数秒から数分のショート動画をシェアできる「TikTok」。10代~20代の若い世代に人気のSNSです。
そんなTikTokで広告運用をしている企業や、これからしたいと考えている企業は多いでしょう。
広告運用の成果をより効率よく出すには、丁寧な分析が欠かせません。
そこで本記事では、TikTok広告の分析に役立つアナリティクスタブの主な機能を解説します。
TikTok広告のアナリティクスとは
TikTok広告のアナリティクスとは、TikTok広告の運用状況を分析できる無料のツールです。
TikTok広告マネージャー上部にある「アナリティクス」タブからアクセスできます。
TikTok広告のアナリティクスタブの主な機能
TikTok広告のアナリティクスタブでは、主に次の5つの機能を活用できます。
- カスタムレポート
- アトリビューション分析
- オーディエンスインサイト
- クリエイティブインスピレーション
- 動画インサイト
それぞれ解説します。
カスタムレポート
カスタムレポートは、広告運用者が知りたい指標を自由にカスタムして表示できる機能です。
知りたい指標をグラフや表などに可視化することで、運用成果のパターンや傾向を掴みやすくなります。
広告の詳細項目を指す「ディメンション」と、数値の指標を指す「データ指標」の2つを軸として作成が可能です。
カスタムレポートを作成することで、広告運用者が分析したいデータをいち早く見られるため、分析の効率化を図れるでしょう。
アトリビューション分析
アトリビューション分析では、クリックスルーアトリビューション(CTA)とビュースルーアトリビューション(VTA)別で、コンバージョンに至るまでの期間を確認できます。
CTAは、ユーザーがTikTok広告をクリックしてコンバージョンが完了したときに計測される数値です。
一方VTAは、TikTok広告をクリックしていないユーザーが、別の経路でコンバージョンを完了したときに計測される数値を指します。
アトリビューション分析は、確認したい広告キャンペーンや広告グループ、期間などを選択することで、設定しているイベントごとに分析が可能です。
オーディエンスインサイト
オーディエンスサイトは、ユーザーの興味関心などのオーディエンス情報を調べられる機能です。
オーディエンスフィルターを設定することで、国や言語、年齢、性別などの細かい属性ごとに分けてオーディエンス分析ができます。
オーディエンスフィルターで設定できる項目は以下のとおりです。
- ロケーション
- 言語
- 年齢
- 性別
- 興味関心
- デバイスのOS
また、アカウントにカスタムオーディエンスを設定している場合は、オーディエンス情報の内訳を確認できます。
クリエイティブインスピレーション
クリエイティブインスピレーションは、トップ広告やトレンドを探せる機能です。
トップ広告では、TikTok広告の中でも効果の高い広告を探せます。自社の広告アカウントではなく、世界中の広告アカウントが対象です。
国や業種に絞って検索できるため、自社に近いサービスを提供している効果の高い広告を見つけられます。
また、トレンド発見では、TikTokで人気のハッシュタグやトレンドを知ることが可能です。
トップ広告やトレンドを知ることで、自社の広告運用の改善に役立てられるでしょう。
動画インサイト
動画インサイトは、広告単位での分析に特化した機能です。
動画ごとのインプレッション数、クリック数、コンバージョン数が見られるほか、「トレンド分析」と「比較分析」が可能です。
トレンド分析では、指定期間ごとの各指標のトレンドラインが確認できます。
比較分析では、CTRと総コストの2つを軸にして、動画の成果を比較することが可能です。
動画インサイトを活用することで、動画ごとのおおよその成果を把握できます。
まとめ
TikTok広告のアナリティクスについて解説しました。
TikTok広告のアナリティクスを積極的に活用することで、広告運用の分析の幅がより広がります。
無料で、さらにツール自体も使いやすい仕様となっているため、使わない手はないでしょう。
アナリティクス機能を活用して、より効果的なTikTokの広告運用を目指してください。