2023年6月、GoogleはGoogle広告エディターバージョン2.4をリリースしました。本記事では、アップデートに伴う新機能の追加と廃止された機能の概要を解説します。
新機能の追加と変更点
Google広告エディターバージョン2.4では、下記7点の新機能が追加されました。
- 動画アセットの管理
- 複数のアカウント表示
- Googleドライブの統合
- 予約投稿
- 商品グループとリスティンググループの編集
- 動画拡張のオプトアウト
- ダウンロード機能の強化
動画アセットの管理
アカウントで利用しているすべての動画アセットが、Google広告エディターで管理できるようになりました。
左下のタイプリストより、共有ライブラリ＞アセットライブラリ＞動画で確認ができます。
また、動画のピッカーを導入すれば、各動画のメタデータ（サムネイル、タイトル、チャンネル名、再生時間）を表示できます。
複数のアカウント表示
従来のGoogle広告エディターでは一度に1つのアカウント表示しかできませんでした。
しかし、今回のアップデートによって、「概要」から複数のアカウントをまとめて表示できるようになりました。
Googleドライブの統合
Googleドライブが統合されたことで、エディターはGoogleドライブへのエクスポートまたはGoogleドライブからのインポートをサポートできるようになり、ドライブ内のファイルを他のユーザーと共有しやすくなりました。
ただし、今回のリリースではGoogleスプレッドシートはサポートされていません。
予約投稿
Google広告エディターからスケジュールを設定して、指定した時間に投稿できるようになりました。
ただし、予約投稿をする際はパソコンの電源をつけたままにしてエディターを開いておく必要があります。
商品グループとリスティンググループの編集
従来までは、「商品グループ」と「リスティンググループ」の編集操作はCSVインポートでした。
しかし、今回のアップデートにより、Merchant Centerの商品フィードを利用したキャンペーンでは、エディタ―内のダイアログで追加および変更ができるようになりました。
動画拡張のオプトアウト
動画キャンペーンの動画拡張機能を有効または無効にする設定が追加されました。
この機能によって、意図しない動画加工などをオプトアウトすることができます。
ダウンロード機能の強化
ダウンロードでは、以前ダウンロードしたキャンペーンや選択したキャンペーンに加え、「商品アイテムタイプ」を選択できるようになりました。
また、これらの3つの選択肢すべてを組み合わせてダウンロードをスケジュール化することもできます。
廃止された機能
ここでは、アップデートによって廃止された機能を2つご紹介します。
- YouTubeネットワーク
- 地域ターゲティング/除外方法
YouTubeネットワーク
すべての動画キャンペーンがYouTube検索ネットワークとYouTube動画ネットワークをターゲットとするようになったため、エディタ―から削除されました。
地域ターゲティング/除外方法
地域ターゲティングはほとんどが非推奨となり、ファインドキャンペーンのみ許可されています。
また、トレンドケアの除外方法は、検索、ディスプレイ、ショッピング、P-MAXでは許可されません。
まとめ
Google広告エディターバージョン2.4の新機能と変更点を解説しました。
今回のアップデートでさらなる進化を遂げたGoogle広告エディターですが、今後も新たな機能が追加されていくので、遅れをとらないようにこまめに動向をチェックしていきましょう。
