Yahoo!広告では、ディスプレイ広告(運用型)におけるレスポンシブディスプレイ広告のタイトル別・説明文別レポートの提供を2023年6月28日からスタートしました。
本記事では、その概要について紹介します。
タイトル別・説明文別レポートの概要
レスポンシブディスプレイ広告とは、広告主が提供するアセット(画像、動画、ロゴ、タイトル、説明文など)を元に、Yahoo! JAPANが自動的に最適な組み合わせを生成する広告フォーマットのことです。
このレスポンシブディスプレイ広告のパフォーマンスレポートは、これまでメディア単位の実績値のみが出力できる仕様になっていました。
しかし、今回メディアに加えてタイトル、説明文単位の実績値の出力もできるようになっています。
今回のアップデートにより、設定したレスポンシブディスプレイ広告の中で、より広告効果の高いアセットの組み合わせの把握が可能になります。
アセットの組み合わせごとの実績をレポートに出力する場合
アセットの組み合わせごとの実績値を確認したいときは、パフォーマンスレポートで以下の出力項目を追加しましょう。
- 「メディアID」または「メディア名」
- 「タイトル」
- 「説明文1」
「メディアID」または「メディア名」は分割項目から、その他は基本項目より追加できます。
また、パフォーマンスレポートの項目に「メディアID」「タイトル」「説明文1」を追加しない場合、これまで同様、合算値が表示されます。
注意点
アセットの組み合わせごとの実績レポートを利用する場合には、以下の点に注意しましょう。
- タイトル、説明文単位の実績値は、2023年4月12日以降のデータで確認可能
- 削除済みでもパフォーマンスレポートに反映される
- 削除済みと同じ内容を再登録し配信した場合、パフォーマンスレポートでは同一のものとして集計される
もしアセットを別のものとして集計したい場合は、レスポンシブディスプレイ広告を新しく追加するなどの対応が必要です。
まとめ
今回はYDAのレスポンシブディスプレイ広告のパフォーマンスレポートにおける、タイトル別・説明文別レポートについて紹介しました。
これまではメディア単位の実績値のみでしたが、今回のアップデートによりメディアに加えてタイトル、説明文単位の実績値の出力が可能になります。
今回のアップデートにより、広告効果の高いアセットの組み合わせごとの実績が把握できるようになったため、配信効果の分析の精度アップにも役立ちそうです。 ぜひ今後の広告運用にお役立てください。