2023年5月23日（米国時間）、Google Marketing Live 2023において、広告への生成AIの活用を発表しました。
Googleは、かねてよりGoogle広告においてAIを活用しており、長年にわたって広告運用に関わる時間をAIで効率化、利益率の最大化に貢献してきました。
今回、新たな生成AIの進化により、広告運用におけるマーケティング活動において、AIを中心に据えた方法へと変化させる機能が紹介されています。
参考：Google Japan Blog｜AI による新たな時代の Google 広告
本記事ではその概要についてご紹介します。
対話型のAIチャット機能による検索キャンペーンの自動生成
Google AIの活用により、検索キャンペーンの自動生成が可能になります。
この機能は、2023年7月からテスト開始され、2023年後半には利用可能になるとのことです。
自動生成機能により、検索キャンペーンの作成画面でランディングページのURLを入力すると、以下のアセットが生成されます。
- キーワード
- 広告見出し
- 説明文
- 画像アセット
広告運用者は、生成されたアセットに対してチャット形式でフィードバックを行うことができ、これに基づきGoogle広告は新たなアセットを生成する仕組みです。
P-MAXにおいてもアセット自動生成が可能に
Google検索やYouTube広告など、Googleのサービス横断でキャンペーン展開が可能なP-MAXでもGoogle AIを活用したアセット自動生成が提供される予定です。
この機能の一部は、第一言語が英語である国の広告主に対して、2023年後半より開始予定とのことです。
P-MAXの自動生成は、Webサイトの情報を提供するだけで、Google AIが広告主のブランドを学習し、キャンペーンに適切なテキストや他のアセットを自動生成する仕組みになっています。
さらに、AIが新しい画像を生成し、広告主に提案するため、広告主は幅広いフォーマットを活用し、多くのユーザーに情報を届けることができるようになるとのことです。
また、検索キャンペーンと同様に、Google広告にチャット形式でフィードバックができます。
まとめ
ChatGPTの登場により、生成AIブームは加速しました。
すでにGoogle検索においても、生成AIによる検索結果を表示するサービスを米国でスタートしており、Google検索で表示される広告においても生成AIによる検索結果をもとにして、広告表示を最適化しているとのことです。
Google広告の生成AIによる自動生成が加わることで、今後の広告運用をより効率的に最適化してくれることでしょう。
