Metaは、2023年のIAB Newfrontsにて、リールとFacebookストーリーズにAR広告を導入することを発表しました。
IAB Newfrontsとは、アメリカの伝統的なTV業界の広告枠先行販売イベントであるアップフロントを模して、米国IABが主体となり毎年開催しているデジタルコンテンツのプレゼンと先行販売のイベントです。
本記事ではその概要について紹介します。
そもそもAR広告とは?
ARとは Argument Reality (拡張現実)の略で、スマートフォンやタブレットのカメラなどを通して、現実を仮想的に拡張する技術のことを指します。
AR広告はこの技術を活用した体験型の広告ということです。
AR広告には、従来のWeb広告に比べてユーザーに与える不快感を減らし、体験型のためユーザーの印象に残りやすいという特徴があります。
アップデートの概要
AR広告は現在、Facebookフィード、Instagramフィード、Instagramストーリーズで利用可能ですが、新たに以下の機能で、AR広告が導入されます。
- Instagramリール
- Facebookリール
- Facebookストリーズ
Metaはより簡単にAR広告でユーザーにリーチできるようにするため、全世界に向けて段階的にリリースするとのことです。
また、Metaの調べでは、ARエフェクトを含むキャンペーンの方がそうでないキャンペーンよりもパフォーマンスが高く、87%の割合で18~24歳のリーチを獲得できたと述べています。つまり、AR広告はZ世代のユーザーを中心に広告のパフォーマンスを高めることができるということが分かります。
FacebookとInstagramで多く利用されているリールやストーリーズで没入感のあるAR広告を配信可能にすることで、ユーザーへのリーチ拡大、キャンペーンパフォーマンスの向上にも期待できるでしょう。
まとめ
今回は、Metaが発表したAR広告の配信先追加について紹介しました。 新たにAR広告が配信先が追加されるのは、Facebookリール、Instagramリール、Facebookストーリーズと若い世代を中心によく利用されている機能です。