Yahoo!広告には、MCC(マイクライアントセンター)アカウントというツールが用意されています。
本記事では、このMCCアカウントについてご紹介します。
MCCアカウントについて
MCCアカウントとは、Yahoo!広告の複数のアカウントを一元管理できるツールです。
このツールを活用することによって、より効率的な広告運用を行うことができます。
MCCアカウントでできることとは?
MCCアカウントを活用することで、以下のようなことができるようになります。
- 複数の広告アカウントをまとめて管理できる
- レポートの作成が便利になる
それぞれ詳しく説明します。
複数の広告アカウントをまとめて管理できる
例えばA・B・Cの3つの広告アカウントを持っている場合、3つ全てを1つのMCCアカウントでまとめて管理することができます。
この場合、A・B・Cそれぞれの広告アカウントごとに権限を付与する必要はなく、MCCアカウントへの権限を付与するだけで配下のアカウント、つまりA・B・C全ての広告アカウントにアクセスが可能になります。
そのため、ユーザー管理や関係者へのデータ共有が便利になります。
また本来であればオーディエンスリストは、A・B・Cの各広告アカウントそれぞれのキャンペーンや広告グループでしか利用することができません。
しかしながらMCCアカウントで一括して管理することで、A・B・Cの全ての広告アカウント間でオーディエンスリストを共有することができるようになります。
レポートの作成が便利になる
MCCアカウントを活用することで、複数の広告アカウントを横断するレポートの作成もできるため、レポート作成が便利になります。
具体的に作成できるのは、以下のレポートです。
コンバージョン経路レポート
コンバージョン経路レポートとは、コンバージョンに至ったユーザーがアクセスしたキャンペーン経路を確認することができるレポートです。
横断リーチレポート
横断リーチレポートでは、キャンペーンやキャンペーンの目的別にクリック回数およびコンバージョンしたユニークユーザー数を確認することができます。
まとめ
本記事では、複数の広告アカウントを一元管理しユーザー管理やオーディエンスリストの共有ができるようになるYahoo!広告のMCCアカウントについてご紹介しました。
一度作成したMCCアカウントは削除できないなど注意すべき点もありますが、MCCアカウントを活用することで効率的な広告運用ができるようになります。
まだMCCアカウントを活用していなければ、ぜひこの機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。