広告を運用するにあたって、広告の掲載順位を意識される方も多いと思います。実は、入札金額が高いだけでは広告の掲載順位を上げることはできません。
掲載順位の上部である目立つ場所に広告を掲載させるには、入札金額にプラスして広告の品質が重要です。
本記事ではYahoo!広告を運用する際に重要な広告の品質について基本的をおさらおしていきます。
広告の品質とは
広告の品質とは、インターネットユーザーに対する広告の実用性や利便性を評価するものです。
キーワードなど一つの要素ごとに判断されるものではなく、Yahoo!広告では広告オークションに参加するたびに、以下のような要素を加味しリアルタイムに判断されます。
- 推定クリック率
- 表示URLの過去のクリック率
- 広告文と検索クエリーの関連性
- 広告が掲載される地域別の掲載実績
- インターネットユーザーの検索クエリー
- PCやスマートフォンなど、各種デバイスでの広告掲載実績
- ランディングページの利便性、など
このうちランディングページの利便性は、2022年に新しく追加された要素です。
ランディングページとは最終リンク先URLに設定されたページを指し、広告をクリックしたユーザーにとって利便性が高いかどうかが評価されます。
広告の品質が影響を与えるもの
広告の品質は、以下のものに影響を与えます。
- 広告の掲載順位
- クリック単価
- 広告表示オプションの有無や表示方法
一つずつ説明します。
広告の掲載順位
検索広告では広告が表示されるたびにオークションが行われ、オークションランクが高い順に広告が掲載されます。
Yahoo!広告では、オークションランクは入札価格と広告の品質をベースとし決定されるため、広告の品質が低い場合は掲載順位が下がってしまうばかりか、掲載自体がされなくなってしまう可能性があります。
クリック単価
広告のクリック単価は広告グループやキーワードに設定した入札価格および広告の品質をもとに確定します。
そのため広告の品質を向上させることで、クリック単価を抑えた運用を行うことができます。
広告表示オプションの有無や表示方法
広告表示オプションとはタイトルや説明文、表示URLなど以外の情報を検索広告の下部に追加し表示できる機能です。タイトルや説明文だけでは表現しきれない情報、電話発信リンクなどを追記することが可能です。
広告表示オプションの有無や表示方法は、Yahoo!広告の場合、広告の品質や広告の掲載順位などを考慮し決定されるため、広告の品質が低い場合には表示されないケースもあります。
まとめ
本記事ではYahoo!広告を運用するにあたっての、広告の品質についてご紹介しました。ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。