2024年8月、LINEヤフー株式会社はLINE広告において動画視聴経由コンバージョンの計測を開始しました。
本記事では、LINE広告の動画視聴経由コンバージョンの概要や仕様変更を解説します。
動画視聴経由コンバージョンとは
LINE広告における動画視聴経由コンバージョンとは、動画広告を一定時間視聴したユーザーの購買や行動を広告成果として計測する仕組みです。
従来までの広告効果指標はクリック経由のみでしたが、アップデートにより動画広告を視聴したユーザーの購買や行動も含まれるようになりました。
動画視聴経由コンバージョンの定義
動画視聴経由コンバージョンの定義は以下の通りです。
- 動画広告を10秒以上再生(10秒以下の場合は再生完了)
- 計測の有効期間:3日間
仕様変更について
動画視聴経由コンバージョンの計測導入に伴い、LINE広告のレポート画面やパフォーマンスレポートの仕様が変更されました。
レポート画面に、クリック経由のコンバージョンと動画視聴経由コンバージョンを含む「◯◯(すべて)」の指標が追加されました。
クリックのみのコンバージョンを確認する場合は「◯◯(クリック)」の指標を選択してください。
なお、レポートの提供範囲は一覧画面のレポートとパフォーマンスレポートの一部のみです。
レポートの提供対象外は以下の通りです。
- パフォーマンスレポートの集計単位「OS」
- パフォーマンスレポートの集計単位「地域」
- パフォーマンスレポートの集計対象「配信先別」
- パフォーマンスレポートの集計対象「アプリ別」
補足事項
パフォーマンスレポート(CSVレポート)を用いて各ツールへ出力されている方やLINE Ads APIを利用されているツールベンダーの方は、仕様変更に合わせて下記対応をしましょう。
パフォーマンスレポートのサンプル
管理画面からCSV形式でダウンロードできるレポートのサンプルです。
LINE広告 パフォーマンスレポートフォーマット_動画視聴経由コンバージョン追加ver.1
※xlsxファイルとなっていますが、実際のファイルはCSVです。
※カラムの名称が変更になる可能性があります。
LINE Ads API仕様書
LINE Ads APIの詳細は下記よりご確認ください。
Reporting API
https://ads.line.me/public-docs/v3/3.10.5/reporting-general-partner#_ladm_v10_5_0_new_features
まとめ
LINE広告の動画視聴経由コンバージョンの概要や仕様変更を解説しました。
動画視聴経由のコンバージョンをうまく活用すれば、インプレッションやコンバージョンの増加が期待できます。
今後の広告運用にぜひお役立てください。