2023年9月20日、Googleはレスポンシブ検索広告において、広告主がより効率的にユーザーへリーチできるように、生成AIを活用した「自動作成アセット」と「Google広告の会話機能」の計画を発表しました。
本記事では、今回発表された機能の概要について解説をします。
生成AIを活用した自動作成アセットとは？
自動作成アセットとは、ランディングページや既存の広告内容に基づいて、広告の見出しと説明文を自動作成する機能です。
自動作成アセットの機能を有効にすると、レスポンシブ検索広告に提供済みのアセットと合わせて新たなアセットが表示されるようになり、より関連性の高い検索広告を表示できるようになります。
これまでの自動作成アセットの対象は、英語を利用するキャンペーンのみでしたが、今回の発表で日本語を含む7つの言語も利用できるようになりました。
- 日本語
- オランダ語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- ポルトガル語
- スペイン語
英語のアセットを利用している広告主は、今後数ヶ月のうちに自動アセットで生成AIが活用できるようになります。
これによって、今後さらに多くのアセットが作成でき、ユーザーの検索語句に合わせたより効果的な広告を配信できるようになるでしょう。
自動作成アセットの利用方法
自動作成アセットは、キャンペーンの設定から利用することができます。
「自動作成アセット」を選択した後、自動作成アセットを有効にするとアセットの作成が開始されます。
作成されたアセットは、レスポンシブ検索広告のアセット一覧から確認可能です。
会話機能でキャンペーンを作成
今回の発表では、検索キャンペーンを会話形式で作成できるようになることも伝えられました。
最新システムが組み込まれた大規模言語モデルの会話機能を利用することで、少ない労力で効果的なキャンペーンを作成することができます。
必要なものはWebサイトのURLのみで、あとはキーワードから広告見出し、説明文、画像など、キャンペーンに必要なすべての要素がGoogleのAIによって生成されます。
また、AIによって生成された内容は、会話形式で承認をおこなうことが可能です。
Googleは過去数ヶ月にわたり会話機能のテストをおこない、現在はこのフィードバックに基づいて会話機能の改善に取り組んでいます。
まとめ
Google広告において、生成AIを活用した「自動作成アセット」と「Google広告の会話機能」の計画概要を解説しました。
生成AIを活用した自動作成アセットに日本語が対応されることで、アセット作成のオペレーションの簡素化が期待できます。
また、会話機能のキャンペーン作成は今後さらに改善され、まるで同僚と相談するかのようにGoogle AIへアイデアを求めることができるようになるでしょう。
今回発表された機能は、今後の広告運用をより効率的かつ効果的にするので、ぜひ活用してみてください。
