2025年6月30日、Yahoo!広告は検索広告における自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供を終了しました。
本記事では、「拡張クリック単価」提供終了の背景と今後の対応策を紹介します。
「拡張クリック単価」提供終了の背景
これまでの間、Yahoo!広告は自動入札機能の拡充と機能改善に注力してきました。
その結果、「コンバージョン数の最大化」や「コンバージョン価値の最大化」といった他の自動入札タイプが、「拡張クリック単価」と同等、あるいはそれ以上の広告運用における成果を上げる可能性が見込まれるようになりました。
これにより、拡張クリック単価が担ってきた役割は、これらの進化した自動入札タイプが補完し、2025年6月30日をもって提供終了となっています。
なお、拡張クリック単価を設定していたキャンペーンは、システムによって手動入札「個別クリック単価」へ自動的に移行しています。
また、レポート作成画面、およびすでに作成済みのテンプレートから「拡張クリック単価」の項目は削除されているため、提供終了前の期間のレポートを作成した場合でも、「拡張クリック単価」の設定は確認できませんのでご注意ください。
すでに提供を終了している以下の項目も削除済みです。
- 検索結果ページの目標掲載位置
- 拡張クリック単価(旧「コンバージョン数の最大化」)
パフォーマンスレポートを作成した場合、上記の項目は「その他」と表示されます。
今後の対策について
拡張クリック単価を設定していたキャンペーンは、システムによって手動入札「個別クリック単価」へ自動的に移行しています。
今後の入札戦略については、現在のコンバージョン設定やキャンペーンの目的に合わせて、最適な自動入札タイプを選択しましょう。
どの自動入札タイプを選ぶべきか迷う場合や、変更による影響を事前に確認したい場合は、「A/Bテスト」を活用することも有効な手段です。
まとめ

Yahoo!広告 検索広告における「拡張クリック単価」提供終了の背景と今後の対応策を紹介しました。
今後は、キャンペーンの目的やコンバージョン設定に合わせて、最適な自動入札タイプを選び直すことが重要です。
どの入札戦略が最適か迷う場合は、A/Bテストを活用して効果を比較検討するのも良いでしょう。
この変更を機に、より成果につながる広告運用を目指しましょう。