Google は2023年3月29日のブログ「広告の透明性について(Ads Transparency Center)」の立ち上げを発表しました。
※参考:Google Japan Blog|透明性を高める「広告の透明性について」
本記事では、その概要を紹介します。
「広告の透明性について」の概要
「広告の透明性について」は、ユーザーに良い広告体験を提供するための取り組みの一つです。
ユーザーが「広告の透明性について」を利用することで、表示される広告の内容やターゲティングの理由、広告主の情報などが確認できます。
これにより、ユーザーは自身が関連する広告を選択したり、不要な広告をブロックしたり、信頼できる広告主であるかを判断することが可能になるのです。
「広告の透明性」で確認できる内容
ユーザー体験を最優先に考え設計された「広告の透明性について」では、適格性が確認されている広告主が配信するすべての広告の検索や、Googleが表示する広告に関する正しい情報にワンストップでのアクセスが可能です。
「広告の透明性について」で確認できる内容は以下の3つです。
- 広告主が過去に掲載した広告
- 特定の地域で表示された広告
- 広告が最後に掲載された日や広告フォーマット
確認方法については、次の項で紹介します。
「広告の透明性」の確認方法
「広告の透明性について」で直接確認できるほか、以下の方法で確認可能です。
広告の横にある3つの点のメニュー>「マイ アド センター」に入る>「他の広告を表示」のリンクをクリック
ユーザーが、気になる広告主名やキーワードを入力すると、その広告主についての情報を確認できます。
まとめ
Googleは、「ユーザー保護に向けてより安全で信頼性が高く、説明責任を果たせる広告体験の実現に努める」としています。
「広告の透明性について」の利用は、今後世界中に段階的に展開していく予定とのことです。
これを機に「自社で配信している広告はユーザーにとって有益な広告となっているか」など、見直してみるのもよいかもしれません。