Web広告を運用する場合、コンバージョンの計測は欠かせないものです。
Facebookは実名制のため、広告運用についても細かなターゲティング設定ができ、その分商品・サービスの購入、申込みといったコンバージョンの効果を高めることができます。
コンバージョンの数値やデータの計測は、「Facebookピクセル」を設定することで可能になります。
また、Facebookピクセルを活用してコンバージョン効果を計測するのが「標準イベント」という機能です。
今回は、Facebook広告のコンバージョン計測に必要な「標準イベント」「Facebookピクセル」についてご紹介します。
Facebook広告の標準イベントについて
Facebook広告の「標準イベント」とは、コンバージョン計測のための機能のことを指します。
コンバージョンは、自社商材の購入やサービス申し込みだけなく、ユーザーがサイトを訪問した場合でもカウントされます。
イベントとして設定することで、サイトを訪れたユーザーがどういった行動を取ったのか、といったコンバージョン効果の計測が可能です。
コンバージョン効果を計測するには、通常タグやコードを発行して対象のページ内に設置する必要がありますが、Facebook広告では決められたコードが標準イベントとして用意されているため、大変便利です。
Facebookピクセルとは?
Facebook広告の標準イベントを設定するには、「Facebookピクセル」という専用のコンバージョン計測コードの発行が必要です。
FacebookピクセルはJavaScriptコードの一種で、ベースコードの中に対象となる標準イベントのコードを埋め込むことで計測が可能となります。
また、Facebookピクセルで計測された数値やデータはFacebook上で保存されるため、Facebook広告経由のユーザーに対するリマーケティングやリターゲティング、カスタムオーディエンスの作成などにも役立ちます。
Facebookピクセルは、次の3つの要素で構成されています。
- ウェブサイト元のコード
- Metaピクセルベースコード
- 標準イベントコード
標準イベントコードは、Facebookにてデフォルトで用意されているイベントのコードで、対象のコードを選定してベースコードに追記するだけで計測や最適化に役立てることができます。
Facebookの管理画面からURLベースで設定でき、コードの記述は必要ありません。
また、さまざまな標準イベントが用意され、イベントごとのパラメータも多いため、配信設計の際は、それぞれのイベントでの使い方やイベントでどの変数が必要なのかといった点をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
まとめ
今回は、Facebook広告のコンバージョン計測に必要な「標準イベント」と「Facebookピクセル」について紹介しました。
今後の広告運用にぜひお役立てください。