Googleは、2023年8月31日、新しいポリシーである「制限付き広告配信」を発表しました。
このポリシーは、広告主をサポートし、ユーザーとの信頼関係を築くためのものです。
今回は、Googleの新しいポリシー「制限付き広告配信」についてご紹介します。
Googleの新ポリシー「制限付き広告配信」について
「制限付き広告配信」の目的は、広告による詐欺行為の危険性を低減し、誤解や混乱を防ぐことです。
このポリシーに基づき、特に新規の広告主に対して広告掲載の実績を確認する期間を設けます。
そのため、この期間中は広告表示回数が制限されます。
また、新ポリシーの適用対象は、広告キャンペーンで特定のブランドをターゲットに設定している広告主です。
例えば、広告主と広告の中で言及されているブランドの関連性が不明確な場合にこのポリシーが適用されます。
具体的に、ユーザーが沖縄旅行を計画し、好きな航空会社の沖縄行きのフライトを検索した場合を見てみましょう。
制限付き広告配信では、その検索に関連して表示される広告の多くが、検索した航空会社や競合の航空会社、沖縄のホテルなど、ポリシーへの準拠と透明性維持の実績を持つ信頼性の高い広告主のものになります。
一方で実績が不足している広告主には、実績を積む間、広告表示回数に制限がかけられることがあります。
これにより、ユーザーに混乱や誤解を招くおそれがある広告の表示される可能性が低くなる、というしくみです。
影響を受ける広告主には通知が送られ、認定ステータスを獲得するためのアドバイスも提供されます。
この新しいポリシーは段階的に適用され、広告表示の品質を向上させることを目指しています。
広告主の実績評価について
Googleでは透明性を重視しており、広告主の実績評価に次のような基準を適用しています。
- ユーザーからのフィードバック
- 広告掲載の実績
- 広告主の身元確認
Googleは新しい広告主を歓迎し、有益な広告掲載の機会を提供することを重要視しています。
制限付き広告配信は、Googleのプラットフォーム上の広告をブロックまたは削除するものではなく、特定の状況下でのみ適用されます。
このポリシーの導入は段階的に行われ、適切な調整が加わっていく予定ということです。
まとめ
今回は、Googleの新しいポリシー「制限付き広告配信」について解説しました。
Google広告をご利用の場合は、ぜひ把握しておき、今後の広告運用にお役立てください。