Instagramなどで、一つのスペースに数枚の画像をスライドさせて表示する広告を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
このタイプの広告は「カルーセル広告」と呼ばれ、複数の画像や動画を一連のコンテンツとして提示できるのが特徴です。
カルーセル広告の活用によって、商品やサービス、ブランドの魅力を多角的に伝えることができます。
今回は、Instagramのカルーセル広告について、概要や出稿規定、作成・設定方法をご紹介します。
Instagramのカルーセル広告とは
Instagramのカルーセル広告は、スワイプやクリックでいくつかの画像や動画を見ることができる広告形式です。
視覚的魅力と情報量のバランスを兼ね備えており、商品やサービスを効果的に紹介するのに最適だと言えます。
Instagramでのカルーセル広告は、ホーム画面に表示される「フィード」または、タイムラインとは別に写真や動画を投稿できる「ストーリーズ」に出稿が可能です。
カルーセル広告の出稿規定
Instagramでのカルーセル広告の出稿には、サイズや長さなどさまざまな規定があります。
カルーセル広告で利用できる画像ファイルは、JPEGまたはPNG形式です。
また、動画ファイルの場合は、MP4やMOV、GIF形式が利用できます。
画像ファイルのサイズは最大で30MBまで、動画ファイルのサイズは最大で4GBまでです。
Metaで定められているカルーセル広告のデザイン仕様は、次の通りです。
| カルーセルカードの数 | 2枚～10枚（フィード）、2枚～3枚（ストーリーズ） |
| アスペクト比 | 1:1（フィード）、9:16（ストーリーズ） |
| 解像度 | 1080×1080ピクセル（フィード）、1080×1920ピクセル（ストーリーズ） |
| 動画の長さ | 60秒以内（フィード）、15秒以内（ストーリーズ） |
カルーセル広告の最後の画像や動画には、ユーザーに特定の行動を促せるCTA（コール・トゥ・アクション）の設置が可能です。
CTAのテキストは、最大20文字までとなっています。
カルーセル広告の作成・設定方法
Instagramでカルーセル広告を作成・設定する場合、まずはFacebookアカウントと連携する必要があります。
下記の手順で行いましょう。
- Facebookアカウントを開設する
- Instagramのプロフィール画面から「プロアカウントに切り替える」を選択し、ビジネスアカウントを選んでFacebookと連携させる
- アカウント情報を入力する
次に、カルーセル広告を次のように作成・設定していきます。
- 「広告を作成する」をクリックし、広告出稿する目的（ブランド認知、トラフィックの増加、コンバージョンなど）を選択する
- キャンペーン名・広告セットの名前を入力し、予算やスケジュールを設定する
- 広告フォーマットは「カルーセル」を選び、広告の外観を設定する
- カルーセル広告に使用する画像や動画をアップロードする
- 各画像や動画にキャプションを追加し、順序を決定する
- リンク先のURLやターゲットオーディエンスを設定する
- 広告の予算とスケジュールを設定する
まとめ
今回は、Instagramのカルーセル広告について、概要や出稿規定、作成・設定方法を紹介しました。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。
