毎年5月に開催される「Google Marketing Live」。
第11回目の開催となる今回も、去年より注目されていた機能のアップデートや管理画面UIの変更など、様々な情報が発表されました!
今回は、Googleで広告運用をしていくうえで押さえておいた方が良いアップデートを紹介します。
今年のキーワードもやはり”AI”!
昨年に引き続き、やはりAIについてのアップデートが多く発表されています。
チーフオフィサーのフィリップ氏より、”Put Google AI to work for your business(Google AIをビジネスに活用しよう!)”というメッセージが伝えられ、昨年よりもさらに実践的な更新が行われたことが明らかになりました。
AIでの検索結果に広告表示
まずは生成AIの機能である「AI Overviews」にも広告表示ができるようになり、ユーザーが調べ物をしている間にも広告が出せるようになっています。
さらに「Googleレンズ」や「Circle to Search(囲って検索)」など、キーワードを入力せず視覚的にビジュアル検索をしたときにも広告を表示できるようになりました。
動画やアニメーション広告を生成
ファッション・アパレルのECサイトの運用においては、今回のアップデートは大きなイノベーションとなるでしょう。
Google AIのツールであるProduct Studioを使えば、1枚の商品画像からプロモーション動画や商品の画像を瞬時に作成できます。また、今後はメンズ、レディースともにバーチャル画面による試着も可能になるとのことです。
さらに、シューズのショッピング広告では画像を360度回転させてのプレビューが可能になると発表されています。
数ヶ月以内にはGoogle AIに数枚の商品画像を読み込ませるだけで、回転画像の作成が可能になるでしょう。
計測面でもAIは大活躍の見込み
ユーザーのためのビジュアル面の改善だけでなく、今後は
- 分析インサイトの提供
- クロスチャネル予算管理
- MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)の強化
など、分析や測定、マーケティングの面においてもAIの機能をフル活用できるようになりそうです。
Google広告の管理画面が新デザインへ変更
今回のGoogle Marketing Liveでは、インターフェース面でも大きな変更が発表されました。
特にナビゲーションメニューが画面の左側に集約され、
- キャンペーン:(分析、最適化、管理)
- コンバージョン:(定義、モニタリング、更新)
- ツール
- 料金:(費用と支払いの管理)
- 管理者
の5つのカテゴリーにページがまとめられるようになりました。
現在は新デザインと旧デザインを切り替えつつ使用ができますが、2024年8月30日よりすべてのインターフェースが新デザインへと切り替わります。
そのため、今のうちから新デザインに慣れておくと良いでしょう。
まとめ
去年まではまだ実験的なアイデアが多かった印象ですが、今年のGoogle Marketing Live2024ではAI関連の技術が躍進し、大きな話題を呼びました。
少ない枚数の商品画像からプロモーション動画を作れるようになったり、バーチャルによる試着ができたりと、より効果的にユーザーに働きかけることができるようになります。
Google広告を運用していくのであればぜひ活用したい施策が満載でしたね。
今回発表された機能は随時更新されていきますので、また引き続き紹介していきます。
ぜひ今後の広告運用にお役立てください。