2024年11月、Yahoo!広告においてアップデートがいくつか行われました。
本記事ではその内容を解説します。
検索連動型ショッピング広告(SSA)がPC・タブレット端末にも対応可能に
Yahoo広告!では、これまでスマートフォンでの配信しかできなかった検索広告(ショッピング)の検索連動型ショッピング広告(SSA)が、PCやタブレット端末などすべてのデバイスで配信可能になります。
さらにデバイスターゲティングもショッピング広告のキャンペーンごとに行えるようになり、デバイスごとに入札調整率を設定できます。
こちらの機能は2024年12月11日(水)からの実装予定ですが、変更となる場合もあります。
注意事項
このアップデート以前に作成されたキャンペーンの場合、実施日時点のデバイスターゲティングはスマートフォンのみ有効のままです。
実施日以降にPC・タブレットへもデバイスターゲティングを追加するか決める必要があります。
検索広告が利用できるのは一部の広告主のみとなります。開始の際には商品情報掲載の利用開始が必須となるので注意が必要です。
オークションランクの計算指標が変更へ
続いては検索広告でのアップデートです。
広告の関連性においての精度を向上させるため、オークションランクを構成要素計算の際に使用していた指標が見直されるという発表がありました。
これまでは『広告の品質』がメインの決定要素でしたが、今後は広告の品質向上に重要な要素・影響がない要素が公開されます。
ただし、クリック数、クリック率、インプレッション損失率といったアカウントの数値が変動してしまう可能性も指摘されており、その内容はアカウントの設定状況によるとのことです。
各自レポートで数値の変動をご確認ください。
こちらは2025年1月から順次実装されていき、1月末には全アカウントでの適用完了予定となります。
オークションランクの構成要素
オークションランクの構成要素は従来の通りです。
ただし、今回の指標見直し施策に伴って、ヘルプ内の表記が少し変更されています。
広告の品質向上に関する要素
「広告の品質」の決定要素は今後、
- 広告の品質向上に重要な要素
- 影響がない要素
の公開となります。
重要な要素 | 影響がない要素 |
インターネットユーザーの使用デバイス インターネットユーザーの検索意図との関連性の高さ 新しいキーワードを追加する際の関連キーワードでの過去の掲載結果 | 入札価格 アカウントの構造 提携パートナーの配信面における広告掲載広告の掲載順位 広告の表示頻度 コンバージョン件数 |
まとめ
11月のYahoo!広告アップデート情報を紹介しました。
どちらも実装はまだ先ですが、自社に合ったものであれば取り入れ、広告運用にご活用ください!