Yahoo!広告では、広告配信の透明性と安全性を確保するため、アカウントの種類や出稿内容によっては「本人確認」が求められる場合があります。
これは、事前に所定の書類を提出し、Yahoo!側の承認を得なければ広告を出稿できない場合があることを意味します。
この記事では、Yahoo!広告を運用する方々に向けて、本人確認が求められるタイミングから必要書類の種類、申請手順、そしてリジェクト(却下)された場合の対処法までをわかりやすく解説します。
本人確認が求められるタイミング
Yahoo!広告で本人確認が必要となるのは、主に以下のような場合です。
- 新規でアカウントを開設する場合
- 特定業種で広告出稿をする場合(例:投資、暗号資産、金融系)
- 運営側の判断で必要とされた場合(審査基準の変更や不審な挙動など)
このように、広告を出す業種やタイミングに関わらず、誰でも本人確認の対象となる可能性があります。
そのため、もし本人確認の通知が来た際には、スムーズに対応できるよう、あらかじめ必要な書類などを準備しておくと安心です。
必要書類の種類
本人確認に必要となる書類は、法人か個人事業主によって異なります。
一般的には、以下の書類が求められることが多いです。
| 法人 | 個人事業主 |
|---|---|
| 商業・法人登記事項証明書(現在事項全部証明書、現在事項一部証明書、または履歴事項全部証明書)※発行から3か月以内 | 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、旅券、住民基本台帳カードなど)※いずれか1点 |
| 商号(企業名)と現在の所在地が確認できる書類(公共料金等の領収証書など、国税、地方税の領収証書または納税証明書、青色申告承認申請書(控)、社会保険料の領収書または納入告知書※いずれか1点 | 発行日、担当者名、現住所が確認できる書類(公共料金等の領収証書等、社会保険料の領収書、国税、地方税の領収証書、または納税証明書)※いずれか1点 |
なお、担当者名と現住所は、Yahoo!ビジネスマネージャーの登録情報と一致している必要があります。
いずれの場合も、提出する書類の画像は鮮明で、全体がはっきりと写っていることが必須です。
不鮮明だったり一部が欠けていたりすると、リジェクトされてしまうので注意しましょう。
本人確認の申請手順

本人確認は、Yahoo!広告の管理画面に表示される案内に従って進めます。
大まかな流れは以下のとおりです。
- 管理画面に「本人確認のお願い」の通知が表示される
- Yahoo!ビジネスマネージャーの登録情報を確認・修正
- 「本人確認書類の提出について」ページを確認
- 「本人確認書類アップロード」画面へ移動
- アップロード画面の指示を確認
- 「本人確認書類」の画像をアップロード
- Yahoo!側での審査(通常は数営業日)
万が一、提出後にエラーが出た場合は、再提出の案内が届くので、それに従って対応しましょう。
リジェクトされたときの対応は?
本人確認の審査結果は、Yahoo!広告の管理画面上またはメールで通知されます。
リジェクトされてしまった場合、その主な理由としては以下のようなケースが考えられます。
- 書類が不鮮明・一部欠損している
- 書類の有効期限が切れている
- 記載情報とアカウント情報が一致しない
リジェクトされた際には、具体的な理由が明記されるので、その理由に沿って必要な箇所を修正して再度提出すれば問題ありません。
複数回のリジェクトを防ぐためにも、初めて書類を提出する時から、記載内容や画像の鮮明さなどを丁寧にチェックしておくことをおすすめします。
まとめ
Yahoo!広告の本人確認は、安全で信頼性の高い広告配信を行うために欠かせないプロセスです。
法人・個人事業主問わず対象となる可能性があるため、本人確認の通知が届いたら、速やかに必要な書類を準備し、正しく提出することが大切です。
このプロセスをスムーズに完了させ、安心してYahoo!広告の運用をスタートさせましょう!