動画を滑らかに視聴できるスマートフォンが多くの人に普及したことで、広告やマーケティングでも動画広告を出す企業が増えています。
しかし、やってみると動画編集は企画・撮影・テキスト読み上げ録音・編集と手間と時間がかなりかかるものです。
また、試行錯誤の上投稿してみたものの再生数やリーチが伸びず、活用できていないという担当者様も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、動画広告を活用するメリットやリーチを伸ばすためのポイント、効率化のコツについて紹介します。
SNSの運用をにお困りの担当者様はぜひ、ご一読ください。
動画広告を活用するメリット
動画広告を活用したり、InstagramなどのSNSでリール動画を出すことで、
- 情報を視覚的に伝えられる
- 配信枠を広げられる
- 競合と差別化できる
といったメリットがあり、リーチや認知度の拡大に大きな効果が見込めます。
情報を視覚的に伝えられる
文章だけ、写真だけの広告やSNS投稿ではイメージが伝わりづらくて読み飛ばされてしまうことも多いもの。
ですが動きや音声のある動画広告では、より多くの情報を視覚的に伝えられます。
たとえば、商品やサービスの使用イメージや使い方、サイズ感などが、動画を見ればすぐに伝えられるのがメリットの一つと言えるでしょう。
映像のクオリティや演出にこだわることで、「高級感がある」「持っていると(使うと)ワクワクする」など、その商品の持つイメージやベネフィットを強く伝えることも可能です。
配信枠を広げられる
バナー広告やテキスト広告だけを出し続けるよりも、動画コンテンツを持つことで単純に配信の枠が広がり、より多くの人の目に触れるチャンスが増えます。
また、YouTubeショートやInstagramリール、TikTokといったSNSに広告を出稿する際には、ショート動画を用意できることが前提です。
競合と差別化できる
再生数の多い、いわゆる”バズっている”動画コンテンツをいくつか見比べてみると、それぞれさまざまな表現で個性を出していることがわかります。
流行りの音楽を使ったり、ストーリー仕立てやかわいい動物、イメージキャラクターが出てきたりと、幅広いユーザー層に向けてアピールすることで、リーチはますます増やせることでしょう。
動画広告を活用していくなら押さえておきたいポイント
これからは動画コンテンツだ!と思いつきで作り始めても運用はうまくいきません。
SNSや広告で動画を活用し、高い効果を得るためには制作の前にも後にも考えなくてはいけないポイントがあります。
動画の目的を定める
まず、何のための動画なのか目的をはっきりとさせることが重要です。
この動画によって何を伝え、どんなコンバージョンを得たいのかを、制作に関わる人間全員ですり合わせをしておきましょう。
まずは認知度を上げたいのか、その後公式サイトにアクセスしてほしいのか、電話をかけてほしいのかなど、ユーザーが動画を観た『後』にしてほしい行動を定めておく必要があります。
ここが社内でブレてしまっていると、途中で変更が発生して余計な手間がかかったり、結局何を伝えたいのかわからない動画になってしまったりとトラブルに繋がる可能性があるためです。
さらに、動画の方向性が決まってきたら、動画のサイズや時間、媒体を決めておきましょう。
YouTubeショートやInstagramリール、TikTokといったSNSではスマートフォンでの視聴が多いため、基本的には縦長の構図での撮影となりますが、動画の最大秒数は媒体によって異なります。
新しい動画を作り続ける
動画広告は、一度出したら終わりではありません。
2つ目のポイントは、継続して新しい動画を出し続けることです。
同じ動画が何回もループされることはありません。ずっと同じ広告を表示していると、広告のクリック率(CTR)はどんどん下がっていってしまいます。
クリック率などリーチが下がってしまうと、上位に掲載されるためには反比例的にクリック単価も上がってしまいますので、コストパフォーマンスの面でも、やはり定期的に動画を更新し続けることが大切と言えます。
PDCAサイクルを回す
最後に、動画が配信されて一定の期間が経ったら分析・改善をしていく体制づくりを行いましょう。
再生回数やクリック率、成果(コンバージョン)といった指標から、コストに対してどのくらい効果があったかを分析し、足りない場合は改善案を出し次の動画に盛り込みます。
これを繰り返していくことで、動画でのマーケティング施策はどんどん向上していくことでしょう。
動画制作を効率的に続けるには
さまざまなパターンの動画を定期的に継続してアップしていくことが大事です。しかし実際には、続けていくためにかなりの労力が必要となるでしょう。
専任でできるならまだしも、他の業務と兼務して行わなくてはいけない場合は息が続かなくなってしまうことが目に見えています。
そうならないよう、
- 写真やイラスト、バナー画像など元々ある素材を組み合わせて活用する
- 構成やアイデア出しを自動化AI機能におまかせする
- イメージに近い動画を得意としている制作会社に外注する
といった工夫でをするのがおすすめです。より効率的に動画制作を続けていくことができますよ。
まとめ
動画での広告配信やSNSの動画投稿は、労力がかかる分、得られる成果も大きくなります。
ただし継続して良いものを上げ続けるのは本当に大変なので、そこはうまく効率化していきたいところですね。
これからの時代、動画コンテンツの活用はますます必要不可欠となっていくでしょう。
今回の記事をぜひ御社の広告運用にお役立てください。