Meta広告は2024年1月のアップデートを機に、旧版のキャンペーン目的の仕様変更を発表しました。
これにより、従来のキャンペーン目的を利用しているキャンペーンは今後配信ができなくなる可能性があります。
本記事では、旧キャンペーン目的の仕様変更に伴う対策を解説します。
旧キャンペーン目的とは
Meta広告には広告運用のパフォーマンスを高める「キャンペーン目的」が備わっています。
キャンペーン目的は元々11種類ありましたが、2022年のアップデートで現在は6種類に統合されました。
詳細は以下の通りです。
現在のキャンペーン目的 | 従来のキャンペーン目的 |
---|---|
売上 | カタログ販売、コンバージョン |
リード | リード獲得、メッセージ、コンバージョン |
エンゲージメント | エンゲージメント、動画の再生数アップ、メッセージ、コンバージョン |
アプリの宣伝 | アプリのインストール |
トラフィック | トラフィック |
認知度 | ブランドの認知度アップ、リーチ、動画の再生数アップ、来店数の増加 |
キャンペーンの目的によって配信できる広告メニューが異なります。
そのため、広告配信の目的に応じて使い分けるのがポイントです。
また、一度キャンペーン目的を選択すると途中で変更することはできません。
変更したい場合は新しいキャンペーンを作り直す必要があるため、慎重に設定するようにしましょう。
今後の対策について
旧版のキャンペーン目的の仕様変更に伴う対策は以下の2つです。
- 旧版のキャンペーン目的を利用しているかの確認
- 最新版のキャンペーン目的に更新
それぞれ解説します。
旧版のキャンペーン目的を利用しているかの確認
旧版のキャンペーン目的を利用しているかは下記手順で確認できます。
- Meta広告の管理画面にログイン
- 「キャンペーン」タブで確認したいキャンペーンのチェックボックスにチェック
- 「編集」をクリック
- 「キャンペーン詳細」に記載されている内容を確認
旧版のキャンペーン目的を利用している場合は、「キャンペーンの詳細」でキャンペーン目的を更新するようにアナウンスされます。
最新版のキャンペーン目的に更新
旧版のキャンペーン目的を利用している場合は、以下の手順で最新版に更新しましょう。
- Meta広告の管理画面にログイン
- 「キャンペーン」タブで確認したいキャンペーンのチェックボックスにチェック
- 「編集」をクリック
- 「キャンペーン詳細」に記載されている内容を確認
- 「キャンペーン複製」をクリック
- 複製の確認後、「キャンペーン詳細」から最新版のキャンペーン目的を選択
- 「公開する」をクリック
上記設定が完了したら、複製元となる旧キャンペーン目的の停止(削除)を必ず行いましょう。
まとめ
Meta広告における旧キャンペーン目的の仕様変更に伴う対策を解説しました。
従来のサービスを利用し続けていると予期せぬ影響が起こり、機会損失や信用の低下につながるリスクもあります。
旧版のキャンペーン目的を利用している方は、これを機に最新版に更新しておきましょう。