多くのECサイトではGoogle広告を活用して集客を行っていますが、Google広告では広告経由の売上データを計測し、広告の費用対効果を把握できるシステムがあります。
そこで本記事では、Google広告で売上を計測する方法を解説します。
売上計測に必要なもの
Google広告で売上計測するためには、以下が必要です。
- Googleアカウント
- Google広告コンバージョントラッキング設定
- コンバージョントラッキング用のコードを設置するウェブサイト
- ウェブサイトのコードの編集権限
Google広告コンバージョントラッキング設定は、トランザクション固有の値を測定するコンバージョンアクションを1つ以上設定する必要があります。
設定していない場合は、コンバージョンアクション作成とGoogleタグ設定をしてください。
売上計測の設定
Google広告で売上計測をするには、コンバージョンタグの調整が必要となります。
Google広告のコンバージョンタグは、「Googleタグ」と「イベント スニペット」の2つで構成されており、売上計測をするには「イベント スニペット」を調整します。
イベント スニペットの設定方法は、下記赤色の部分の数字が記載された箇所に売上金額を入力することで、広告経由の売上金額を計測できるようになります。
<!– サンプルのコンバージョン ページ用のイベント スニペット –>
<script>
gtag(‘event’, ‘conversion’, {‘send_to’: ‘AW-123456789/AbC-D_efG-h12_34-567’,
‘value’: 123.05,
‘currency’: ‘USD’
});
</script>
ただし、注文や購入ごとに売上金額が変動するECサイトでは、事前に売上金額の入力ができないことがあります。
そのため、売上金額が変動するECサイトの売上計測をするには、売上金額の変動に対応する変数の入力が必要ですが、変数入力はECサイトのサーバーシステムの設定によって異なるので、ECサイトのカートシステムを確認したうえで設定するようにしてください。
イベント スニペットを設定したら、最後にコンバージョンアクションで「コンバージョンごとに異なる価値を割り当てる」を設定します。
デフォルトの値は「0」ですが、コンバージョン値の設定をしないと正確な売上計測ができないので、注意しましょう。
まとめ
Google広告における広告経由の売上計測方法を解説しました。
広告経由で売上計測できれば、広告の費用対効果を把握でき、より効果的な広告運用ができるので、ぜひ活用してみてください。
