購買意欲に貢献した広告を把握できるエンゲージビューコンバージョン。
動画広告の評価分析に役立つ一方で、正確なコンバージョン計測を妨げる場合があります。
本記事では、エンゲージビューコンバージョンについて効果的に活用するポイントを紹介します。
エンゲージビューコンバージョンとは
エンゲージビューコンバージョンとは、動画広告を視聴したユーザーが別経路でコンバージョンした際に計測される指標です。
YouTubeでは、視聴中に広告をクリックしなくても、検索や他チャネルを通じて購買行動につながる場合があります。
このような間接的な貢献を可視化できる一方で、他チャネル経由の成果が重複して計上され、管理画面と実際の数値に乖離が生じるケースも少なくありません。
また、機械学習が獲得しやすい成果に最適化されることで、既存顧客への配信に偏り、新規獲得を妨げる可能性があります。
活用のポイント
エンゲージビューコンバージョンを効果的に活用するためには、以下の5つのポイントを押さえるとよいでしょう。
- エンゲージビューの定期的な確認
- 計測ツールの活用
- アトリビューション期間の短縮
- 動画広告の設定の最適化
- 動画と静止画を分けた運用設計
それぞれ解説します。
エンゲージビューの定期的な確認
1つ目は、エンゲージビューの定期的な確認です。
エンゲージビューコンバージョンはコンバージョンに合算されて表示されるため、分類機能を活用しながら継続的に状況を確認することが大切です。
広告管理画面の数値だけで判断せず、GA4などの計測ツールを用いてデータに乖離がないか検証しましょう。
全体のコンバージョン数が変わらず管理画面の数値だけが増加している場合は、見直しが必要です。
計測ツールの活用
2つ目は、計測ツールの活用です。
GA4などの計測ツールの数値をレポートに追加することで、異常な数値の増減を早期に発見できます。
エンゲージビューコンバージョンが適切に機能していれば、サイト全体の成果数も増加するでしょう。
アトリビューション期間の短縮
3つ目は、アトリビューション期間の短縮です。
動画広告の視聴により購買意欲が高まっている場合、すぐに行動へ移るケースが多く見られます。
そのため、アトリビューション期間をデフォルトの3日間から1日間へ短縮することで、偶然発生したコンバージョンを計上してしまうリスクを軽減できます。
動画広告の設定の最適化
4つ目は、動画広告の設定の最適化です。
既存顧客への配信を避けるために除外オーディエンスを活用したり、資料請求などの中間指標ではなく購入や申込といった最終成果を目標に設定したりすることで、意図しないコンバージョンの増加を防げます。
動画と静止画を分けた運用設計
5つ目は、動画と静止画を分けた運用設計です。
デマンドジェネレーションキャンペーンでは、動画広告と静止画広告を同一のキャンペーンで配信できますが、動画のコンバージョンにはエンゲージビューが計上されます。
そのため、同じCPA基準で評価すると成果を正しく把握できない場合があります。
フォーマット別にキャンペーンを分離し、クリックスルー中心の管理とエンゲージビューコンバージョンを含む管理を分けることで、より適切な評価が可能になります。
また、質の高いエンゲージビューコンバージョンを獲得するために、ブランド名や商品価値を明確に伝えるクリエイティブを設計し、視聴後の想起を促すとよいでしょう。
まとめ

エンゲージビューコンバージョンは、直接的なクリック以外の貢献を可視化できる指標です。
動画広告の評価や機械学習の最適化に影響するため、定期的な見直しを行いながら運用することが重要です。
ぜひ、今後の広告運用にエンゲージビューコンバージョンを役立ててみてはいかがでしょうか。