2024年7月17日(水)、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)の動的ディスプレイ広告において、「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する」機能が正式にリリースされました。
本記事では、β版からの変更点と注意事項を解説します。
商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する機能について
「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する」機能とは、動的ディスプレイ広告において、商品閲覧履歴のあるユーザーに加えて、商品閲覧履歴のないユーザーにも広告配信できる機能です。
商品閲覧履歴のないユーザーには、ユーザーのウェブサイト上での行動履歴や属性に基づいて商品広告を配信します。
これにより、広告効果の改善やコンバージョンの拡大が期待できます。
機能の詳細については、Yahoo!広告ヘルプを参照してください。
β版からの変更点
「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する」機能は、2023年11月15日よりβ版で提供されていました。
正式リリースで下記2点が改善されています。
- レコメンド精度の改善
- 商品セットの利用における改善
それぞれ解説します。
レコメンド精度の改善
レコメンド精度が改善されました。
β版ではEC業種の顧客に利用を推奨していましたが、今後は全業種の顧客に利用を推奨しています。
商品セットの利用における改善
商品セットの利用が改善されました。
β版では「デフォルト商品セット」の利用を推奨していましたが、配信可能な商品が限定されると良い成果を得られない可能性があります。
そのため、商品セットを利用した場合でも、商品セットを考慮した配信ができるようになりました。
注意事項
「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する」機能を利用するうえでの注意事項は下記です。
- キャンペーンエディターやYahoo!広告APIでの設定や変更はできない
- 同一広告グループで「商品閲覧履歴のあるユーザー/ないユーザー」の実績を分けて確認できない
なお、2024年冬頃には「商品閲覧履歴のあるユーザーのみ配信する」機能が提供終了の予定です。
引き続き商品閲覧履歴のあるユーザーを中心に配信したい方は、商品閲覧履歴のあるユーザーに絞ったオーディエンスリストを指定するなど、必要に応じたターゲティングに変更しましょう。
まとめ
「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する」機能の正式リリースに伴う、β版からの変更点と注意事項を解説しました。
β版からの変更点や注意事項を参考にして、今後の広告運用にお役立てください。