2024年2月19日(月)、LINEヤフー株式会社はYahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)のキャンペーンにおいて、1日に発生したコストの請求対象の仕様を変更しました。
本記事では、仕様変更の概要と注意点を解説します。
仕様変更の概要
LINEヤフー株式会社は、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)のキャンペーンにおいて、1日に発生したコストの請求対象を下記に変更しました。
- リリース前:120%まで
- リリース後:200%まで
上記変更に伴い、「1ヶ月の請求限度額」も新設しました。
なお、「1ヶ月の請求限度額」は、原則として「1ヶ月の予算×当月の日数」で算出されます。
詳細については、Yahoo!広告の広告配信により発生したコストの請求対象についてよりご確認ください。
仕様変更のメリット
仕様変更前までは1日の予算を消化しきれない日が続くと消化したい予算を多く余らせることがありました。
しかし、今回の仕様変更によって、広告効果が高く見込まれる日に消化しきれない予算を分配しやすくなりました。
また、1ヶ月の請求限度額が設定されたことで、予算の消化しすぎを防ぐこともできます。
注意事項
ほとんどのキャンペーンでは大きく配信挙動が変わりませんが、以下のようなキャンペーンは必要に応じて運用の見直しをご検討ください。
- 「1日の予算」を超過したコストが発生する日が頻発しているキャンペーン
- 「1日の予算」を消化し切れない日が頻発しているキャンペーン
影響と対策は、下記を参考にしてください。
キャンペーン | 影響 | 対策 |
「1日の予算」を超過したコストが発生する日が頻発している | ・「1日の予算」を大きく超過したコストが発生した場合、別の日の広告表示が減る可能性がある ・月の途中で1ヶ月の請求限度額に達して掲載が停止する可能性がある | ・「1日の予算」が少ない、または予算に対しての入札価格が高すぎる可能性があるため「1日の予算」の増額を検討 ・月の途中で1カ月の請求限度額に達しそうな場合は「1日の予算」を更新する |
「1日の予算」を消化し切れない日が頻発している | 広告表示が多く見込める日に「1日の予算」を大きく超過したコストが発生する可能性がある | ターゲティングの設定が狭い可能性があるため最適化提案が表示されている場合は広告の配信対象を広げることを検討 |
まとめ
Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)におけるキャンペーンコストの請求対象の仕様変更を解説しました。
今回の仕様変更によって、今まで消化できなかった日の予算をより効果が見込まれる日に消化しやすくなります。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。