合:作業する市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可があれば自社で運べるので、許可を出した市町村と許可番号をサイトに書く。許可がなければ許可業者に運搬を頼み、依頼者と許可業者の契約になる(手続きは代わりにできる)と書く。買い取る場合:古物商の許可があれば買取と書け、名称・許可を受けた公安委員会・許可証の番号をサイトに示す。許可がなければ買取とは書かず、買取を受け付けないことを料金のページで明らかにする。産業廃棄物の許可や古物商の許可番号では家庭の不用品は運べない。「許可業者と提携」と書くなら、実際に運ぶ会社を示す

遺品整理の仕事には、家財の運搬や処分、買取など、法令で許可が求められる作業が含まれます。

どの許可を持っているか、持っていない作業を誰に任せているかをサイトに書くことは、遺族が安心して頼むための材料になります。

ルール①|家庭の不用品を運ぶには、市町村の許可が要る

家庭から出る不用品を処分のために運ぶには、市町村から一般廃棄物収集運搬業の許可を受ける必要があります。

横浜市は、遺品整理を業者に頼む人に向けて、次のように案内しています。

遺品整理業者が「一般廃棄物収集運搬業」許可を持っていない場合、「一般廃棄物収集運搬業許可業者」に不用品処分を依頼してください。

引用元:横浜市「遺品整理や家の片付けを業者に依頼する際の注意点」

同じ案内では、不用品を出す人と許可業者が直接契約する必要があり、その契約を遺品整理の業者に任せることはできるとも説明されています。

許可は市町村ごとに出されるため、対応エリアを広げるときは、それぞれの市町村での扱いを確かめます。

運搬の許可は、市町村の名前と許可番号まで、料金ページや会社概要に書きましょう。

ルール②|「許可業者と提携」と書くなら、運ぶ会社を示す

自社で許可を持たず、許可業者に運搬を任せる場合は、その仕組みを正直に書くことが大切です。

北九州市は、無許可の回収業者の例として、次のようなケースを挙げています。

提携しているとしている業者(一般廃棄物収集運搬業の無許可の者)が、そのまま、ごみ(不用品)を運ぶケースがあります。

引用元:北九州市「家庭ごみの処分に「無許可の回収業者」を利用しないでください」

同じページでは、古物商の許可番号や、産業廃棄物の収集運搬業の許可では、家庭の不用品を回収できないことも説明されています。

「提携」とだけ書くのではなく、運搬する許可業者の名前と、依頼者と許可業者の契約の形をあわせて示すと、誤解を防げます。

運搬を任せる場合は、実際に誰が運ぶのかがわかる書き方にしましょう。

ルール③|買取をするなら、古物商の許可を示す

遺品の中には、家具や家電、着物、骨董品など、売れる物が含まれることがあります。

横浜市の同じ案内でも、家財などの買取には古物商の許可が必要だと示されています。

長野県警察の案内によると、令和6年4月1日から、古物商は氏名または名称、許可を受けた公安委員会、許可証の番号をウェブサイトに掲示することが義務付けられました。

常時使用する従業者が5人以下の場合などは免除されますが、インターネットで取引をする古物商は、事業の規模に関わらず掲示が必要とされています。

買取額を料金から差し引く場合は、どんな物が買取の対象になりやすいか、査定の結果をどう伝えるかも書いておきます。

買取を受け付けるなら、古物商の許可の情報を会社概要や料金ページに載せましょう。

ルール④|料金の打ち出し方は、景品表示法に照らす

料金を目立たせたい気持ちから、「今なら半額」「追加料金は一切なし」などの言葉を大きく載せたくなることがあります。

有利誤認表示とは、価格などの取引の条件を、実際より、または他社より著しく有利だと一般消費者に誤認させる表示のことで、景品表示法で禁止されています。

消費者庁は、有利誤認の例として、運送業者の次のようなケースを挙げています。

基本価格を記載せずに、「今なら半額!」と表示したが、実は50%割引とは認められない料金で仕事を請け負っていた。

引用元:消費者庁「有利誤認とは」

「追加料金なし」と書くなら、追加がかからない条件を示し、他社と比べる言葉は、比べた根拠を示せるときだけ使います。

料金の打ち出しは、条件と根拠を示せる言い方にしましょう。

ルール⑤|民間の資格は、認定する団体の名前を添える

遺品整理には、業界の団体などが認定する民間の資格があります。

資格を載せるときは、認定する団体の名前と、どんな講習や試験を受けたものかを添え、国の免許と誤解されない書き方にします。

遺族が本当に知りたいのは、資格の名前よりも、作業するスタッフの経験や、遺品をどう扱うかという会社の考え方です。

資格は認定する団体の名前を添えて示し、スタッフの経験や考え方とあわせて伝えましょう。

遺品整理のサイトでやってはいけないこと

作業前の写真や地域ページの下書きを前にして、載せてよいかを考え込む担当者のイラスト

この章でわかること

  • NG①|地名だけを差し替えたページを並べる
  • NG②|割引と引き換えに口コミを集める
  • NG③|他社の写真や文章を使い回す
  • NG④|遺族や住まいが特定できる情報を載せる
遺品整理サイトの言い換え(NG→言い換え例)|料金:NG「業界最安値!追加料金は一切なし」→言い換え例「間取りごとの作業例と内訳を載せ、追加料金がかかる条件も書く」。地域:NG「地名だけを差し替えたページを市町村の数だけ作る」→言い換え例「分別の決まりや搬出の事情など、その地域の情報があるページだけ作る」。口コミ:NG「口コミを書いてくれたら作業代を割引」→言い換え例「作業が終わったあと、見返りなしで感想をお願いする」。事例:NG「表札や郵便物が写った作業前の写真」→言い換え例「遺族の了解を得て、住まいが特定できる物を外した写真」。許可:NG「「許可業者と提携」とだけ書く」→言い換え例「実際に運ぶ許可業者の名前と、契約の形をあわせて書く」

遺品整理は、遺族の気持ちに寄り添うことが求められる仕事です。

検索の順位を上げたいからといって、遺族やGoogleの信頼を損なう方法に頼ると、かえって依頼が遠のきます。

NG①|地名だけを差し替えたページを並べる

対応エリアの市町村ごとに、地名だけを差し替えた同じ中身のページを並べるのは避けます。

大量生成されたコンテンツの不正使用とは、ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。

引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

地域のページを作るなら、その市町村の粗大ごみの出し方、運搬の許可の扱い、坂道や狭い道が多いといった搬出の事情など、その地域の人に役立つ情報を書きます。

地域のページは、その地域ならではの情報があるときだけ作りましょう。

NG②|割引と引き換えに口コミを集める

Googleマップの口コミは、遺族が会社を選ぶときの大きな手がかりです。

だからといって、割引や粗品と引き換えに口コミを書いてもらうことは、Googleのポリシーで禁止されています。

クチコミの投稿や否定的なクチコミの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為。

引用元:Google マップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」

作業が終わったあとに、感想を書いていただけるかを丁寧にお願いし、書くかどうかは遺族の判断に任せます。

口コミは見返りなしでお願いし、届いた声には会社として丁寧に返信しましょう。

NG③|他社の写真や文章を使い回す

写真が足りないからといって、他社のサイトや素材サイトの作業写真を、自社の事例のように載せるのはやめましょう。

他人の写真や文章を無断で使えば著作権の問題になるうえ、遺族が実際の作業を見たときに、サイトとの違いで信頼を失います。

写真が少ないうちは、トラックや道具、スタッフの作業着、仕分けの箱など、自社で撮れるものから載せていきます。

写真は自社で撮ったものだけを使い、少しずつ増やしていきましょう。

NG④|遺族や住まいが特定できる情報を載せる

作業前の部屋の写真には、表札、郵便物、写真立て、窓からの景色など、遺族や住まいが特定できる物が写り込みやすくなります。

孤独死の現場などの写真は、遺族が見たときにつらい思いをすることもあるため、載せるかどうかから慎重に考えます。

事例の文章でも、町名や家族の続柄、亡くなった事情を細かく書かず、作業の内容と工夫に絞って書きます。

事例は、遺族の了解を得たうえで、個人が特定できる情報を外して載せましょう。

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検索広告とSEOを、遺族の時間の流れで使い分ける

カレンダーと検索広告の画面を見比べながら、急ぎの検索語に印を付けるWeb担当者のイラスト

この章でわかること

  • 分担①|期限が迫った人の検索は、広告で受ける
  • 分担②|時期や進め方を調べる検索は、記事で受ける
  • 分担③|検索語句レポートで、依頼の目的を見分ける
  • 分担④|電話やLINEの問い合わせも、入口ごとに数える
遺族の時間の流れと検索の受け皿|時期によって検索の言葉と急ぎ方が変わるため、急ぐ時期は広告で、調べる時期はSEOで受ける。亡くなった直後:検索の例は遺品整理 いつから、形見分け 時期、受け皿は時期と進め方の解説記事(SEO)。葬儀と手続きのあと:検索の例は遺品整理 費用、遺品整理 〇〇市、受け皿は料金ページと地域のページ(SEO+広告)。退去や売却の期限が近い:検索の例は遺品整理 急ぎ、遺品整理 見積もり 土日、受け皿は電話・LINEで受ける(広告)。片付けのあと:検索の例は遺品 供養、空き家 管理、受け皿は供養と関連サービス(SEO)。SEOは調べる時期から信頼を積み、広告は急ぎを逃さず、片付けのあとはSEOで次の依頼につなぐ

弊社カルテットは、リスティング広告の運用代行を本業としています。

遺品整理のように、急ぎの依頼と調べものの検索が混ざる業種では、広告とSEOで受け持つ検索を分けると、広告費の無駄が減ります。

分担①|期限が迫った人の検索は、広告で受ける

「遺品整理 急ぎ」「遺品整理 見積もり 土日」のように、日程を気にする言葉を含む検索は、依頼先を決める直前の人が多く使います。

こうした検索は、ページの評価が育つのを待たずに表示できる検索広告で受け、料金ページや電話の窓口に案内します。

広告とSEOを組み合わせる利点は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。

期限が迫った人の検索は広告で受け、料金と日程がすぐわかるページに案内しましょう。

分担②|時期や進め方を調べる検索は、記事で受ける

「遺品整理 いつから」「形見分け 時期」「遺品 供養 方法」のような検索は、まだ依頼を決めていない人が中心です。

広告で受けるより、進め方や家族で決めておくことを丁寧に書いた解説記事で受け、料金ページや相談の窓口につなぐほうが向いています。

役に立つ記事を読んだ遺族は、いざ依頼するときに、その会社を思い出してくれることがあります。

調べものの検索は記事で受けて、困ったときに思い出してもらいましょう。

分担③|検索語句レポートで、依頼の目的を見分ける

Google広告の検索語句レポートとは、広告が表示されたときに、実際に検索された語を一覧で確かめられる画面です。

遺品整理の広告では、「粗大ごみ 出し方」「不用品 無料回収」など、遺品整理の依頼につながりにくい語で広告が出ていることがあります。

こうした語は除外して広告費を抑え、遺品の買取や供養の方法など、記事で答えられる語はSEOの題材にします。

反対に、見積もりの依頼につながった語は、料金ページの見出しや本文にも使い、自然検索でも受けられるようにします。

広告の検索語のデータを、広告で受ける語とSEOで書く記事の仕分けに使いましょう。

分担④|電話やLINEの問い合わせも、入口ごとに数える

遺品整理の相談は、文章で書くより話して相談したい人が多く、電話やLINEで入ることも少なくありません。

Google広告では、広告からの電話をコンバージョンとして数える設定ができ、サイトの電話番号のタップも計測できます。

電話を受けたスタッフが、相談の最後に「何でお知りになりましたか」と聞いて記録表に書き込むだけでも、入口ごとの数がつかめます。

入口の計測や広告との配分に迷う場合は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談を承っています。

電話もLINEもフォームも、どの入口から来たかを数えてから、広告とSEOの配分を決めましょう。

Web担当者が最初の3か月でやること

作業スタッフから写真と見積書を受け取り、パソコンでページにまとめるWeb担当者のイラスト

この章でわかること

  • 段取り①|1か月目は、現場から質問と素材を集める
  • 段取り②|2か月目は、料金と作業の流れのページを作り直す
  • 段取り③|3か月目は、事例を足し、問い合わせの入口を記録する
  • 段取り④|3か月目の終わりに、見る数字を決めておく
遺品整理会社のWeb担当者が最初の3か月で進めること|現場が素材を集め、Web担当者がページにする。現場:よく受ける質問と、見積もりで迷う点を書き出す(1か月目)。現場:作業前後の写真と見積書を、了解を得て集める(1か月目、2か月目、3か月目)。Web:Search Consoleとビジネスプロフィールを確かめる(1か月目)。Web:料金ページに内訳と追加の条件を書く(2か月目)。Web:作業の流れ・供養・買取・許可のページを整える(2か月目)。両方:作業事例を同じ型で公開していく(3か月目)。Web:問い合わせの入口を記録し、次の手を決める(3か月目)。2か月目の終わりに料金ページを公開し、3か月目は事例で厚くする

遺品整理の会社では、Web担当者が現場に出る時間が少なく、サイトに載せる素材が集まりにくいことがよくあります。

現場のスタッフが素材を集め、Web担当者がページにするという分担を決めると、作業が立て込む時期でも続けやすくなります。

段取り①|1か月目は、現場から質問と素材を集める

最初の月は、見積もりのときに遺族からよく受ける質問を、現場のスタッフに書き出してもらいます。

「仏壇はどうすればよいか」「写真や手紙は捨ててよいか」「当日は立ち会いが必要か」など、現場の言葉で集めた質問は、そのまま記事やよくある質問の題材になります。

Web担当者は、Search Consoleで今どんな言葉で検索結果に表示されているかを確かめ、ビジネスプロフィールの情報もあわせて見直します(Google Search Consoleの解説)。

最初の月は、現場から質問を集めることと、今の見られ方を知ることに時間を使いましょう。

段取り②|2か月目は、料金と作業の流れのページを作り直す

2か月目は、集めた質問をもとに、料金ページと作業の流れのページを作り直します。

間取りごとの目安と内訳、追加料金とキャンセル料の条件、許可の情報をそろえたら、公開の前に、代表者や現場の責任者に表現を確かめてもらいます。

現場を知る人の言葉で書かれた注意点は、経験にもとづく情報として読む人に伝わります。

Googleが重視する経験や専門性の考え方は、E-E-A-Tの解説記事で紹介しています。

2か月目の終わりまでに、料金ページを公開しましょう。

段取り③|3か月目は、事例を足し、問い合わせの入口を記録する

3か月目は、了解を得て集めた写真と見積書をもとに、作業事例を同じ型で公開していきます。

あわせて、問い合わせを受けたときに、どのサービスの相談か、何を見て連絡したかを記録する表を用意します。

ページを増やすのと同時に、問い合わせの入口を記録する仕組みを整えましょう。

段取り④|3か月目の終わりに、見る数字を決めておく

3か月では、検索順位が大きく動かないこともあります。

見るのは、作ったページが検索で表示され始めたか、見積もりの依頼が増えたか、料金についての行き違いが減ったかです。

見る数字どこで見るか次の手の考え方
料金ページの表示回数Search Console表示が増えた語の記事を足す
地図からの電話・経路の検索ビジネスプロフィール写真と営業時間を見直す
見積もりの依頼の数問い合わせの記録入口ごとの差を比べる
追加料金への質問の数見積もりのメモ料金ページの書き方を直す

順位より、見積もりの依頼と料金の行き違いがどう変わったかを見て、次に作るページを決めましょう。

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遺品整理会社のSEOでよくある質問

会社の事務所で、SEOについての質問が書かれたメモを読みながら相談するスタッフたちのイラスト

この章でわかること

  • 質問①|一括見積もりのサイトに載っていれば十分?
  • 質問②|料金を載せると、安い会社と比べられて不利にならない?
  • 質問③|ブログには何を書けばよい?
  • 質問④|忙しくてページを更新できないときは?
  • 質問⑤|AIの検索結果に向けて、特別な対策は要る?

遺品整理の会社のWeb担当者や経営者から、よく受ける質問に答えます。

迷ったときは、遺族の不安を減らせるか、法令やGoogleのルールに照らして問題がないかの2点で考えると判断しやすくなります。

質問①|一括見積もりのサイトに載っていれば十分?

一括見積もりのサイトや比較サイトは、会社を知ってもらう入口として役に立ちます。

ただ、そこから自社のサイトに来た遺族は、料金の考え方やスタッフの顔、作業の様子を確かめてから連絡します。

比較サイトへの手数料が負担になっている場合も、自社サイトからの依頼が増えれば、集客の配分を見直せます。

比較サイトは入口と考え、決め手になる情報は自社のサイトに用意しましょう。

質問②|料金を載せると、安い会社と比べられて不利にならない?

料金を載せると、金額だけで比べられることを心配する声は多くあります。

ただ、遺族が比べているのは金額だけではなく、何が料金に含まれるか、あとで追加の請求がないかという安心感です。

内訳と追加料金の条件まで示している会社は、金額が多少高くても、見積もりを頼む先として選ばれることがあります。

料金は隠さず、内訳と条件まで示して、安心感で比べてもらいましょう。

質問③|ブログには何を書けばよい?

ブログには、遺族が依頼の前に調べることを、現場の経験をもとに書きます。

たとえば、遺品整理を始める時期の考え方、形見分けの進め方、仏壇や写真の供養の方法、賃貸の明け渡しまでの段取りなどです。

書くテーマは、段取り①で現場から集めた質問から選ぶと、検索する人の言葉とずれにくくなります。

ブログの題材は、見積もりの現場で遺族から聞かれた質問から選びましょう。

質問④|忙しくてページを更新できないときは?

遺品整理の仕事は、時期によって作業が立て込み、サイトの更新が止まりがちです。

そうしたときは、新しい記事を増やすより、料金ページの情報が今の料金と合っているか、営業時間や対応エリアが変わっていないかを先に確かめます。

古い情報が残っていると、見積もりのときの行き違いにつながるため、更新の優先度は記事より高くなります。

忙しい時期は、記事を増やすより、料金と会社の情報を正しく保つことを優先しましょう。

質問⑤|AIの検索結果に向けて、特別な対策は要る?

Google検索のAIによる概要などでも、検索する人の疑問に答える中身のあるページが参考にされます。

Googleは「AI 機能とウェブサイト」で、AI機能に表示されるために追加の要件や特別な最適化は要らないと説明しています。

まずは料金や作業の流れ、許可の情報を正確に書き、遺族の質問に答えるページを整えることが土台になります。

AIの検索に向けた特別な書き方より、遺族の疑問に正確に答えるページを整えましょう。

まとめ|遺品整理のSEOは、料金と許可を正直に見せることから

整った料金ページを、遺族と会社のスタッフが一緒にパソコンで見て安心しているイラスト

この記事の要点

  • 遺族は「実家 片付け」「遺品 供養」など、状況ごとの言葉で会社を探している
  • 料金は間取りごとの目安と内訳、追加料金とキャンセル料の条件まで示す
  • 運搬は一般廃棄物収集運搬業の許可、買取は古物商の許可の情報をサイトに書く
  • 期限が迫った人の検索は広告で、調べものの検索は記事で受ける
  • 現場が素材を集め、Web担当者がページにする分担で、3か月で料金ページを仕上げる

遺品整理のSEOは、検索の順位を上げる工夫より先に、遺族が依頼の前に抱える不安に一つずつ答えていくことです。

料金と許可、大切な物の扱い方が伝わるサイトになれば、検索から来た人にも、紹介で来た人にも、安心して見積もりを頼んでもらえます。

どのページから手を付けるか迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。

対応エリアとサービスを伺い、検索広告のデータも使いながら、最初に整えるページを一緒に選びます。

ノートパソコンを抱えてOKサインをする女性

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また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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