2025年7月23日(水)、LINEヤフーは、法人向けサービスで提供していた「Yahoo! JAPANビジネスID」と「LINEビジネスID」を「ビジネスID」として統合しました。
本記事では、ビジネスIDの統合によるメリットや、ユーザーが今後対応すべき変更点、注意点について解説します。
「ビジネスID」統合のメリット
「Yahoo! JAPANビジネスID」と「LINEビジネスID」が統合したことで、法人向けサービスの利用に3つのメリットが生まれます。
- ログイン管理の簡素化
- Yahoo! JAPAN ID連携の柔軟性
- ログイン利便性の向上
それぞれ解説します。
ログイン管理の簡素化
1つ目は、LINEとYahoo! JAPANの法人向けサービスが、1つの「ビジネスID」で利用可能になる点です。
これにより、これまで別々に管理していたログイン情報が一元化され、複数の管理画面へのアクセスが格段にスムーズになります。
Yahoo! JAPAN ID連携の柔軟性
2つ目は、統合された「ビジネスID」では、Yahoo! JAPAN IDとの連携が任意となる点です。
既存のYahoo! JAPAN IDをすでに持っている企業にとっては連携による利便性向上、持っていない企業にとっては新規作成の手間を省く柔軟な選択肢を提供します。
ログイン利便性の向上
3つ目は、現在「Yahoo! JAPANビジネスID」のワンタイムパスコードでログインしている場合、統合後の「ビジネスID」を利用することで、ログイン時の利便性が大幅に向上する点です。
これにより、パスコード入力の手間が省け、よりスムーズなアクセスが可能になるでしょう。
ビジネスIDの変更点
LINEヤフーが統合を進める「ビジネスID」と、従来の「Yahoo! JAPANビジネスID」では、以下の点に違いがあります。

この変更により、ユーザーは個人のIDとして「ビジネスID」を保有し、そのIDを使って複数の企業のアカウントや、複数のサービスの管理画面にアクセスすることが容易になります。
「ビジネスID」統合時の注意点
「ビジネスID」への統合は利便性を大きく向上させますが、手続きを進める前に以下の点にご留意ください。
- 統合後の変更・解除は不可
- 新規発行は不可(Yahoo! JAPANビジネスIDを用意する必要がある)※
- 1つのメールアドレスで複数の「ビジネスID」は利用不可
※今後、新規発行できる可能性あり(時期は未定)
これらの注意点をしっかり理解した上で、慎重に「ビジネスID」の統合手続きを進めるようにしましょう。
まとめ
「ビジネスID」の統合は、企業がLINEとYahoo! JAPANの多様なサービスをより効率的に利用・管理できるようになる、非常に重要な変更です。
この統合は、LINEヤフーの法人向けサービスをより効果的に活用する絶好の機会となるでしょう。
今後の動きにぜひ注目していきましょう。